サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

もう4ヶ月経ちました

2008年08月09日 | カニ夫一家
しばらく更新していませんでしたが、もう4ヶ月経ちました。

前期の講義も終了し、サバイバーの納骨も明日になりました。

娘が夏休みに入り、たこ焼きパーティーや娘の友人達と海水浴へ行ったりプールへ行ったりしてサバイバーの代役も何とかこなしています。
しかし、娘は今年の新聞社の公募展には出展しませんでした。
題材を決めて取材には一緒に行ったのですが、そこから先の行動には後押しが必要だったようで・・・。
カニ夫には役不足でした。

今後、娘が絵を描くかどうかは様子を見ながらカニ夫も考えないといけないと思っています。
だいぶ怪しいですが・・・。

来週はお盆休みが取れましたので、家の片付けを頑張れそうです。

思いでの整理もかねて行動したいと思います。


ここ1ヶ月は、業務が多忙だったせいか心の整理がつかず、精神的に不安定な状態だったと思います。
今日、娘が外出し時間があったので録画してあった、手塚治虫原作「どろろ」の映画を見ました。
概略は、父親が戦に勝利して領地を獲得するために48の悪魔と取引をして、生まれてくる子供の48の部分を悪魔にさしだす。
そして、生まれてきた子供は悪魔の術を持つ男に拾われ、死体から48の部分を補われて、人の形になり、48の部分を取り戻すため悪魔と闘う。その闘いの途中で自分の父親に会い、結果として父親を殺してしまう、というものです。

だいぶ省略しましたが、見終わってから、
人は生まれたときには弱いもので、生きていく中で困難と出会い、その困難を解決すると自分に新たな力が生まれる。
そんな事を感じました。

サバイバーの死を忘れてしまった自分がいます。
サバイバーが与えたくれたものを守って、頑張って生きていこうとしている自分がいます。
出来るだけ、娘に対して優しくしなければいけないと思っている自分がいます。

これから先の人生はどうなるか解りませんが、1つ1つの事を大切に考え、意地を張らずに穏やかに生きていけること願っています。

最後になりましたが、サバイバー日記のメール配信済みの書き込みはもう止めようと思います。
サバイバーの生き方に共感された方には貴重なメッセージだと思います。
でも、サバイバーが特定の友人に現状を知ってもらうために配信したもので、思いの方向が違うことに気がつきました。

サバイバーが逝ったときには、サバイバーの思いを皆さんに知っていただきたいと思ってメール配信済みの書き込みしましたが、カニ夫はサバイバーの気持ちを理解し切れていなかったようです。

病状および経過についてはサバイバーがまとめたものを参照して下さい。

よろしくお願いいたします。

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