長女の部屋のタンスを新しくしなくては と思い立ったのが おそらく2年くらい前のことだと思う。
その後、タンスキットを購入したが、箱のまま私の部屋に置かれ、それなりに部屋のインテリアとしてすっかりなじんでしまい、
自然に猫のフトン置き場として 何の違和感も感じなくなってしまった。
長女の部屋の箪笥は 5段あるうちの3段は すでに前板がはずれ 中身が丸見えの 棚の状態
しかも ゆがんだところを あちこちガムテープで補強しているので
まるで テレビのコント番組の ビンボーな部屋の場面そのまま
そこにはぜひ 穴ぼこだらけの障子と ひゅ~ひゅ~ というすきま風の効果音を添えたい という状態なのだが、
本人は まったく気にしない。
夫はあいにく出張中だったのだが、
気になり始めると、気になって気になって気になって仕方がない
よし、やるゾと 決意を固め 気合いとともに道具箱をみると
なぜか マイナスドライバーが一本もなく、これを買うところからのスタートとなった。
箱をあける
説明書は どの言語でも対応できるように 見事に図式だけで説明してある。
それをじーーーーっとみつめ、素直に順番にねじを止めていく。
家具う? 私はいつも自分で全部組み立てちゃいますよお~~~ という
いつも教会で顔を合わせる若い女の子の言葉を真に受け、
そんなに簡単なものだと タカをくくったのが大きな誤算だった
土曜日の夜遅くまでかかって
時々娘を呼んでは ちょっとそこおさえてて と手伝わせつつ、
作業を続ける。正直、かなり苦闘した。
さすが量産の安いものだけあって 本物の板は表だけ
あとはオガクズとノリで 圧力かけて固めたものなので 斜めの力にめっぽう弱い
ちょっと手元がくるったら びしっとヒビが入った。
もう ひええええ なのだが、表にひびかない場所なので ガムテープで補強して よしとする。
スタートしてしまったのだから、挫折する という選択の余地なしのがけっぷち状態となった。
でも 引き出し1つ組み立てが終わると、あとは同じ手順をくりかえせばよいので
だんだんスピードアップ
それにしても 木のかおりって 本当にいいなあ と思いながら、
日曜日 教会から家に戻ってから作業を続け、
やりました~~~~!!! 完成!!!!
全身にハッピーホルモンが充満 という ものすごい達成感を味わった。
途中で挫折するという選択肢はないのだよーー と 何度もささやいてくれた神様に感謝。
古いタンスは べりべりバキバキと バラしてまとめてゴミ箱につっこむ。
新しいタンスと入れ替えると、ついでにその回りも ちょいとばかりきれいにしよう という流れができ
大きなビニール袋に5個の すてるものが部屋の外にだされ、
わーお きれい スッキリしたーー と
長女に 大いに感謝された。