
古い絵から「中国青島・老山」
5月31日のブログにも書きましたが、先月初めてオンライン座禅会に参加しました。参加と言ってもYou Tubeのライブ画面を見ながら自宅で座っただけの事、それからは火曜日と土曜日の朝に開かれるオンライン座禅会に何度か(忘れた時もあるので)参加しました。膝の不調で床には座れず椅子に座り休憩をはさんで15分ずつ2回、ただ姿勢を正して自分の呼吸を見つめるだけの時間です。それだけのはずなのに画面の様子は気になるし鎌倉にもカラスが多いなとか今鳴いた鳥は何だろうとか他の事ばかり考えてしまいます。そんないい加減な私の座禅もどきでも終われば少しは気持ちがすっきりしたような気になります。
少し血圧が高い時、深呼吸を何度かすると血圧はかなり下がるのでこうした深い呼吸を15分続けて気持ちを込めれば身体の中の何かが正しい場所に落ち着くのではないかしら、などと座禅入門とも言えない私は思っています。
座禅をしてみようと思ったのは、ブロ友さんの記事がきっかけでした。前から興味はあったのですが座り続けるなんて無理、無念無想なんて絶対無理と思っていたのです。ところが鎌倉円覚寺管長さんの動画を見せていただくと取りあえずはそんなに難しく考えなくても良さそうですし、オンラインなら途中で止めればいい事だしと思ったのです。でも、本当の一番の理由は時間があったから、自粛暮らしで出かけられず何もやる気も起きずということで空いた時間と家にいてできるオンライン座禅会はピッタリ。動機はいいかげんでも今朝21日の座禅会にも座ってみました。今日は特別だったようで座禅の前後に管長さんのお話と質疑応答がありこれがしっかり聞けると良いのですが、私の耳では3割くらいは聞き取りにくくて聞こうとしては疲れます。テレビだって音を消して文字放送で見ることが多いのですからこれは私の耳の問題で仕方がない事です。
画面の向こう側には50代半ばの柔和なお顔のお坊様と、日本中の何百人かの方たちと同じ時間を共有して座っているというのは不思議な感じです。その中の申し込みが早かった100名の方はZoomでつながっていて他の方はYou Tubeのライブ動画での参加です。
私は特に何かを期待するわけではないので落ち着いた静かな時間を過ごせたらそれでいいのです。
膝と股関節を柔軟にしていつかは足を組めるようにストレッチしなければと少しずつ努力中。
座禅もストレッチもいつまで続くか分かりませんが、ゆるーくゆるーく行こうと思っています。