サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

連合音楽祭

2007年10月31日 | 日々是好日
今日は小学校の連合音楽祭。
市内の60校もの小学校がそれぞれの合唱が合奏などを演奏するものだ。
参加人数はおよそ5000人。

うちの娘の学校は市内でも大人数の5、6年生211人編成。
リコーダーだけでもざっと120人余り。
娘はアコーディオンを担当している。

演目は「旅立ちの日に」(合唱)
「天国と地獄」序曲より(合奏)の二つだ。

大きな会場は、市内の小学生と保護者が一同に集まるので、
座るところもないくらいだった。
私はママ友達と一緒に歌劇場に行ったのだが、
3階席の一番端の席にギリギリで座れた。



3部と4部の入れ替えの間に全員合唱というのがあった。

合唱の曲は、「♪世界がひとつになるまで」

この歌は、娘が保育園を卒園した時に、手話を交えて歌っていた曲だ。
この年、私は病気に罹患したばかりで、
何かにつけて泣く事も多かった。
娘の卒園も迎えられないかもと思っていたのだ。

「♪世界がひとつになるまで~、ずっと手をつないでいこう。」

歌はその頃の思い出を蘇らせる。
いけない、いけない…。
ついつい、たくさんの保護者の中で、
その頃を思って、涙腺がゆるみそうだった。

 そうして、各学校の演目は進み、それぞれの音楽の先生のご指導の元、
子どもたちの頑張っている姿を見せてもらった。
また、アレンジやその他、とても工夫されており、
各学校の音楽の先生たちのご苦労が偲ばれる。

なかでも目立ったのは太鼓だけの編成で校歌を演奏した学校や、
金管楽器を駆使した合奏、
それと「チャルダッシュ」のような難しい曲を
小学生用にうまくアレンジしたものだった。
娘の学校は大人数を生かしての迫力はあったが、
「天国の地獄」は途中でテンポが走りすぎて、
少々バタバタしてしまったところがおしい…。

それでも、みんな真剣で舞台からエネルギーがあふれていた。
やっぱり、音楽って良いなぁ~。
みんなをひとつにしてくれる。

子どもたちや先生の努力に拍手!!!
今日は帰ってきたら、まず、「がんばったね。お疲れ様」と言おう!




休薬

2007年10月30日 | 炎症性乳がん
今日は、福井へ動注の日。
朝、7:30~愛車のトゥーランで福井へ向かう。

病院に着くと、いつものように採血から~。
「あっ、(血管)出てないね~。」
(この間の若い検査技師さんとは違うけど、また同じ事を言われている…。)

ペンペン…。ペンペン…。
何度も手の甲を叩かれる。

「手首の裏の方で採血してもらって良いんですが…。」と
一応言ってみる。

「いや~。でも、やっぱり手の甲の方が痛くないでしょ。」
「………。」(私はだまる。)
「じゃ、暖めてみようか。」

「はい。」
(ジャー、ジャーとお湯をながしながら、手洗いの温水で暖められる。)

「いや~、やっぱり出ない。
いや、むしろ、暖めてすべての血管が膨張してなお見えなくなってしまった。」
(そんな事、今更言われたって…。

「じゃ、横になって下さい。」
「足(で採血を)とろうかな…。」と検査技師。
「いや、横になると(私の場合)絶対に出ませんよ。」と応戦。
「何度も言いますが、(血管が)出ないようなら手首で良いですから~。
「だけど、痛いでしょう?」

「いや、刺されて痛いのはどこでも一緒です。」
(検査技師さん、絶句…。)

結局、二人がかりで手首の裏から採血を終えた。
この間、約30分あまり。採血の度に、もう勘弁して欲しい。

診察予定は10:00~なのに、とうに過ぎている。

ようやく11:00過ぎに診察。
「白血球が下がり気味なので、一端、動注休みましょうか?」

白血球は私はいつも低調気味。でも今日は2400で、いつもより下がっている。

「ノイトロジンを打つよりも一回骨髄を休ませて次に備えましょう。」
という事になった。

そうよね。明後日から東京にも行くし、風邪の季節、免疫を上げるためにも
一度元気にならなければ…。

Kドクターに今日の動注のためのリザーバーへの針を刺してもらって、
臨床腫瘍科のアメニティルームへ行く。

点滴中に「永遠(とわ)に美しく」のDVDを観る。この映画は大御所のメリル・ストリープとブルース・ウィリスが出演しているので以前から興味があったのだが、
永遠の美しさを追求し、争う2人の中年女性の姿を描くブラック・コメディは笑うに笑えないものもあった。
永遠の命を持ったものの体は滅び、将来的には自分を知っている人は誰もいなくなる。
最後のシーンの神父様の言葉が印象的だった。

悪い夢を観たような映画に熱が出そうだったが、
風邪薬と熱が出た場合の抗生剤などを処方してもらって自宅へ向かう。
帰りは下道で帰ろう。
自宅に着くともうとっくに3時を過ぎてた。

福井は、近いようで、やっぱり遠い。


疲れるわぁ~。


当たり前の事

2007年10月29日 | 日々是好日
 今日は、3週間ぶりの高校の美術のお仕事。
美術と言っても、パソコンルームで美術を教えている。
朝、一限目の授業に間に合うようにいけば良いのだが、
久しぶりなので、授業の進捗をみるためにも早めに学校に着いた。

誰もいないパソコンルーム…。



人気がない実習棟なのに廊下から生徒たちの話し声が遠くに聞こえてくる。

この廊下をあと何回通るのだろう。
そんな事をふと考える。



MOやメモを揃えていると、ほどなく生徒たちがドヤドヤ入ってきた。

「あれっ、先生、どうしてたん?」

「う、ううん。」

「体調、悪かったん?」

「まぁ…、ね。」

「でも、(先生、見たところ)大丈夫そうや。良かった。」
「先生、おらんかったし、寂しかってん。」

「そうか。ありがとう。」

短い会話だけど、生徒たちにとても救われる。
こちらこそ、ありがとう。


 夕方、ママ友達のお義母さんのお通夜に行った。
このお義母さんは3年前から胃ガンを患い、肝臓に転移、そして大腸へ…。
一週間前に緩和病棟に移ったばかりだったのに突然の訃報だった。

お通夜の席でお坊様の法話があった。

『このなくなったおばあさんに6月にお会いした時、こう言われた。」
「私は、若いもん(息子と嫁)と孫との生活があるだけでこれほど幸せな事はない…。」と。』
「家族との生活をする、そんな当たり前の事がおばあさんにとって、とても幸せだったのだと思う。」

私も毎日、こうして家族のための家事をし、仕事で生徒たちに会い、
友達と大いにおしゃべりし、家族で笑ったり怒ったり…。
そんな生活は、当たり前の事のように思えるようだが、とても幸せな事だ。

そんな法話を聞いて、おばあちゃんの気持ちを思うと、思わず涙がこぼれる。
私も同じよ、おばあちゃん。(合掌)

誕生日ケーキ

2007年10月27日 | 我が家
 昨日は、パパの誕生日だった。
でも、パパは「卒論指導の時期だから帰ってくるのも遅いぞ~!」っていうので
うちの家族全員が好きなお刺身と茶碗蒸しをゆっくり用意して待っていた。

それと、ケーキ…。
ケーキは近くの 「ふらんどーる」のモンブランケーキにした。
ここのケーキは割合あっさり目で、うちの家族はお気に入り。
必ず、家族の誕生日のケーキはココのものにしている。

映画の「今、会いにいきます」で、
主人公がアーカイブ星に帰る日の前にやっていた
子どもが二十歳になるまでの誕生日ケーキを送り続ける事も
その日が来たら、きっとしようと実は本気で思っている。

「ただいま~。」

あれっ、以外とパパの帰りは早かった。
「仕事、途中にして帰ってきた。」と言う。

「じゃ、今から茶碗蒸しを蒸すから待っててね~。」
と急いで取りかかる。

フウフウと私たちは熱々の茶碗蒸しを食べる。
「美味しいねぇ~。」

その後、じゃじゃ~ん!誕生日ケーキの登場!


うちの母もお風呂からあがってきてたので、一緒に食べた。

あっ、そうそう、親友のR子ちゃんに東京に行く事知らせてなかった!
私は電話をし始めた。

お腹も満腹状態のパパと娘は、お布団の上で遊び出した。



うちの娘、私が電話で話し出すと決まって布団の上でパパと暴れだす。
手持ちぶたさなのか…。
寂しいのか…。

でも、この、格好ったらもう…。

「だって、ママったら、電話が長いんだも~ん!」だって。


そして、ふりまわされて

2007年10月25日 | アートワーク
      「そして、ふりまわされて」2007日展

ピンポーン!!
速達郵便だっ。

首の皮一枚で、無事、入選通知が来ました。
今年は、本当に描く事が辛かった。

この絵は、魚津のミラージュランドの回転ブランコを描いたもの。
一度、乗ってしまうと、どうにも降りる事も出来ない回転ブランコ。
なんだか人生に似ている。
ぶんぶん振り回されている人間を地上高い観覧車の中から見ると
なんとちっぽけな日常なんだろうと。
そんな気持ちを込めて描いたものです。

でも、こうやって結果が出てくれるのは、やはり嬉しい。
これもキャンサーギフトだろうか?!
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 第39回 日本美術展覧会

 国立新美術館にて
平成19年11/2(木)~12/9(休館日:毎週火曜日)
午前10時~午後6時(入場は5時30分まで)
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【巡回展】
 第39回 日展金沢展
 金沢21世紀美術館にて
 平成20年4/26~平成20年5/18の予定です。


詳しくは日展ホームページへ

薬事法違反?!

2007年10月25日 | 炎症性乳がん
漢方薬抗ガン剤、「薬事法違反」で逮捕とテレビから聞こえた。
画面からは「天仙液」のパッケージが…。

「オー、マイ、ガー!!」

うッ、知らないふり、見ないふり…。

確か5年前、知人に言われ飲んでいた。
かなり高額なうえ、かなり怪しい業者。
中国の軍隊の横流し品だという。
パッケージの箱は、見つからないようになのか?
トイレットペーパーでぐるぐる巻きにされていた。
ますます、怪しい…。

やっぱり、捕まったのね。
確か元アナウンサーの○島さんが母の癌を治したと本を出版していたっけ。

京都の○雄病院でも積極的に飲ませているというので
その知人に送ってもらった分だけ飲んだ。
かなり、不味くて飲めたものではなかった。
でも、藁をもすがる思いで必死で飲んでたなぁ~。

しかもその頃、うちのパパが○ガリクスだの、○ロポリスだの
○メ軟骨だのと、もう全部あわせると30粒あまりを飲ませられていた。

ACの吐き気との闘いの中、ついに私はブチ切れた。
「こんなに飲まなきゃいけないのなら、ご飯も食べられない~!!」
ブチ切れた私をなだめるためにパパはこの天仙液を飲んでみた。
「うっ、確かにマズイ…。」
それからと言うもの、パパは私に薬を飲めと無理強いをしなくなった。

昨晩、パパに朝のニュースを知らせた。
「ハハハ、そんな事あったなぁ~。」
と大笑い。

その後、飲まずにたんまり貯まったいた天仙液は
ちょっとずつ埋め立てゴミに出しているー。

「でも、5年前、かなり飲んじゃったしなぁ~。
今さら言われちゃっても、もう、遅いっわねっ。」(笑)

残っているのも来月もキッパリ、埋め立てゴミに出そう!!
何事も怪しいゲテモノを飲むのでなく、
自分の気持ちの良いものだけにした方が良いのだ!
何事もね!

時々勤拂拭

2007年10月24日 | お茶
今日は久しぶりのお茶のお稽古だった。

今日の掛け軸は「時々勤拂拭」。
例えば、日々、見えないところでも雑巾がけをするように
自分のする事に勤めなさいという戒めの意味が込められているそうだ。

そうなのだ。
自分のやるべき道があるのだ。
お茶というのはいろんな事を私に教えてくれる。
自分への戒め…。
自分のやるべき事を疎かにしてはいけませんよ、という事なのだ。

昨日からの憂鬱が晴れるような気持ちになった。
心穏やかに茶室に入ると自分の心も清められるような気がする。

見返り草、
黄色い色の如雨露不如帰(じょうろのようなホトトギス)、
紫式部などを見ていると優しい気持ちになれる。

今日は暦でいうと初霜。
お茶事も炉にだんだん近づいてくる。
今日は「中置き」という釜の置き方だそうだ。

初めて淹れた薄茶を自分で飲んでみた。
ちょっと、薄い…。

でも、初めての事は殊更嬉しかった。


モンローズ

2007年10月23日 | ランチの女王
 今日は、ゾメタの点滴の日。
このところ火曜日は、いつも混んでいるので遅めに病院へ向かう。

点滴が終わった頃、ちょうどお昼になっていたので、
病院の帰りに娘のバレエのママ友達と一緒にランチする事になった。

今日のランチは、
モンローズ
石川郡野々市町押越2-410
076-248-6818


実は、私の動注のリザーバーを入れる入院に併せて
6月末に娘がずっと通っていたバレエを辞めさせていた。
週に4日の夕方のレッスンの送迎は私には到底無理だったからである。
娘と同じ時期に入った子ども達は、
ようやく本格的にトゥシューズを履いて頑張っているそう…。

娘は、3歳から10歳までの約6年半、クラシックバレエを習っていた。
辞める前は「(辞めなくても、辞めても)どっちでも良い。」と言い、
バレエを辞めた今、「二度とバレエはしない。」と言っている。
よほど、精神的にも辛いレッスンだったのだろうと思う。

今はのびのびお友達と遊ぶ時間も出来て、喜んでいるようにも見える。
親としては続けさせてあげた方が良かったのだろうか?
と悩んだ事もあった。
頑張っているバレエのお友達の話を聞くと
ついついそんな気持ちにもさせられる。

そんなこんなの話をしながら、
本格的なフレンチ料理を堪能したのだった。

うちの茶丸です

2007年10月22日 | 我が家
 昨日は、うちの母が旅行に出かけていたので、
久しぶりに茶丸の散歩に行かねばならなかった。

この茶丸、私の妊娠中に実家に突然やってきた。
うちの父の一目惚れで飼う事になったのだが、
父が亡くなり、母も弟の家を離れ、
アパート暮らしを始めたので、やむなくうちに住んでいるのだ。
だから茶丸にとってのご主人様はうちの旦那?
いや、母?!以外と私かも~?(笑)

この茶丸君、もう見境なくワンワン吠えてるものだから近所では有名なワンワン犬。
でも、このところ年寄りになって一頃より元気がない…。

こうして、大人しく一緒に歩いていると愛おしくなる事も…ある。
でも、今日もまた見境なく通りすがりの人にもワンワンワン…。
もう、イヤになっちゃうなぁ~。

もく遊りん

2007年10月21日 | ランチの女王
 このところの忙しさにまだ衣替えもしていない私達…。
今日の予定では、自宅のかたづけだったのだが、
あまりに良いお天気に誘われて
近くの温泉に行こうという事になった。

いっそ、スーパー林道で紅葉を見に行こうか?
中宮温泉にしようか?
今日は、一里野温泉にしようか?

 まずは腹ごしらえで鳥越のそば道楽「みたき」のそばを食べる。
ここのそばがきは「そば味噌」がついていて美味しい。
鴨そば、とろろなめこそばも美味しかった。

 中宮温泉に行く前に白峰の堅豆腐を買ってと…と思って車を走らす。
お腹の膨れた私たちに眠気が襲う。
このところ休みなしで働いているパパも疲れているので、
遠出でなく近場の吉野谷近くの「白山里」に急遽変更した。

「白山里」には行楽帰りのシニアの方がわんさかいる。
あまりの人の多さにグッタリしてしまう。

(あぁ~、どこかでゆっくりしたい。)
小腹も空いてきたので、
「りんごピザが食べた~い!!」と私がリクエスト。
「もく遊りん」 へ~~


 娘とパパはヤッターとばかりに
なぜか溶き卵とベーコンのパスタも注文していた。
獅子吼高原のふもとにある「もく遊りん」のりんごピザは
薄くスライスされたリンゴの酸味が利いて
私たちのお気に入り…。
暖かいコーヒーを飲みながらほっこり…。
今日は美味しい一日だった。

魚釣り

2007年10月19日 | 日々是好日
 昨日から研修所の仕事で輪島に来ている。

今日は、朝から研修所の生徒たちと一緒に
モチーフにする魚を採りに堤防で魚釣り…。
一斉に糸を垂れるとアジの魚群が堤防に集まる。
それを追って大物の魚たちが来るそうだ。

私たちは描くために魚釣りをしにきているのだが、
石鯛、鱚、アジ、フグなどが釣れると
ついつい、今日のおかず…と
みんな必死になってくる。

こんなのどかな輪島でのお仕事も来月の一回で終わり。
研修所の教務の先生や、生徒たちにも
来年度は「来れない」と伝えた。

一年生のR君に
「絵を描く事や
絵のモチーフを探すのが好きになりました。」
と言われた。

私が教えた甲斐があったと思うとちょっと嬉しい…。

ナマコのように

2007年10月17日 | 炎症性乳がん
 ガンになっていろんなストレスにさらされている私たち。 

私は以前から
「ナマコのように生きる」

事を座右の銘?!にしています。

それはー

 ナマコは遠洋で捕られたものは
陸揚げまでに死んでしまってたらしいのですが、
天敵の蟹を一緒に入れて運ぶと
ちゃんと生きたまま運ぶ事が出来るらしいのです。
だからガン(細胞)も有る程度の「天敵の蟹」に相当する
生きるためのストレスがあった方が
余命を長く生きるコツなのだ、
ただ漠然とした夢ではなく、
生きる目的があった方が良いのだ、

と以前買ってきた文芸春秋の「ガンの時代を生きる」
という特集に書いてあったんです。
  
 この記事を見てから、治療が続く事に対して、
なんだかふと楽になってきました。

ガンになる以前からのストレス、
それから今のストレス
いろんなストレスの中で私は生かされているのだと。

 今日、やっと日展の搬入を終えてきました。
それでも、誰も変わってくれない家事をして、
明日は朝6時から一泊二日の輪島の研修所のお仕事です。

しんどい事もあるけど、そんな生活も愛している今日この頃です。

ほら、あなたの隣にも点滴?!天敵?!がっ。

写真は昨日、動注の点滴をしていたアメニティルームから見えた山です。
なんだか人間の横顔に見える…。まぬけなデカイ顔です(笑)

忙中閑あり

2007年10月15日 | 日々是好日
今日は娘の遠足。
よりにもよってこんな忙しい時に弁当作り二連ちゃんだぁ~。
パパは久しぶりのお弁当に喜んでいたけど…。

そして、 10:00~12:00はハンドベルの練習。
練習予定を決める時、締め切り間際だけど、
「忙中閑あり」って感じで良いかな~?
な~んて思っていたもんだから、今になって後悔…。
それでも、お話会で演奏する
  「千の風になって」
  「となりのトトロ」
  「人間っていいな」   の3曲と

老人保健施設で演奏する
  「アヴェ・マリア」
  「カノン」    を練習した。


そして、私は胸骨が痛くなり始め…
絵を描いてたから筋肉痛か?それとも胸骨への骨転移の痛みか?
う~ん、今日はロキソニンでごまかそう。

 明日も弁当作り、頑張ります。
そんでもって、明日は動注療法で福井で~す。
ちょっと、頑張りすぎか…私。

目隠しおじさん

2007年10月14日 | 我が家
 今日は一日中、アトリエで「鶴の恩返し」のおつうさんのように
絵を描いていた。
今日も寝ずに機織り…、いや絵を描かねばならない。

パパは「お前、また命を削ろうとしてるなっ…。」
と手厳しい言葉…。
「早く、やらないからだよ~。」
と娘にも言われている。

唯一の休憩の夕食後、テレビでクイズ番組をしている。
ついつい観ていると、「小さい秋、見つけた」の歌詞の穴あき問題が出されていた。

誰かさんが誰かさんが、誰かさんが見つけた
小さい秋、小さい秋、小さい秋見つけた

すましたお耳に かすかにしみた
   呼んでる口笛 もずの声
小さい秋、小さい秋、小さい秋、見つけた

私はこの穴あき問題、「目隠しおじさん、手のなる方へ~~」と思っていた。
が、ががが…。


なんと、「目隠し、鬼さん、手のなる方へ」…だそうだ。

あぁ~、この何十年もの間、「目隠しおじさん」と思っていた私。
思い切り、娘とパパに笑われる。

ははは、小学生からやり直しだぁ~。

保護マスク?

2007年10月13日 | 日々是好日
 今日は、秋の公募展の下見会。
前回の下見会で、T先生から発色が良いからと言われた絵の具を使ってみた。
その時、先生は「この絵の具を使う時は手袋をはめた方が良いかも?」と言っていた。
まぁ、手をちゃんと洗えば大丈夫だろうと思っていた。
私は、急いでいるのもあって手袋までは使っていなかった。

 11:00から始まった下見会は、昼食会を挟んでどうにか終えた。
さてと…、自宅に帰ってから、ふと、もう一度絵の具の入っているビンを見た。

ひとつは、いえゆるカドミウムイエロー色で、硫化カドミウム。
もうひとつは、カドミウムイエローオレンジ色で、硫化セレン化カドミウム。

よく見るとそこには、しかも大きくバッテンマークがついている。
大きく「警告」と書いてあり、どちらもカドミウムが入っているので「人体に影響あり」と書いてある。
「使用時は保護マスクをする事」と書いてあった。

「えっ?保護マスク」

手はしっかりと洗ったが、保護マスクなどはしなかった。
(まったく、気がつくのが、遅すぎる。)

 確か、T先生のお知り合いの画家はこのカドミウムの毒で亡くなったと聞く。
しばしば、日本画家は筆を舐めたり、ドーサの利き具合を確かめるために味を試したりもするのだ。
そこに何らかのカドミウムが残っていたりしたら…。
そりゃ~、死んでもおかしくない。
そういえば、松本サリン事件で最初に犯人でないかと疑われたK野さん宅にも
致死量を満たす農薬が大量にあったように思う。
だから、かなり疑わしいと連日にテレビにも取り上げられ、警察の取り調べもされたのだ。
っていう事は、うちのアトリエにもたくさんの毒を含んだ絵の具があるから、
何かあればうちも疑われるって事かもしれない

しかし、恐がりのクセに、良い加減に使ってしまっている私…。
絵の方も、なかなか仕上がらなかった。
締め切りまで、あと3日。
仕上がるか?
それよか、保護マスクも買ってこなきゃ…。