恒星が月の裏側に隠される天文現象「星食」(古い言い方だと掩蔽)の観測や小惑星による恒星食の観測者として有名な吉田秀敏さんのご自宅を10月31日(木)に訪問し、貴重なお話をお聞きしてきました。
実は吉田さんと私は旧知の間柄で、お会いするのは40数年ぶりです。

自宅屋上が観測所です。

ドーム内にはミード製の口径30cmシュミットカセグレンとタカハシ製口径10cm屈折が赤道儀に同架されています。

赤道儀はミカゲ製です。

吉田さんが一晩で観測する星食の予定表を見せてもらいました。何と一晩で10個以上の星食を観測し、その結果を専用アプリで解析し関係機関へ報告しています。過去50年以上も星食観測としかるべき機関への報告をライフワークとして続けられています。
吉田さんは真の天体観測者です。なお、2011年7月のブログ記事 【 観望と観測の違い 】もご覧ください。

星食現象を撮影後、専用アプリで解析中のパソコン画面を私が接写させてもらいました。解析には様々な留意事項があり、繊細な作業で観測精度を上げていることが理解できました。
現時点では恒星の明るさの変化を1/100秒単位で計測していて、1/1000秒単位までの精度アップを狙っているそうです。
なお、1/100秒精度での時刻合わせはGPS装置で全世界の共通時刻(UT)との同期を取っているとのことでした。

星食の観測をすると、それまで重星として知られていなかった恒星が重星だと判明する場合があります。
吉田さんが観測した小惑星による恒星食の結果は毎年発行される天文年鑑にも掲載されています。2024年版天文年鑑には257ページから261ページまで6回の観測結果が掲載されています。
吉田さん、観測状況のブログ掲載を快く承諾していただき、ありがとうございました。
おまけの画像です。


1977年8月5日から7日に支笏湖青少年フレンドシップセンターで開催された「第8回星と楽しむ会」での一コマです。第10回大会記念出版誌28ページを接写。
大会最終日の8月7日朝に有珠山が大噴火。支笏湖畔の会場にいた81名の参加者には強烈な記憶が残りました。
実は吉田さんと私は旧知の間柄で、お会いするのは40数年ぶりです。

自宅屋上が観測所です。

ドーム内にはミード製の口径30cmシュミットカセグレンとタカハシ製口径10cm屈折が赤道儀に同架されています。

赤道儀はミカゲ製です。

吉田さんが一晩で観測する星食の予定表を見せてもらいました。何と一晩で10個以上の星食を観測し、その結果を専用アプリで解析し関係機関へ報告しています。過去50年以上も星食観測としかるべき機関への報告をライフワークとして続けられています。
吉田さんは真の天体観測者です。なお、2011年7月のブログ記事 【 観望と観測の違い 】もご覧ください。

星食現象を撮影後、専用アプリで解析中のパソコン画面を私が接写させてもらいました。解析には様々な留意事項があり、繊細な作業で観測精度を上げていることが理解できました。
現時点では恒星の明るさの変化を1/100秒単位で計測していて、1/1000秒単位までの精度アップを狙っているそうです。
なお、1/100秒精度での時刻合わせはGPS装置で全世界の共通時刻(UT)との同期を取っているとのことでした。

星食の観測をすると、それまで重星として知られていなかった恒星が重星だと判明する場合があります。
吉田さんが観測した小惑星による恒星食の結果は毎年発行される天文年鑑にも掲載されています。2024年版天文年鑑には257ページから261ページまで6回の観測結果が掲載されています。
吉田さん、観測状況のブログ掲載を快く承諾していただき、ありがとうございました。
おまけの画像です。


1977年8月5日から7日に支笏湖青少年フレンドシップセンターで開催された「第8回星と楽しむ会」での一コマです。第10回大会記念出版誌28ページを接写。
大会最終日の8月7日朝に有珠山が大噴火。支笏湖畔の会場にいた81名の参加者には強烈な記憶が残りました。
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