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バカな上司と仕事しなければいけない・・・トホホ

2014-12-29 03:37:36 | Weblog
3つのタイプにカテゴライズできる

ひとくちに困った上司といっても、3つのタイプにカテゴライズされると思います。


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知力と行動力で見る「バカ上司」の傾向
ひとつは、性格的に「いやな上司」。暗い、怒りっぽい、いばる、イヤミを言う……。仕事うんぬんではなく単に一緒にいることが不快なタイプで、プライベートでは絶対に接したくない人。部下の人望はまったくありませんが、仕事は意外ときっちりこなしていて上からは信頼されていたりするのでやっかいです。

ふたつめは、能力的に問題のある「ダメ上司」。こちらは「いやな上司」とは反対に、人はよくても仕事ができないタイプ。何度説明しても理解できなかったり、行動力がなくて部下の足を引っ張りがち。要は頭が悪い上司ですが、部下にしてみれば不満はあるけれど、「……でも、いい人なんだよなあ」と付け加えたくなる存在。まさに年功序列制度の負の落とし子であり、年数だけ重ねて実力以上の役職に就いていることが多い。

そして最後が、仕事に対する姿勢がなっていない「バカ上司」。部下の説明を理解できないのが「ダメ上司」でしたが、「バカ上司」はそもそも部下の言うことなど聞く必要がないと思い込んでいるタイプ。開示すべき情報を隠匿したり、失敗は部下に責任を押しつけ、目先の利益のためには悪事も知らんぷりする。彼らは性格や能力以前に、人として仕事に対する考え方が根本的に間違っています。困ったというよりも、許されざる者たちといっていいでしょう。

以上ですべてのタイプが出揃いましたが、結論を言うと「いやな上司」と「ダメ上司」には目をつぶることです。性格はそう簡単に変わるものではないし、能力のない上司がいまさらできる人になる確率もおそろしく低い。とはいえ、我慢も限界に達したら、彼らに対しては、ひとつ上の観点に立って教育的指導を試みましょう。

「いやな上司」のあまりに不愉快な言動には、「私のような者が申し上げるのはどうかと思いますが」「私が言うのもおこがましいのですが」といった枕詞を付けてから、その旨をはっきりと指摘する。「ダメ上司」には日頃から積極的に話しかけコミュニケーションを円滑にして、案件については1度だけでなく2度3度繰り返し説明するなど手間ひまをかける。

ここで注意したいのは「ひとつ上の観点」という姿勢で、自分のためでなく、あくまで会社のために物申すことです。「自分はこの案件が好きなのでやりたい」ではなく、「会社が成長するために必要だ」と会社を主語にした意見で押しましょう。ダメ上司、バカ上司はこれで攻略できるはずです。

ただし、正論が通じないのが「バカ上司」。彼らの辞書には「会社のために働く」「コンプライアンス」といった文字はなし。もはや、正面きって戦うしか道はありません。しかし、相手は会社組織の網の目をかいくぐってきた百戦錬磨の古狸、戦う前には周到な準備が必要です。

まずは賛同してくれる仲間を増やすこと。同僚と頻繁に意見交換してコンセンサスを得てから臨みたい。昼休みを利用して定期的に勉強会を催すのもいいでしょう。

敵の上司にも渡りを付けておく。意見具申、提案など敵とのメールのやりとりはCCで1段上の上司にも知らせておく。機会があれば、直接問題点を伝えてもいい。とにかく、外堀はしっかり埋めることです。

また、戦うときは1対1でなく証人がいる場で行う。窮地に陥っても適当にごまかすのはバカ上司の専売特許です。勝負に出るからには絶対勝つこと。そして、手順をしっかり踏めば必ず勝てます。

要するに、困った上司は反面教師なんですよ。自分は決してこんな上司になるまいと誓いつつ接する。「恵まれない上司に恵まれている」と考えればすごくラクになります。話題のナベツネ氏と清武氏にしても、真相はわかりませんが、はっきりしているのは泥仕合になっては双方にメリットがないということです。冷静に対処することを肝に銘じて、戦略的に動かなければなりません。
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仕事の中で自分をみじめにする要素よりも、自分を幸せにしてくれる部分に注目しよう。「毎日上司を気にして過ごすこともできれば、会うのが楽しみな人たちや楽しんでできる仕事に関心を向けることもできる。どの感情に身を浸すかは自分で選べるのだ」と、マッキーは言う。
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「判断を下す前にまず自分自身を見つめる必要がある」と、マッキーは言う。上司に関しては、多くの人が見落としている点がある。自分は彼の地位を妬んでいるのではないかとか、そもそも自分には権威に抵抗する生来の性向があるのではないかと自問してみよう。上司の無能さに関する自分の評価は、不当にもこうした感情や性向に影響されているのかもしれない。

また、自分が必要な情報をすべて持っているかどうかも検討しよう。「証拠を集めるまでは判断を下さないよう注意すべき」と、ユシームは言う。上司は、部下が気づかなかったり十分には理解できなかったりするストレス要因を抱えているかもしれない。「上司にかかっているプレッシャーを部下が完全に見落とすのはよくあることだ。その理由のひとつは、よいマネジャーは自分が盾となり部下をプレッシャーから守るからだ」と、マッキーは言う。上司のことをもっとよく知り気持ちを理解すれば、彼の能力に対する評価は変わるかもしれない。本当に無能だという結論に達した場合でも、人間に欠点はつきものなのだから、彼を悪の権化のようにみなしてはならない。

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