酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『若親分喧嘩状』(1966・日)

2009年07月15日 13時48分03秒 | TV鑑賞作品
BSイレブン“市川雷蔵没後40年若親分特集”のシリーズ第3作
こ日曜の午後放送していました。

今回は大正初期、年の瀬の横浜が舞台です。
前作で日本を離れ上海に潜伏していたという設定の若親分、南条武(市川雷蔵)。
冒頭、彼の地で蒙古正統の王女(江波杏子)を助け帰国した武は
木島という国士に王女を預けるとともに客分として横浜の高遠組に迎えられます。
この横浜には利権を狙う外国人に手を貸す見返りにアヘン密売で儲ける
猪原という新興やくざがのさばっていた。

最後はお決まりの決闘とあいなるわけですが
陸軍一派に利用されようとする姫君を助けるくだりもあって
今回は憂国の士という面が強調されているような気がします。

武にほのかなおもいをよせる女優も今回は
芸妓に扮する小山明子と救世軍に奉仕する純な娘役の高田美和
硬軟とりまぜています。

単身陸軍に乗り込んでいくというお馴染みのパターンにもかかわらず
海軍士官の軍服に身をつつんだ雷蔵にはやはりほれぼれいたします・・・。

☆☆☆


最新の画像もっと見る

コメントを投稿