この8月、BSイレブンでガメラ特集を放送します。
昨夜はシリーズ2作目、対冷凍怪獣バルゴン。
DVDが発売されるとすぐ飛びついてBOXセットを購入した昭和ガメラですが
この名作にかぎってなぜか動作不良になり長らくみることがありませんでした。
ショー君と一緒にデジタルリマスターの綺麗な画面で鑑賞です。
小生が愛してやまない昭和の特撮、怪獣もの
“東宝チャンピオンまつり”で新作や旧作にであえたゴジラには当然魅了されましたが
子供の味方ガメラは幼少の当時まさに別格の存在でした。
そのガメラを劇場ではじめて楽しんだのは次作、対ギャオスですから
本作をリアルタイムでみていたら
さぞかし印象はかわったものになっていたでしょう。
金に目がくらんだ男たちが巨大オパール目当てにニューギニア奥地までいき
日本に持ち帰ろうとしたその石が実は怪獣バルゴンの卵だったというおはなし。
この悪役たちの執拗で醜い人物像は子供にはちょっと強烈過ぎる描きかた。
でも、そこがいいんです。
偶然にも多量の赤外線をあび数時間で孵化するバルゴン。
瞬く間に巨大化して神戸に上陸、大阪のまちを凍らせ破壊します。
やがてこの怪獣が背中から発する虹色の殺人光線を本能的に求めてやっくるガメラ
大阪城を背に2大怪獣対決となります。
以後の作品のように善玉と悪玉などと怪獣を擬人化せず
動物の本能的な戦いとして描いているのも好感がもてます。
当時外貨獲得の国策による輸出向け映画の製作助成を活用できたと聞いていますが
シリーズではこのバルゴンの特撮が一番予算をかけ凝ったつくりになっているという印象がします。
さらに特筆すべきはあの高山良策による完成度の高いバルゴンの造型でしょう。
愛嬌のある表情に加え舌が飛び出したりする数々のギミックもいいですし
怪獣のもつ独特の質感をよく表現した傑作だとおもいます。
これに負けじとがんばったエキスプロによるガメラの造形もシリーズ屈指。
この時期低調ぶりが目立った本家ゴジラを尻目に頑張った
大映特撮の快挙です。
☆☆☆★
昨夜はシリーズ2作目、対冷凍怪獣バルゴン。
DVDが発売されるとすぐ飛びついてBOXセットを購入した昭和ガメラですが
この名作にかぎってなぜか動作不良になり長らくみることがありませんでした。
ショー君と一緒にデジタルリマスターの綺麗な画面で鑑賞です。
小生が愛してやまない昭和の特撮、怪獣もの
“東宝チャンピオンまつり”で新作や旧作にであえたゴジラには当然魅了されましたが
子供の味方ガメラは幼少の当時まさに別格の存在でした。
そのガメラを劇場ではじめて楽しんだのは次作、対ギャオスですから
本作をリアルタイムでみていたら
さぞかし印象はかわったものになっていたでしょう。
金に目がくらんだ男たちが巨大オパール目当てにニューギニア奥地までいき
日本に持ち帰ろうとしたその石が実は怪獣バルゴンの卵だったというおはなし。
この悪役たちの執拗で醜い人物像は子供にはちょっと強烈過ぎる描きかた。
でも、そこがいいんです。
偶然にも多量の赤外線をあび数時間で孵化するバルゴン。
瞬く間に巨大化して神戸に上陸、大阪のまちを凍らせ破壊します。
やがてこの怪獣が背中から発する虹色の殺人光線を本能的に求めてやっくるガメラ
大阪城を背に2大怪獣対決となります。
以後の作品のように善玉と悪玉などと怪獣を擬人化せず
動物の本能的な戦いとして描いているのも好感がもてます。
当時外貨獲得の国策による輸出向け映画の製作助成を活用できたと聞いていますが
シリーズではこのバルゴンの特撮が一番予算をかけ凝ったつくりになっているという印象がします。
さらに特筆すべきはあの高山良策による完成度の高いバルゴンの造型でしょう。
愛嬌のある表情に加え舌が飛び出したりする数々のギミックもいいですし
怪獣のもつ独特の質感をよく表現した傑作だとおもいます。
これに負けじとがんばったエキスプロによるガメラの造形もシリーズ屈指。
この時期低調ぶりが目立った本家ゴジラを尻目に頑張った
大映特撮の快挙です。
☆☆☆★