映画 「陽気なギャングが地球を回す」
第三回本屋大賞
ノミネート作品(一次投票通過11作)※五十音順
大賞発表は4月5日ですが、
いつもの癖で、大賞の予想をして見ました。
本命◎
対抗○
『県庁の星』 桂望実(小学館)
『告白』 町田康(中央公論新社)
○『サウスバウンド』 奥田英朗(角川書店)
○『さくら』 西加奈子(小学館)
○『死神の精度』 伊坂幸太郎(文藝春秋)
『その日のまえに』 重松清(文藝春秋)
『東京タワー
オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー(扶桑社)
『ナラタージュ』 島本理生(角川書店)
◎『魔王』 伊坂幸太郎(講談社)
『ベルカ、吠えないのか?』 古川日出男(文藝春秋)
『容疑者Xの献身』 東 野圭吾(文藝春秋)
2003年度 第一回の本屋大賞 『博士の愛した数式』 小川洋子
2004年度 第二回の本屋大賞 『夜のピクニック』 恩田 陸
この二作が本屋大賞の傾向性を示したと思う。
①二人とも本好きにはかなり知られていたが、
一般的なベストセラー作家とまでは、いっていなかった。
・・・伊坂幸太郎もしかり
②そして、女性作家、(女性的ニュアンスの分かる作家)
・・・伊坂幸太郎 軟弱な感じで、母性をくすぐる。
③いつ賞を取ってもおかしくないのに
まだ大きな賞(直木賞とか・・・)に無縁だった。・・・伊坂幸太郎
以上の条件をみたしているので、本命は、
伊坂 幸太郎 (いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒。
1996年、『悪党たちが目にしみる』で
第13回サントリーミステリー大賞に佳作入選後、
2000年『オーデュボンの祈り』で
第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューする。
清冽な感姓とパズル的な構成が解け合った独自の作風を開拓し、
第4長編『重力ピエロ』は大好評を博した。
他の著作に『ラッシュライフ』『陽気なギャングが地球を回す』がある。
2004年 『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞を受賞
短篇『死神の精度』で日本推理作家協会賞短篇部門を受賞
WEB 本の雑誌「作家の読書道」より
http://www.webdokusho.com/rensai/sakka/michi31.html
伊坂幸太郎インタビュー
「佐藤哲也さんの『イラハイ』、最高です。-中略-
(冒険が始まったので、ウーサンは走った)っていう、
そういう表現だけで幸せな気持ちになります。
すごく小説的でしょう?
映像では絶対に見せられない。
小説を読む喜びってこういうことなのかなって気づきました。」
“映像では絶対に見せられない。”
・・・これには納得です。
映像が浮かぶように文章にする、というのが、
文章作法のイロハだと思っていたのに・・・
目から鱗が落ちた・・・。
私的には『陽気なギャングが地球を回す』が、
伊坂作品の中ではベストだ。
映画化されるので、映像化できえないエッセンスをいかにして
映像化するか・・・「棒たおし」前田哲監督のセンスの
見せ所だ。
『アヒルと鴨のコインロッカー』も良かった。
なぜ、本屋を襲撃して広辞苑を盗むのか・・・・
これは、映像化は、かなり難しい・・・・。
第三回本屋大賞
ノミネート作品(一次投票通過11作)※五十音順
大賞発表は4月5日ですが、
いつもの癖で、大賞の予想をして見ました。
本命◎
対抗○
『県庁の星』 桂望実(小学館)
『告白』 町田康(中央公論新社)
○『サウスバウンド』 奥田英朗(角川書店)
○『さくら』 西加奈子(小学館)
○『死神の精度』 伊坂幸太郎(文藝春秋)
『その日のまえに』 重松清(文藝春秋)
『東京タワー
オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー(扶桑社)
『ナラタージュ』 島本理生(角川書店)
◎『魔王』 伊坂幸太郎(講談社)
『ベルカ、吠えないのか?』 古川日出男(文藝春秋)
『容疑者Xの献身』 東 野圭吾(文藝春秋)
2003年度 第一回の本屋大賞 『博士の愛した数式』 小川洋子
2004年度 第二回の本屋大賞 『夜のピクニック』 恩田 陸
この二作が本屋大賞の傾向性を示したと思う。
①二人とも本好きにはかなり知られていたが、
一般的なベストセラー作家とまでは、いっていなかった。
・・・伊坂幸太郎もしかり
②そして、女性作家、(女性的ニュアンスの分かる作家)
・・・伊坂幸太郎 軟弱な感じで、母性をくすぐる。
③いつ賞を取ってもおかしくないのに
まだ大きな賞(直木賞とか・・・)に無縁だった。・・・伊坂幸太郎
以上の条件をみたしているので、本命は、
伊坂 幸太郎 (いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒。
1996年、『悪党たちが目にしみる』で
第13回サントリーミステリー大賞に佳作入選後、
2000年『オーデュボンの祈り』で
第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューする。
清冽な感姓とパズル的な構成が解け合った独自の作風を開拓し、
第4長編『重力ピエロ』は大好評を博した。
他の著作に『ラッシュライフ』『陽気なギャングが地球を回す』がある。
2004年 『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞を受賞
短篇『死神の精度』で日本推理作家協会賞短篇部門を受賞
WEB 本の雑誌「作家の読書道」より
http://www.webdokusho.com/rensai/sakka/michi31.html
伊坂幸太郎インタビュー
「佐藤哲也さんの『イラハイ』、最高です。-中略-
(冒険が始まったので、ウーサンは走った)っていう、
そういう表現だけで幸せな気持ちになります。
すごく小説的でしょう?
映像では絶対に見せられない。
小説を読む喜びってこういうことなのかなって気づきました。」
“映像では絶対に見せられない。”
・・・これには納得です。
映像が浮かぶように文章にする、というのが、
文章作法のイロハだと思っていたのに・・・
目から鱗が落ちた・・・。
私的には『陽気なギャングが地球を回す』が、
伊坂作品の中ではベストだ。
映画化されるので、映像化できえないエッセンスをいかにして
映像化するか・・・「棒たおし」前田哲監督のセンスの
見せ所だ。
『アヒルと鴨のコインロッカー』も良かった。
なぜ、本屋を襲撃して広辞苑を盗むのか・・・・
これは、映像化は、かなり難しい・・・・。
伊坂さんのアンテナって、
誰でも受け取れる位置で、
ちょっとずらした大きな驚きを見つけてくる。そんな風に思っています。
奥田英朗は、クライムノベルが
おもしろい。「邪魔」「最悪」
伊坂幸太郎「重力ピエロ」も不思議な小説でした。
謎のグラフィティアートと遺伝子と、放火・・
三題噺し・・・
なぜ タイトルが「重力ピエロ」なのかは、
いまでもわからない・・。