サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「業務の細分化」と「コミュニケーション」の関係

2017年03月11日 08時07分15秒 | コミュニケーション
人を育てるのは難しい。というより、人を育てる限界があります。OJTは、OJTをする人の範囲でしか指導できないという限界です。

業務の細分化により、教えられることが限られる。OJTの範囲が限定されたように思います。

だから、部下育成していないというより、「教えられる範囲が狭くなった」ということではないかと思うのです。

問題は、そけぞれの社員の業務の範囲が狭まったことで、業務と業務の間をつなげる仕事。ここが抜けてしまうことです。以前なら一人の人間の頭の中で展開されましたが、今は業務と業務をつなげるインターフェースの仕事が必要となります。

これ、インターフェースすればいいではないかと思うのは早計。業務が細分化されて怖いのは、誰にインターフェースしてよいのか分からないという現象が起きていることです。

「まさか、そんなこと」と思うかもしれないが、業務をスタンドアローンで考える人には、プロセス
を苦手とする。

コミュニケーションをよくするために対話を促進する研修もよいのですが、仕事の幅を広げることの方が、より有効なのではないかなと思うのですが。。。