折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

胡瓜の馬と茄子の牛

2016年08月13日 | 日記


昔むかし、子供の頃のこと。

毎年お盆の8月13日の夕方「おしょろいさん」をお迎えします。
早くお迎えできるように胡瓜で馬を作り、帰りはゆっくりと茄子の牛で帰っていただく。
胡瓜と茄子に麻がら(オガラ)を短くし切ってさし込み足にする。
時にはトウモロコシのひげで馬に尻尾をつけたり、子供の頃にはそんなことも面白かった。

お墓にお供えする花用の竹筒もお盆には新しいものに取り換えました。
花筒用の青々とした孟宗竹は洗って磨くと色も香りもたって来て、夏の暑さの中で
水仕事は遊び半分水浸し、でした。

昔は父か兄が遠くの川まで真菰を刈りに行き、板の間で「ご座」を編みました。
出来あがると小刀でシャッシャッと両端を切リ揃えて「ご座」の出来上がり。
部屋中真菰のいい香りがして、ずっと膝を抱えて隅っこで見ているのが好きでした。

今ではスーパーで買いますが、香りがないのです。多分外国産でしょうね。
この真菰のご座(むしろ?)の上にお位牌や私が作った馬や牛、お供えを並べてご先祖様をお迎えします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿