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ヤベツ

2011-10-11 22:53:11 | こんクリ

ときたまやられてしまう猫のオシッコが
かなり大きな問題になっている。

容疑者ははっきりしている。
メス猫は こういうことはやらない。
オス猫でも リュウジは やらない。
モーちゃんだ。
犯行現場をとらえたこともあるのだが、
根本的な原因がわからない。
いつも というわけではないので 困っている。
やってしまう場所に トイレの砂をふやすとよい ときいて、
うちには 砂箱が5個ある。
それでも 突然 今までやったことのない場所に
テリトリーを広げる。

オス猫のオシッコは とにかく臭い。
あ、やられた と思ったら、そのスポットを探すには
マンガの”探偵犬”にならないといけない。

ふんふん ふんふん とかぎまわり、スポットを探し当てて
猫のオシッコのにおい消しスプレーも 各種ためした。
猫がきらいなにおい というのもやってみた。
病院でも調べてもらったけれど 特になにも見つからない。
もし、メス猫の気配に反応している場合、
”気になる”メス猫が 半径5マイル以内にいれば
それが関係してしまうそうだが、
そこまでのコントロールは不可能。

”どうして? 何が気に入らないの?”
と、答えがかえってくるはずもない容疑者に問い正してしまう。

「ヤベツね」
と 夫が言った。
自分のテリトリーを広げる という意味では当たっている。


これは旧約聖書の歴代誌I4章9~10節に書かれてある。

ヤベツという人物が神様に
「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。
御手が私とともにあり、わざわいから遠ざけて
私が苦しむことのないようにしてくださいますように」

という祈りを捧げ、

そこで神は彼の願ったことをかなえられた。


というエピソード

それと真反対なのが

武士は食わねど高楊枝
我に七難八苦を与えよ
清く貧しく美しく

といった言葉かな、と思う。

神様の恩恵の中に入れてくれーー
裕福な生活させてくれーー
だけど 苦労とかトラブルとかはいやだーー

しかも、”私たち”ではなく ”私 ”なのだ。
おいおい、自分だけよければいいのかヨ 
と つっこみたくもなる。

図々しいにもほどがある。
でも 不思議なことに
”神は 彼の願ったことをかなえられた”
と書かれているのだ。

この短い箇所から発展したさまざまな学び方があり、
この部分だけを解説した本もたくさん出版されている。


ヤベツが 正直で素直で無邪気で本気だったところが
神様のお気に召したのだろう。
そう、神様は私の能力もサイフの中身も 私が知らない私自身も すべてご存じ ということを
ときおり忘れて
神様に対しても 見栄をはってしまったりすることが
私は ある。


猫の一件で そのことを思いおこさせていただいたのだから
猫のオシッコにも感謝するべきだろう。