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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

老石工「月の砂漠」を歌いけり  あきオジ

2012-05-29 04:45:18 | 日記
NHKの「仕事の流儀」で石工が登場しました。
唐招提寺の森本考順との交流は素朴でありながら感動しました。

素朴で不器用な男の交流はときとして感動的ですね。

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蚊帳の内にほたる放してアア楽や  与謝蕪村

(こんな句も蕪村にはあるのですね。こんな敷き間のある句が好きですね。)



あったこと気にもならず塔に雨  あきオジ

2012-05-29 04:35:55 | 日記
すっかり、ビール会社のオブジェは忘れられた存在になりましたね。
塔の添え物としての存在になりました。

でも、それでいいかもしれません。

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祭笛吹くとき男佳かりける  橋本多佳子

(橋本多佳子という俳人の作品は、女性目線で男性を見ている。その目線の意外性にいつも驚いています。男性には得られない切り取り方ですね。なるほど、専門家には、素人が見えない景色が見えて来るのですね。)

時代刻む塔建つ町の野菜売り  あきオジ

2012-05-29 04:22:39 | 日記
牛嶋神社から見えるスタイツリーです。

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考え事して橋渡りきる  放哉

(この「渡りきる」が、放哉の表現であり、放哉そのものですね。「一人」「きる」が放哉の個性であり
魅力なのですね。この表現の発見こそが放哉なのだ。そんな大仰なことを思ったりもします。でも、そんな言い方も、少しずつ変わるのでしょうね。)

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このごろは雨降る露地は走りたく  あきオジ

2012-05-29 04:11:45 | 日記
昭和記念公園の遅咲きの菜の花です。

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そろそろ、「あるだけ」、「むき出し」もほどほどにしましょうかね。

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淋しいぞ一人五本のゆびを開いて見る  山頭火

(自分の体でありながら、直に自分の背中を見たことがありません。自分が自分のことを知るなどたかがしれている。自分の事は自分でも分からないし、どうすることもできない。そんなこともあるのですね。)

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