サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

今日もゾメタ

2007年12月18日 | 炎症性乳がん
 昨日は、午後から娘の個人懇談だった。

まぁ、「学業の方も友人関係も問題なしです。」
と言われ、ほっと一安心。

それでも、「娘さん、手を挙げないんですよね~。」と
半ば諦め気味に話す先生。

「でも、辞書で何かを調べてというと、一番先に手を挙げるんですよ。」と笑っておられた。
(やっぱり…。だって、辞書は間違いないですもん。

娘に聞くと、自分の意見は間違いがあるかもしれないので
言わないのだそうだ。
はぁ~とため息。

でも、近頃は、ひとりぼっちになっている友人に
そっと寄り添うように近づいて行って声をかけているそうだ。
(そっか、ちょっとは大人になったか…。

夕飯時に、パパにこの話をすると照れくさそうにしていた。
(私が辛そうにしていると、いつの間にかちょこんと横に座っている。
ママは、そんな優しい○○が大好きだよ!)

最近、娘は私たちの寝室で寝ている。
まさに川の字…。でも、いつまで?(笑)

朝、「行ってきま~す!」と出て行った娘の足下を見ると、
昨日していた宿題…。
今日もリビングに忘れていってしまった…。




 今日は、2週間に一度のゾメタの点滴の日。
もうかれこれ、何度しているのか…。

私の胸に入れているリザーバーも
もうすでに5年を経っても元気!
福井の看護師さんによると5年前は
私の体の中に入れてある小さい赤ちゃん用のリザーバーを
使う事もなかったということだった。

N病院のI先生は、私の事を考えて
Tシャツなどを着た時にあまり目立たないように
小さいものにしてくれたようだった。
ほんのちょっと気遣いだろうが、
今となったら、本当に有り難い事だ。

I先生にそう言うと、照れていた。
それより、リザーバーは血栓を起こすとすぐさま
抜去しなきゃいけなくなる。
でも、今のところは血栓も感染も起こさず、
どうにか2週間に一度の点滴も
難なくやりこなせている事を喜んでいた。

それと、このところ気になっている私の病理の事。
手術は、もう5年以上も前の事なので
その時のカルテもあるかどうかわからない。

ブログを始めた事をI先生に話すと
「それは、皆さんの励みになりますね!」と
大いに喜んでくれた。
そして、「探してみましょう!」と約束してくれた。

いつも思う事なのだが、この先生もいつも私の治療に
伴走してくれている。
福井のK先生の謙虚さも好きだが、
人情たっぷりのこのI先生にも
最後までおせわになるだろう。

今日もゾメタの点滴のためリザーバーに針を刺す。
15分で終了。

「カルテの件、よろしくお願いします!」と診察室を後にする。

今日の会計は、\12,690
フェマーラ(お正月をまたぐので3週間分)の薬代が¥4,680也。

そして、私はハンドベルの練習に急ぐ。




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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
優しいですね。 (りさ)
2007-12-18 20:10:44
お嬢さん、優しいですね。
何だか、心が暖かいですね。
母の気持ちに、寄り添っていますね。
元気でいなくてはいけませんよね。


主治医の先生も、いいですね~。
羨ましいです。
私の主治医は優しいのですが、無口です。
なので、ほとんど、会話がありません。

ハンドベルも、頑張られているようですね~
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りささんへ (サバイバー)
2007-12-18 21:29:22
ついつい、この先生とは世間話ばかりしてしまいます。
お昼近くに行けば、この病院は他の患者さんも少ないし、
ゆっくりしゃべれます。

今日は私が今後使える抗ガン剤の事も相談しました。
この先生は、乳腺の専門ではないので、
認可されていない抗ガン剤については
まだ情報がない様子でした。

でも、早め、早めに先生に自分の意志を伝えておくと
いろいろと調べて下さいます。

りささん担当の無口の先生も
聞きたい事や今後の事を伝えておくと
何か手だてを考えてくれるかも…。

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優しさの連鎖 (Moca)
2007-12-18 21:45:10
連鎖というより、これはサバイバーママのDNAなのでしょうね。先日の「会社の父」のエピソードでサバイバーさんの感性っていうか、人とのあったかい関わりを大切にする姿勢が自然と娘さんに影響しているのだと思うな~。優しいお子さんですね。

それと主治医もいいなぁ。
実は私今も悩んでいるの。
自分の今の治療について。
明後日、自分から胃カメラの予約入れました。
治療ってさ、信頼関係が大きいよね。
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うちの娘と (メヌエット♪)
2007-12-18 22:01:18
・・・似ています
サバイバーさんの娘さん

手を挙げない理由
間違うことが怖いようです
でも忘れ物はほとんどなかった

弟はよく手を挙げるそうです
忘れ物はすごく多いです

まあ、それぞれいいところがあるってことですね

優しい娘さんですね

いつも思うのですが、皆さん、主治医の先生とよい関係が結ばれているんですね。なんだかうらやましく思います。私の主治医、女性ですがなかなか踏み込んで話せません。私の性格もあるとは思うのですが・・・
時間が経てば慣れるかなと思いながら一年が経ちました。これからなんですかねぇ・・・
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Mocaさんへ (サバイバー)
2007-12-18 22:35:14
ハハハ、うちの娘、忘れん坊のところもすっかり遺伝してますかね~(笑)いい加減なところが、母親としては心配なんですが、

主治医に悩んでいるんですか…。
Mocaさん、胃カメラって、胃が痛いの?
それとも、副作用なの?

私は、治療方針がお互いに納得出来なければ、
とことん話すしかないと思っています。
(ちなみに私の場合、治療方針は福井の先生が出すの…。)

私も初めの頃は「僕は、信頼されてない…。」
と、この先生に言われた事もあるし。

でも、治療方針がどうしても変わらなければ
セカンドオピニオンを取らせて欲しいと言えば
なんか焦ってくるかも~。

患者に最新の治療の事を聞かれたり、
セカンドオピニオンをと言われた時には
プライドを傷つけられたと怒る医者も
いるように聞きますが、そんな事で怒るような医者は
やはり駄目なんだと思います。

信頼関係って、やはり治療に不可欠です…。


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メヌエット♪さんへ (サバイバー)
2007-12-18 22:43:13
娘さんと似てますか…。
そうゆう子どもは、自分に自信がないんですよね。
もっと、たくさん褒めてあげなきゃと思いました。
(つけあがらない程度に…笑)

主治医の先生との事ですが、これからだと思いますよ。
私、これまでいろんな事があり、
この先生と一緒にガンと闘ってきました。

それとその頃、この病院はうちの主人の勤め先でもあったので、
ちょっとVIP待遇だったのだと思います。
いろんな歴史があって、
信頼関係を作っていけるのかもしれませんね。


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こんばんは (ぷるぷる)
2007-12-18 23:12:37
面談と点滴、お疲れ様でした。



娘ちゃんのやさしい気持ちが伝わってきて、なんだかホンワカ気分です♪



リザーバーを赤ちゃん用のにしてくれた先生の配慮も嬉しいですよねー。



サバイバーさんの周りには素敵な人がいっぱいだね♪

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Unknown (ちるみ)
2007-12-19 07:17:25
我が家は、娘とは口げんかばかり。
ずっと昔から、何を考えているのか、親への尊敬が足りない娘に育ちました。
サバイバーさんの所は、優しくてしっかりしてますよ。
先生との関係、悩んでみえる方、多いですね。
忙しすぎるせいか、会話が少ない、聞きにくい・・・
上手くいっていて、なによりです。
私は、今のところ、そんなに聞くこともないので満足していますが、先になったら、不安も生まれるかもしれません。
ひょいっと、変わる訳にもいかないし・・・・。
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ぷるぷるさんへ (サバイバー)
2007-12-19 08:06:24
いえいえ、ぷるぷるさんの周りにも素敵な方が一杯ですよ~!
東京、楽しそうでしたね。

私、肝臓へのリザーバーを今年入れたのですが、
胸のリザーバーより2倍以上も大きいんです。
今になって5年も前のこのI先生の配慮がわかった
お馬鹿さんで~す。
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ちるみさんへ (サバイバー)
2007-12-19 08:25:41
私も普段は娘と闘っていますよ~!(笑)
今日も「宿題、持ったの~?!」と言うと、
「うるさいっ!」だって…。

何も言わなきゃ言わないで、宿題を忘れていくし、
困ったもんです。

主治医との関係に、皆さん意外と悩んでいらっしゃいますね。
私はこまめに採血しなきゃいけないので
一週間に2回はこの先生に会っています。
会う頻度もあるかもしれません。
なんだか、遠くにいる恋人みたいですね(笑)

♪「会わない時間に愛、育てるのさぁ~。」
(郷ひろみ風…古いですか?笑)
でないですが、ドクターは診療時間以外にも
患者さんのためにいろいろ考えてくれているだろうし、
患者さんの方も自分の体調が心配でいろいろ悩んでいる
だろうという、お互いの想像力も必要なのかもしれませんね。

ドクターはただ医師免許を持っているだけで
やっぱり性格的に難のある人だっていますもんね。
究極は、「病気を治してくれるが性格が悪い医師と
性格はとても良いけど、腕が悪い医師どちらを選びますか?」
という事だと思います。
さぁ、ちるみさんはどっち?!(笑)

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