新聞の広告で面白そうな本を見つけた。手に取って見たいと思い、一番確実性の高いTSUTAYAで検索したら「1冊あり」と出た。実物があれば「取り置き」してもらい買いに行こうと本店に電話したら「当店にはございません」。どうもこの「1冊あり」は客からの注文があってそれが入荷したという場合なども含まれるらしく、必ずしも販売用として今現在棚に並んでいるとは限らないようだ。
じゃ、図書館はどうかと検索したら、さいたま市内9か所の図書館で各1冊ずつ「在庫あり」。よし、と一番近い岩槻図書館へ直行だ。だが雨が降り止まない。しかも駐車場は何百メートルも離れているところにあり、入口がわかりにくい。
でも読んでみたい思いに引きずられて決行! その駐車場だけど、ずっと以前に入ったことがあるので、カンで「この辺だったかな?」と狭い路地に入ってみる、違う。
「ここだったか?」と別の路地を曲がっても、違う。ぐるぐる回っているうちに、ワナにはまってしまった感じになった。そういえばこのあたりは何百年か前は城下町で、武家屋敷が並んでいたらしい。だから、外敵の侵入に備えてわざと町中の通りをわかりにくくしてあると聞いたことがある。十字路が少なくT字路が多い、など。
だから初めての人(今のわたしも含めて)のために案内表示を設置するという発想自体がないのかもしれない。そういう意識って何百年も変わらないところがあると思う。
疲れを感じはじめたころ、かすかな記憶を頼りに「ここかな?」と曲がったところに「図書館駐車場」の表示があった。ふ~っ。
さてここからが一苦労。土砂降り・・・とまではいかなくても、かなりの量が降り続く。小さ目のビニール傘なので肩から腕、ひざから下のズボンなどしっかりと濡れてしまう。それにしても距離があるなぁ。6~7分? 7~8分?くらい歩いてやっと図書館到着。
ところが、本自体はその図書館としては所蔵はしているものの、今は貸し出し中とのこと。
ただ、担当の職員が他の図書館の在庫を予約の形で岩槻の方へ送ってもらう手続きをしてくれた。(ホッとできたのはこれが唯一)
そしてまた雨の中を駐車場へ。結局駐車場~図書館の往復は15分ほど。皮肉にも毎日の午前中の散歩と同じ歩数だった(1,600歩)。
そして次の用事、コピー用紙購入のためホームセンターに行く。そして店内に入ったトタン、びっしょり濡れたシャツとズボンに強い冷房の風! ヒエーッ!
週末を飾る(?)出来事だった。
これから今日は一日おとなしくしていようか。