折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

写真館で

2017年11月10日 | 孫ちゃん



孫のKちゃんの数え歳7歳の七五三のお祝いで今日は写真館での撮影と神社へご祈祷に行きました。

写真館で髪を結ってもらい着物を着つけていただくとお姫様の出来上がり。
日本髪風に結った髪にかんざしや櫛、鹿の子の手柄、昔の漫画の「あんみつ姫」のようです。

それから写真撮影、お兄さんとお姉さん二人が楽しく話しかけながら笑顔を引き出して
さすがプロ。慣れない着物と草履なのにすっかりノリノリで気分はモデルさん。
私も少し加わったのですが、かなり緊張してニッコリ等とてもとても・・・。


撮影を終えて熱田神宮へ。
何人もの3歳の子の着物と靴の取り合わせ姿がとても可愛く懐かしく思いました。
Kちゃんも今年のお正月は着物にブーツでした。
でも、今日はちゃんと草履で歩けました。大きくなったんだなと思いながら歩きました。
チョット古めかしい着物も外を歩けば少しの黄ばみも小さなシミも目立たず、素敵です。
また大事にしまってKちゃんの子供に着せられるとしたら、後20年、私は95歳…
絶対見られないと言う事は、ないかも・・・ないかも・・・

穏やかな秋の七五三でした。

秋の街

2017年11月07日 | 日記


買い物のついでに 街中の秋を見に一回り。

先ずはブログの「く~ばあちゃんの日記」の記事にあった花広場へ。
小さな公園に2,000個の柿が実って町内で柿狩りをされるとか。
そんな大きな柿の木があったかしら・・・
行って見ると、一本の柿の木に枝も折れそうなほどの柿が実っていました。
ちょうど、く~ばあちゃんさんのご主人が広場の手入れをされていてしばらくお話を伺いました。
時間があれば毎日手入れされるそうで清々しい広場です。
柿の木は30年を超す太い木ですが、あれほどの実はやはりお手入れのたまものだと思います。
かわいい雀が何羽も上の方の柿をついばんでいました。
たまには下の方の柿を失敬する方もあるようです。
あちこちから眺めても、絵を描くには柿が多すぎて・・・。

広場の柿 

買い物をしてまた自転車で並木のオレンジ色がきれいな山吹谷公園へ。
気の早い木はもう散っています。秋だな~・・・とお屋敷町も一回りして帰りました。




☆ 明日から少し忙しくブログお休みします。またよろしく。


もうすぐ 七五三

2017年11月06日 | 孫ちゃん


数え年7才の孫のKちゃんは七五三のお祝いをすることになりました。
着物を着て写真館で記念撮影、それから神社へお参り…そこまでご機嫌で行くことが出来れば
の話です。
三才の時、娘一家は長野に住んでいたので私は写真でしか見られませんでした。
今は同じ名古屋市内に住んでいるので、写真館にも一緒にと、私も楽しみです。

今日はKちゃんの着物を持って娘がやって来て「肩あげ、腰あげお願い・・・」と。
また一段と大きくなったKちゃん、裄も丈も直さねばなりません。
もうずいぶん長い事着物に触れることもなかった私は、すっかり忘れてしまいネット検索で
着物はなんとかなりました。でも、長じゅばんはどのくらい寸法を控えるのか分からずに
和裁の先生をしている友人に電話で聞きました。
おばあちゃんの私がこんなだから、娘が出来なくてもしょうがないかと思います。

娘が七五三で着た着物、少し古めかしい感じですが、そこがアンティークでいいと娘は言い、
kちゃんもお気に入り。
慣れない針で真っすぐにはなかなか縫えないし縫い目も揃わないけれど、色々な色と模様と手触りが
懐かしい想い出と晴れの日を想像させてくれ、楽しいひと時でした。

こんなに丈の伸びた姿を旅立ってしまった夫や娘の姑さんにも見せたかったなと思います。

菊花展と二の丸東庭園

2017年11月05日 | 名古屋城



5日の日曜日、風もなく秋晴の好天。
名古屋城の菊花展を見てスケッチでもと出かけました。
着いてみると名古屋城って、こんなに人気があったのかと驚くほどの人で溢れていました。
出店で買って食べられるようにベンチを置いたり、舞台を設けて何やら大音量で催し物の真っ最中。

人波を抜けて菊花展へ行くと大輪の審査が終わったはずなのに結果の発表を張り出すのは明日だとか。
今年の兄の結果は・・・兄は帰った後で、結果が悪かったらと思うと電話も出来ずそのままに。
全体に少しずつ出展される菊が減っているようです。若い方は菊作りなどされないのでしょう。
昔は物語の場面をこしらえた菊人形がいくつもあったのに、今は正門と東門にちょっとだけ。
小さな菊人形の前で外国の方が順番待ちで写真を撮っていました。
秋の菊花展が盛大に開かれるとお城の中も華やかで、外国の方にも喜ばれると思うのです。
ただ、私も菊作りをする気が無いので、つぶやくだけなのですが。


にぎやかな場所を避けて東門脇にある二之丸東庭園へ。
明治の初めに兵舎建設のために壊された庭園を、蓬左文庫の絵図をもとに発掘調査して整備された
庭園です。
東屋の向こうは黄葉がきれいでした。その向こうは深い空堀になっています。
スケッチするならもう少し人の少ない時に来なければと思いました。


☆追記・夜「菊花大会、今年は2つ最優秀賞で優秀賞も1つだった」と電話がありました。
    兄は83歳、また来年を目指して頑張ることが出来ると思います。
 
6鉢1組の部門の最優秀菊 


いつの間にか秋

2017年11月04日 | 風景
   
展覧会のため数日前まで毎日街に出かけていたのに、心はフワフワ、季節の変化に気づかずにいました。
搬出から3日目の今日、街に出かけてゆっくり見回すと木々はもう秋、いつの間に・・・。
ケヤキもイチョウ並木も少し色づいた葉を強い風にざわざわ揺らしていました。
冬になる前のパッと明るい季節、スケッチに出かけなくてはと気持ちは焦ってきます。


先日までの展覧会場をちょっとのぞきました。
入り口で記帳すると「有難うございました」と、もうそこはすっかり次の方達のお城でした。
お祭り騒ぎしていた私の展覧会はもう過去の事、地上への階段を上りながらちょっと寂しい。
明るい地上に出ると「またやればいいじゃない」どこかで別の私がささやいてくれているような
気がしました。
ちょっとずつ発表できる作品を描いて行けば、そんな日もまた来そうな気がします。



蓬左菊(ほうさぎく)

2017年11月03日 | 日記


菊の季節、実家の兄も菊作りに精を出して庭は一面の菊でうまっています。
11月5日名古屋城の菊花大会審査の日に合わせて最高に仕上げるのに夢中です。
6種類6鉢セットの部門、背の高い大輪、背の低いだるま作り大輪など部門ごとに
賞があるので「今年は・・・」と赤白黄色の花いっぱい。

それとは別に切り花にするために育てている菊もあり、その中に初めて聞く
「蓬左菊」と言う名の菊がありました。

蓬左とは江戸時代からの名古屋の別称なのだとか・・・
調べてみると名古屋の熱田の森は伝説の仙人が住む蓬莱山にたとえられ、その左に開けた名古屋が
「蓬左」で城は「蓬左城」ともよばれたのだそうです。
徳川美術館に蓬左文庫があることは知っていましたが、名古屋っ子の私も生まれて75年、蓬左城とは
初めて聞いた名前です。
   

このことから名古屋で生まれた菊の名を「蓬左菊」と名付けられたそうです。
細い管がヒラヒラした花は絵には描きにくそうでパスして
咲いた時、花弁が下を向き裏側を見せないのも特徴と言う花をこれも蓬左菊なのか、珍しいので
切ってもらいました。
兄は薀蓄いろいろ披露してくれるのですが、私は彩がきれいで仏花に向きそうな花にばかり目が行き
説明役には全く張り合いがない妹です。

庭いっぱいの菊に囲まれて日焼けした兄夫婦、元気でいてくれるのが何よりだと思います。。

個展会場で

2017年11月02日 | 個展



展覧会場は地下街なので通勤や買い物のついでにのぞいて下さる方も含めて
思いがけない程の方に来ていただけました。
ブロ友さんのくーばあちゃんご夫妻、mariaさんご夫妻、風の遊子さん、不思議なご縁だと思います。

5日間の内、中日は台風の大雨、お仲間のご主人で自他ともに認める晴れ男さんが来てくださったのも
雨の中、雨女の私のパワーが強かったようです。おかげでのんびり中休みの一日でした。

そんな日もギャラリーの前の通路はハロウィーンに集まる若い人が行き交っていました。
目や口から血を流す不気味な化粧の女の子たち、寒くないのか心配になるほどのミニドレスさん、
それをカメラで追っているオジサンも・・・ふ~ん・・・


台風が去って青空が戻るとお客様も増えて、受付で記帳をしておられる男性に受付の生徒さんが
「あ、先生!」と、何十年か前、彼女の高校時代の美術の先生だったそうです。
その方は私が高校1年の時に3年生で素晴らしいデッサンとカッコよさで「憧れの先輩だったのよ」等と
またまた話がはずんだり、会場で予期しない再会があったり、小さな会場に話の花が咲きました。

 姫リンゴ

お隣のギャラリーは植物画の会でした。
搬出の前にご挨拶に伺って、つい長話になりました。
先生は長野の蓼科に住んで山野草を育てて描き、名古屋の教室の時に車を運転して来られるのだそうです。
30年ほど前に私が植物画を習いたくて応募しても抽選に外れて入れなかった教室にその頃入って
今、先生をされているのだと聞き「もしかしたらご一緒に植物画を描いてたかも・・・」と。
ご縁があるような、なかったような。
今年80歳「元気で、またね」と握手した手が柔らかく大きくて暖かでした。

私は絵描きになりたいと思って入った高校で、力の無さを痛感して挫折したのですが、今になってみると
趣味として描いているのが自分に一番合っていたと思えます。
苦闘しながら描くより、楽しみながら描きたい。芸術ではなくても「おえかき」でいいと、
でも、たまには「友が皆われよりえらく見ゆる日よ花を買い来て妻としたしむ」なんてことも思うのです。

「次の個展は?」と聞かれると「今回が14年ぶりなので次回は15年後の卒寿記念かしら」とお答えします。
みなさん「もうちょっと早く 生きとるうちにやってね」と言っていただけて、またいつか出来たら
いいなと思います。

個展を終えて

2017年11月01日 | 個展


10月27日~31日まで名古屋の地下街のギャラリーで開いた個展が終わり、11月1日に片づけ搬出しました。
ほんとうに有難うございました。

ずっと前から個展を楽しまなくてはと思いながら、あれもこれも大丈夫だろうかと心配ばかり。
でも、始まってみたらとても楽しい5日間になりました。

26日の搬入日、額屋さんがササッと並べて帰られた後、空き箱の整理しながら少し私好みに並べ替えて
ゆっくり眺めては「しばらくは私のお城・・・」と1人楽しんでいました。
ところが、風通しのためドアが開いているので次々入って来られる方があるのです。
来ていただけるのはとても有り難いのですが、まだ準備中。
「展覧会は明日からですが・・・」と言っても「ちょっとだけ」と1人来られるとまた次にと、
新聞を見て来てくださる方もあり「どうぞ」となって話も弾み片づけられなくなりました。
仕方がないので人の途切れた時、ドアに鍵をかけ電気を消して薄暗い所で初日の準備。

この会場は普通は木曜日から水曜日が開催期間なのです。
私は体力に自信が無いので前後1日ずつを搬入、搬出に当て金曜日が初日。
なので、木曜日は開催初日と思われているのです。


そして初日、始まりの1時間も前に会場に行き小さな庭の花を飾ったり、あちこちチェックしたり
落ち着かない時間でした。
10時、オープンと同時にお客様が来てくださって、昼食をとる間もない程の一日になりました。
私の教室の生徒さんや娘がが交代で受付をしてくださり大助かり。感謝です!

そして・・・また聞いてください・・・

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