病気の「おかげ」で今がある

回復に時間のかかる精神障害 絶望したくなる時も… でも今仲間と悩み・喜びを共有できる こんな生活も悪くないか…

ていねいに生きる

2017-08-13 | 個人的つぶやき

朝、洗面所の鏡が少し汚れていたので拭き取った。ついでにその下の小さな棚も拭いた。きれいになった。気持ちもきれいになった気がした。何でもないことのようだが、何か大事なことのように感じた。

そうか。
日々、一つひとつのことをていねいに行う、ということか。

ささいなこと・細かいことは、生活に追われているとつい「(今は)やってられないから」と、そのままにしてしまう。わたしはそうだ。

でも、それってちがうんじゃないか、と思った。

多くの人は週5日働く。そういう人にとって特に毎朝は余裕がない。

例えばこんなふうだ。
お湯を沸かす、沸くまでの間に紅茶の茶葉をポットに入れる、トーストを焼く準備をする、沸いたお湯を注ぐ、トーストを焼いている間に牛乳を温める、ジャムなどを冷蔵庫から出す、トーストが焼けたらオリーブオイルを塗る、食べる、食べ終わったら歯を磨く、トイレに入る、整髪をする・・・・・

これらの動作はほとんど毎日、順番も、量も、時間も、時刻も変わらない。ほかのことはまずやらない。

仕事から帰った後も、朝ほど厳密ではないが、やることや順番は大体決まっている。決まっていること以外はやらない。例えば部屋の汚れが目についても休むほうが先である。

休日になると、することはまず疲れた心身を休息させることである。「お休みモード」になってしまうと、日頃気がついていても、ささいなこと・細かなことは後回しになってしまう‥‥後回しにしてしまう。

多くの人はこうではないか。

でも、それってちがうんじゃないか。

 一つひとつのことをていねいに行う。

それにはまず気持ちの余裕が必要なのではないだろうか。

今ごろになって、こんな歳になって、やっと気がついたのだろうか。

歳はとりたくないと思っていたが、歳をとらねばわからないこと・気がつかないことがあるのだろう。だとすれば歳をとることも悪いことではない。    (8/11 記)


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