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すごい本との出会い(2)

2021-11-16 | 個人的つぶやき

(遅くなりました)

前回、日本の民主主義についてのわたしの考えを述べた。それはまだ実現していない。知識や制度としてはともかく、考え方や行動としては実現途上という感じである。それは実感として教えられる人が居なかったのではないか、なぜなら民主主義の体験を持っている人がいなかったから。

 

さて、中身を読まなくても買ってしまったほど信頼をしている内田樹氏の本にはどのように書いてあったか。

(引用)

親たちも教師たちも「民主主義」なんて知らなかった。戦前の家庭も学校も職場もどこにも民主主義なんかなかったからである。自分が経験したことがない理念をいまここで実践しなければならない。そういう歴史的急務に親たち、教師たちは直面していた。そして、私が知る限り、かれらはかなり誠実にその「責務」を果たそうとしていたと思う。ある時期までは。(第1章 p.12~13)

何と、文脈まで同じように書いてあるではないか。こわいほどだ。そして内田氏は続けて以下のように書かれている。

大人たちが「日本社会は民主主義的に組織されなければならない。と本気で思っていたのは1945年から1970年くらいまでの四半世紀のことだと私は思っている。それ以前に日本に民主主義はまだ根づいていなかったし、それ以後はゆっくり枯死していった。だからいまの50歳未満の人たち(1970年以降に生まれ育った人たち)は言葉の厳密な意味での「民主主義」を経験したことがないと思う。だから私の経験談を聴いたら、ずいぶん驚くと思う。

ここから具体的な史実にそって書かれている。戦争が終わった1945年(昭和20年)から1970年(昭和45年)までの25年間が新しい政治制度の普及期だったのだ。この四半世紀で一区切りというのは初めて聞く話である。そこで一旦ストップしてしまったということだ。

(とりあえずここまで)

 

スクワット

11/3(水)~ 11/9(火) ⦿⦿⦿⦿⦿⦿⦿ (途中で休みながらやってます)

11/10(水)~11/16(火) ⦿⦿△⦿⦿⦿⦿ (上に同じ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


すごい本との出会い

2021-11-12 | 個人的つぶやき

きょう、TSUTAYA書店(フォレオ菖蒲)に行った時、最初に目が止まったのは『戦後民主主義に僕から一票』という本だった。黄色い表紙にゴシックで題名が書いてある。それだけでも目立つのだけど、著者が内田樹氏だったので中身をめくりもせずに買ってしまった。発行日は2021年11月15日。

まだ読み始めない、「はじめに」も読んでいないうちに書いておきたいことがあって、これを書いている。

民主主義について、私の感じとしては、日本はまだ実現していないと思っている。制度としてはともかく、日本人の意識というか考え方・行動などから、まだ実現途中という感じを持っている。しっかりと根付かないままどうも違う方向へ行きそうだ、と、何となく思っていた。民主主義は教科書には書いてあっても、それはひとつの「知識」としてであって、そこに書かれたとおりのことをテストで書けばそれで点数が取れる、つまりわかったことになる・・・・・そういうふうに教わってきたような感覚でいた。でも、そもそも民主主義を実感として教えられる人って、居たのだろうか。民主主義を体験していた人ってどれだけ居たのだろう。

わたしが小学校(国民学校)1年生になったのは昭和21年。戦争が終わった翌年だった。だけどそれ以後、これが民主主義なのだよと、印象深く教わった記憶がどこにもない。先日の総選挙のときも、投票率がずいぶん低かったりして、どうでもいいやという人が多すぎるようだし、また最近読んだ本にも「民主主義は状態ではなく行動である」というフレーズがあって妙に引きつけられた。

そんな折り、この黄色い本が目に入ってきたので飛びついてしまったのだった。どこまで読めるか、読み込めるかどうか、最低でも傍線を引いた所くらいはこの場に引用したいと思っています。(とりあえず)

 

スクワット

 まがりなりにも、休み休みも含めて、何とか続いています

10/13(水)~ 10/19(火)⦿⦿⦿△⦿△⦿  右ヒザ加減しながら

10/20(水)~ 10/26(火)⦿⦿⦿⦿⦿⦿⦿

10/27(水)~ 11/2(火)   ○⦿出勤○○○○