想像力

この病気になって、
「元気ですか？」とよく聞かれる。

一応、私の病気の事を知っている人には
「まぁ、ぼちぼち…。」
とか「あまり、調子はよくない。」と正直にいう。

それでも、元気そうに見えるらしい。
このブログを見ていてもだ。
そんな人は、想像力がないのか、生存確認か、
末期患者が今後どうなるのか？
ただの興味本位なのだと私は思ってしまう。


実際、このブログを毎日スルーしている200人余りの方…。
どうゆう想いで見ているのだろう？

「ほんと、具合が悪くて話すのも辛いの…。」
とか、「メールも打てないの。」
「歩く事が出来ない、自分で動けないの。」と言って欲しい？
そうでは、ないと思う。

もしも、そうだとしても、ぼんやりと伝えるのが、
私は、最低の礼儀だと思っている。

昨日、あまりの想像力のないメールにぶち切れてしまった。
我ながら大人げないと思うけど、
「お願いだから想像力をもっと働かせて下さい。」と
お願いした。

それでも、私の状況がわからないという。
だから、このブログを見てしてまでも
わからないという人のために、ここでまとめて書こうと思う。

私は、病気になった時は、５年生存率は１～３％と言われた。
一昨年の11月～肝臓転移して、
「余命半年」と言われてから、すでに半年以上経っている。
すでに昨年５月にリビングニーズももらっている。
骨転移は体の中に数え切れない程ある。
たぶん、肺と副腎の転移も悪くなっていると思う。


今現在、一日おきに病院へ行って栄養点滴をしなければ
体がしゃっきりしない。
ヘモグロビンの値も半分なので、かなり心臓に負担がかかっている。
だから、ちょっと歩くと「はぁはぁ」する。
胃潰瘍も全然治っていない。
モルヒネをしているので、車の運転も出来ない。
そんな私が自由に動けるわけがない。
体調も一日一日違うので、今後の事は、私にもわからない。

一ヶ月後の事も自分で想像できない。
「生きていたらまるもうけ」と思っている。
だから、受けていた仕事は泣く泣く辞めた。
絵も描けていない。

日々に感謝し、家族やまわりの心遣いの出来る友人たちに
囲まれ楽しくすごそうと思っている。
でも、体調の良いと思う日はどこでも出かけようという気もあるし、
何もしたくない、何も出来なくて涙している日もある。

お願いだから、脳天気な同情なんかいらない。
叱っているわけではないの…。
それだけ、私は自分の感情といつも向き合っている。
無理矢理、後ろ向きにされる程、心の余裕がないだけ…。
暇な人に、付き合っている程、私には時間がないと思う。

ここにこんな事をつらつらと書いている自分も大嫌い…。

すべての家事もパパと娘にしてもらっている。
それは私が頑張っているからだと言う。
「ほんとにママは、毎日頑張っているよ！」と言ってくれる
パパと娘に毎日救われている。

だから、ほんとにほんとに私の心を乱さないで欲しい。
お願いします。

こんな私だけど、頑張って生きていくぞ！と思っている。
また、こんな事を書くと、また事実を伝えないと思われるのだろうか？

難しいわ…。