
名古屋でとても人気のある画家井手典子さんとのりづきとしおさんの2人展を見てきました。
水筆を使って描かれた水彩画を集めた「水筆ペンスケッチ展」です。
◎会場 名古屋市民ギャラリー栄7階 8月4日(日)まで 最終日午後5時迄
31日中日新聞の朝刊に紹介記事がありその一部をご紹介します。
「水筆ペンは、水が柄に入ったペンで、絵の具をペン先につけて描く。絵具を拭きとって色を変える
ため筆を水で洗う必要がなく野外でも汚水が出ない・・・」
「水彩画が人気だが、筆を洗えば汚水が出るため、屋外スケッチを禁止する場所が増えている。持ち運びしやすくて環境にも良い水筆ペンの良さを知って欲しい」とありました。
毎日午後2時から会場で1時間デモがあり31日に私も見せていただきました。
会場でも水筆「大」を1本だけで花と人物をあっという間に仕上げられて、展示してある20号の
作品も水筆だけで描かれたとか。
大きな作品を描く時にはもう少し穂先が長い水筆ペンがあると便利なのだそうですがまだ市販されて
いないのです。水筆を作っている「ぺんてる」に知り合いがいるので作れないものか聞いてみました。
調べてもらった結果は無理だとのこと。水筆を作るのには部品が3個必要でそのための金型を作るのに
莫大なお金がかかり新しいものを作るのは難しいのだそうです。
全てを作り直さなくても一部の改良でも良いと思うのですが、それは素人の考えなのでしょう。

外国でスケッチされると現地の方が珍しくて欲しがられると言われます。
私も外のスケッチには水筆ペンを便利に使っています。
多くの人が必要だと思っているのだから、みんなでメーカーに要望を出せば作っていただけるかも
しれないとこれからも要望は伝えようと思います。
実現するといいなぁ・・・。