病気の「おかげ」で今がある

回復に時間のかかる精神障害 絶望したくなる時も… でも今仲間と悩み・喜びを共有できる こんな生活も悪くないか…

自分はどこに?

2022-01-22 | 個人的つぶやき

前回、「勝ちそうな人を応援する」ことについて書きましたが、そのことが頭にこびりついていたためでしょうか、先日、書店で『日本人の宿題』という新書判の本をめくっていたら、次のような内容が書かれているところがありました。     (p47~48     下線 小林)

 

保阪:若者からもう少し年齢を引き上げて、いま、中心で活躍している人たちを考えてみたいと思います。どうでしょうか、すぐ飽きてしまうという話がありましたし、半々に分かれたときでも、何か威勢のよいほうにつくとか、日本人の性格として、そういう傾向はないでしょうか。

半藤:これはもう、皆さん、そうなんじゃないですか。そのほうが楽ですからね。少数派に回ると大変で、たくさんの人についたほうが楽です。とくにネット社会などは、まるっきりそうなじゃないですか。

    (半藤一利:作家   保阪正康:ノンフィクション作家)

 

そして1/18、サンデー毎日を見たら、保坂氏が『「世代」の昭和史』と題してこの『日本人の宿題・・・』という本を紹介しつつ半藤氏の言葉を紹介していました。(サンデー毎日1/30号 p.96)

 「(戦時下で)ものすごくおっかないおっさん、『軍国おっさん』みたいな先生、何かと言えばひっぱたいていた人が、戦争が終わって学校が始まった頃にはケロッとしていましたからね。・・・・『もうこれからは民主化だ』と。この前までは天皇陛下のために死ねと言っていたのが、たちまち民主化ですからね。・・・・変わり身の早さと言うか節操のなさと言うか、わたしたち子どもから見ても、『お前たち、少しは自分の過去のことを反省しろよ』と思いたくなりましたけどね

状況が変われば、平気で前言を翻し、さらには何の反省もなく言動を変えてしまう」。

今回は、「変わり身の早さ」、「節操のなさ」が、私たち日本人の「宿題」と言えそうだと思ったのでした。

 

スクワット記録

 1/12~1/18 ○○○〇〇(忘)○

 

 

 

 

 

 

 


勝ちそうな人を応援する心理

2022-01-13 | 個人的つぶやき

きのう(1/12)の毎日新聞「論点」欄の一部に目が止まりました。引用してみます。

 

 編集者 : 去年の衆議院選をどう思いましたか?

 加藤 : 若い世代の4割が自民党支持とされますが、体制支持というより、当選しそうな人に投票して、当選すれば「正解した」と、ほっとするのだそうです。 (下線 小林)

 温 : 正誤の基準は、多数派かどうかなのですね。

 編集者 : なぜ、そんなにも「間違えたくない」のでしょう?

 加藤 : 内閣府の調査で日本の若者は「自分は役に立たない」と感じる人ほど自分に不満がある。この自己有用感の低さが関係するのではないでしょうか。

 温 :「存在するだけでOK」というあり方が、この社会では許されにくいことも関係しそうです。自己を肯定するには然るべき理由が必要だと思ってしまう。

       加藤 : 加藤陽子(東大教授)   温 : 温 又柔(作家)

 

これって「勝ち馬に乗る」と同じだろうか、と考えました。全く同じ・・・ではないようです。勝ち馬の方は「人の成功に便乗して成功する」という意味があるようで、たとえばビジネスで「機を見て成功して儲(もう)ける」のならば特に悪いことではないと思われます。

しかし選挙では、誰でもいいから勝てればいい、というわけではなく、そこには主義主張があり、候補者その人でなければならない、という部分があります。それを外してしまったら選挙の意味がなくなってしまうというか、違ってしまう、だろうと思います。

主義主張を外して「勝った」と言っては意味がない、ということになれば、選挙で「勝ちそうな人」だからというだけで投票するというのはどうもおかしい、と思ったのでした。

 

スクワット記録

12/22~12/28 ○○○○☓出勤日

12/29~1/4  ○○○○○○○

1/5~1/11    ○☓雪かき○○○○○