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71歳ファーガソン監督が哲学語る 「自分の信念、決して変えるな」

2013-03-03 00:38:25 | Weblog

 

ISM 3月2日(土)18時42分配信

 香川真司が所属するマンチェスターU(イングランド)のアレックス・ファーガソン監督は現地時間1日、引退する日はまだ考えられないと改めて発言し、指揮官たるもの、自分の信念を決して変えてはいけないと哲学を語った。ロイター通信が報じている。

 1986年にマンUの指揮官に就任して以来、リーグ制覇12度、チャンピオンズリーグ(以下CL)優勝2度、FAカップ5度など、数々のタイトルをクラ ブにもたらしているファーガソン監督。今季もリーグ、CL、FAカップで優勝の可能性を残しており、トロフィーの数はさらに増えそうだ。

 同監督の指導のもと、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム(現パリSG/フランス)など多くのトッププレーヤーが生まれた。37歳のベッカム をはじめ、この日マンUとの契約を1年延長したMFライアン・ギグス(39)、引退からカムバックしたMFポール・スコールズ(38)ら愛弟子が年齢を重 ねながらも現役を続けているが、一方のファーガソン監督も71歳。後任の話題が度々浮上するが、同監督はまだまだ引退するつもりはないと述べた。

 1日付けの『twentyfour7 Football』誌のインタビューに応じたファーガソン監督は「私を追い出す人は誰もいないよ」と、10年ほど前に尋ねられたときと同じように、引退は まだ先との考えを示し「そのあとはディレクターになるかもしれないが、(自分がいつ退任するのか)誰も知らないし、私も知らない。私に引退を勧告するのは 医師ではないね」と語った。

 ファーガソン監督の後任候補としては、現在レアル・マドリー(スペイン)を率いるジョゼ・モウリーニョ監督がしょっちゅう噂に上がっている。ファーガソン監督は後任を考える時期が来たら「クラブ側から相談があるだろうが、決めるのは私ではなくクラブだ」と述べた。

 次期指揮官が誰になろうとも、ファーガソン監督の意見を求めることは有益だろう。同監督はコーチング業について「イマジネーションが常に重要だが、最も 重要なのは自分自身を変えてはいけないということ。新しく就任した監督が自分を変えようと努力する……、そんな光景を繰り返し見てきたが、監督業とは自分 を変えることではない。自分が引き継いだものを変えていくんだ。チームを変えるんだ。自分の哲学に合わせてクラブの哲学を変えていくんだ。絶対に、自分の 信念を変えてはいけない。それが本当に役に立つんだよ。選手たちはありのままの自分を理解してくれる。ありのままのあなたを理解してくれる」とコメント。 コーチング業を目指す人々へ力強くアドバイスを送った。

 また、ファーガソン監督は、マンU出身の選手たちが将来的にクラブと関わって生きていくことを望むとも話した。ギグスとスコールズの名を挙げ、両選手が 今後クラブの重鎮になってくれればと述べた同監督は「まだ先の話だがダレン・フレッチャーも、ニッキー・バットもその候補だ。ここでプレーした選手たちを できるだけ多く集めていきたい。心強いバックアップを持たなくてはね」とコメント。マンU育ちで勝利のメンタリティを知る人々が集結し、クラブの骨組みを 作っていくことが重要だと、さらなる先を見据えていた。