oton ayako domo

自分のみちをゆく人は、だれでも英雄です。
そんなあるきかたでもいいから、迷ったら、やれ!

屋久島のもののけ

2006-10-24 11:23:03 | あじわう
10月の屋久島。

6~10日まで、半休と代休を利用して、
楽しんできちゃった☆

いつだって人を癒さず、
自身にはぐったりを与えるあたし。
初めて、気持ちの奥の方をゆっくりできた行程だった。

往路の飛行機では皆みなさまに心配をお掛けした
(8:00過ぎに出発だったため、
台湾の二の舞にならない様に後輩宅に泊めてもらい、
自分の朝食と友人の誕生日プレゼントを心配し、
ディーンアンドデルーカで買いつけしていた)けれど、
あたしはなんて事なかった!
けろっと精算を済ませ、時計を見ると出発の10分前、
そしてセキュリティチェックの長い列。
普段の図々しさをここでは隠し、
のそのそと前の人の背中をまなじりで追う。
次第にバッグの底の酸素缶が引っ掛かったり、
頭に来つつ走って機内へ、はぁ疲れた。
(アテンドの係員、走るのはいいけど、
だったらこのパン持ってよ!
って言いたかったけど口を噤みました。)


誰かと何処かに行くなんて、
取り立てて好きではないし
(どちらかといえば、疲れるから嫌い)、
これから起こるもののうちの少ない軍勢のひとつに
数えてしまっていたのに、意外と良かった。

誰かとどっかで、とは、ひと味違ってるけど、
出逢いの代わりに再発見があって、
とてつもなくステキな時間。
居心地のよい時間、というのかな。

一番好きだったのは、雲水郷でも縄文杉でもなくて、
夫婦杉だった。
全く遺伝子が異なるのに、
幾千年(あ、大袈裟?)別々に生きてきて、
知らない間に通り過ぎていくかと思いきや、
いつかぴっとりひとつになって、一緒に育っている。

時間をともに過ごす、というには長過ぎもするし、
これまでとこれからと、
一体どちらが永いのかも見届けることも出来やしない。
そんな、人同士の偶然の繋がりにも似た
大きないきものを見た時、
咄嗟にあたしは涙と汗とを流してしまった。

それから、自分の体力には辟易した
(有り過ぎて)けれど、それでも少し、老いも感じた。
ジムに通い、晴れていればひたすら歩き、
重荷の引き摺り歩きには慣れている筈なのに、
翌日の膝はといえば、カックリポックリ。


美味しいものと、目一杯の笑いと、
たっぷりの懐かしさと新鮮味、
それから少しのガールズトーク。
これらと恋愛があれば、もう充分生きていける。
それも確信。

とにかく楽しいたびでした。
お世話になった皆さん、有難うございました☆

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