酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『砂塵』(1939・米)

2009年06月12日 15時09分18秒 | TV鑑賞作品
新聞の番組表をみてニコラス・レイ監督の『大砂塵』(1954)とおもって録画したら
マレーネ・ディートリッヒとジェームズ・スチュワートの顔合わせによる往年の西部劇でした。

みはじめたら意外にテンポよくって引き込まれそのままみてしまいました。

いかさま賭博に殺人と悪行三昧の酒場のあるじケント一味に牛耳られ
町長ですらこの不正に加担する腐敗した町ボトルネック。
ディートリッヒ扮する姉御肌の歌手もケントに言われるがまま片棒を担ぐなど
流されて生きています。

やがてケントに葬り去られた保安官の後釜に選ばれたのは飲んだくれの爺さん。
彼らの期待?を裏切り意外に正義感つよいこの新保安官
副保安官にとかつての名保安官デストリーの息子のトムをこの町に呼び寄せます。

トムを演じるはジミー・スチュワート。
おなじみの飄々とした正義漢スタイルはこの西部劇でも健在です。

期待通りの活躍に観客は溜飲をさげるというおきまりの展開にも
なぜか許せてしまうのがこの俳優の魅力です。

ちょっとうれしい早とちりでした。

☆☆☆


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