サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

会社で改革者になってはいけない。もし、やるならば、、、。

2017年03月16日 07時14分02秒 | 日記
「改革者になってはいけない」「この会社では静かにしてたほうが得だ」世の中の会社で、そんな声を聞くことがございます。

司馬遼太郎の『花神』他では、吉田松陰→高杉晋作→大村益次郎の系譜を掲げ、思想家⇒革命家⇒制度を構築する官僚と言う流れを見ることができますが、三人とも非業の死を遂げます(高杉は病死ですが)。

ビジネス書で、盛んに勇ましい言葉が挙がりますが、それに乗っかって「さぁ、わたしも」なんていうのは止めた方がいいかも。特に、伝統的な会社、組織で動く会社では。。。

「それじゃ、会社がおかしくなるではないか」というご意見はわかります。
会社員として改革者を実践するならば、経営者の指示に基づくものでないと、安心してできません。

その際、経営者はひとりではないことを肝に銘じておくことです。
社長が賛成しても、他の役員が結託して社長を孤立させ、改革者を抹殺することがあります。とくに、サラリーマン社長なんて、風見鶏でなったような人もいます。まぁ、うまいのなんのって。表では改革者を煽てて適当に泳がせ、他の役員との関係や、改革が上手くいかなかったら「反逆者」のレッテルを貼り、脇に追いやる。

これくらいの芸当ができなければ、サラリーマン社長にはなれませんよ。

今の日本企業に改革は必要です。ならば、改革者が生き残るためにはどうするか。
それは、改革者に賛同する役員が指揮する部門で、小さな成功体験を重ねることです。
色々な役員がいるのに、そこをすっ飛ばして社長とやるのは愚です。

そして、仮に成功しても、その成功は自分の力であるということを言わないことです。
「手柄は人に譲れ」ですね。


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