先週、港区の日赤医療センターへお迎えに行ってきました。
今回のご依頼は、取り急ぎご自宅へ寝台車で安置することです。
その後、故人様の生まれ育った関西で葬儀を行うか、
東京で葬儀を行うか、まだ決定してないそうで、一日待機です。
宗旨は仏教だと言うことですので、ご自宅では「故人様の前で
お線香を上げる際にはこのように安置し、西向きにされたほうが
よいと思いますよ」とアドバイスするも、「北向きにしなくて
良いんですか?」と疑問をもたれたようです。
このような疑問をお持ちになる方が多く、私もこの業界に入る
までは、ブッダがなくなった時に、頭を北に向け、顔を西に
向けて亡くなった事から、そのようにすると思ってました。
経典に「北枕にする」とはかかれてませんし、仏教発生のインド
では、インドの北にあるヒマラヤは聖地であることから「北」と
言われることがあります。と言うことは、日本では西に聖地が
あるので西向きですね 何年か前に浄土宗の住職の葬儀の時です
お坊さん達が「寝かせる向きが違う」とおっしゃるので
その当時の新米であったわたしは、方位磁石を携帯してましたので
私:「だいじょうぶです。北枕になってます。」
お坊さん:「ご本尊を正面に見て、頭右にするんだよ」
私:「??? は、はい わかりましたすぐに直します」
その向きは、方位磁石では東を指します。
本尊に向かいなぜ右にするのかは、葬儀の時でとても忙しく
聞ける状態でなかったので、未だ疑問のままですのでご存知の方
いらっしゃいましたらお願いします。
又、明治天皇は、南枕で安置してます。日本にある古墳は、北方又は
東方に頭があると言われています。
仏壇や神棚を北方に向けるのは良くない等とも言います。
では、本当は?それは、「宗旨宗派、個々の考え方による」と
しか言いようがないと思います。北枕とは決して決まりごとでは
ないのだから・・・では葬儀従事者としては、模範解答の
「北又は西に頭を向け」とほとんどの方が言うでしょう。
時間が有り、ゆっくりとお話できるのであればこう言った事を
語り、一つ一つ決めていくことも出来ますが、そう言っている
時間がないのがお葬式ですので(泣;)
本来ならこういうお話を宗教者の方が語り、お檀家さんや
地域の人たちとのコミュニティーを築いてくださるのがお仕事
だと思うのですが、お忙しく難しいのが現実でしょうか?
しかし、迷信や宗教心のうすれつつある日本で、まだまだ
北枕に拘る方が多いのは、驚いてもいいのかな?
蛇足ですが、私の父は、天邪鬼(あまのじゃく)で、少しひねくれ者で
すので、「俺が死んだら葬儀はせずに、火葬だけして、近所の目黒川に
でも撒いてくれ」と言うので、天邪鬼の父の言うことですので、きちんと
北枕に寝かせ知り合いのお寺様にお願いして、親族と、父となかの良
かった本当の友人をお呼びし、きちんと行ってあげようと思います。きっと
天邪鬼な父は「この馬鹿息子め」と逆の事を言って喜んでくれると思い
ますので(笑)
話はそれましたが、きちんと北枕で安置し、翌日関西へ移動が決まりました。
当初、寝台車でご一緒にと言うことでしたが、10時間近く一緒に車に乗り
故人様と語りながら、と言うご希望でしたが、到着してすぐに通夜と言う
こともあり、飛行機での移動となりました。短い時間でしたが、
私自身故人様とのお別れを惜しむと言うか、いつも、火葬炉でお別れして
いるからなのか、今回は空を見上げ飛行機に「いってらっしゃい!」と
なんだか本当に空高く帰って行った様なお別れで、不思議な気持ちでした。
今回のご依頼は、取り急ぎご自宅へ寝台車で安置することです。
その後、故人様の生まれ育った関西で葬儀を行うか、
東京で葬儀を行うか、まだ決定してないそうで、一日待機です。
宗旨は仏教だと言うことですので、ご自宅では「故人様の前で
お線香を上げる際にはこのように安置し、西向きにされたほうが
よいと思いますよ」とアドバイスするも、「北向きにしなくて
良いんですか?」と疑問をもたれたようです。
このような疑問をお持ちになる方が多く、私もこの業界に入る
までは、ブッダがなくなった時に、頭を北に向け、顔を西に
向けて亡くなった事から、そのようにすると思ってました。
経典に「北枕にする」とはかかれてませんし、仏教発生のインド
では、インドの北にあるヒマラヤは聖地であることから「北」と
言われることがあります。と言うことは、日本では西に聖地が
あるので西向きですね 何年か前に浄土宗の住職の葬儀の時です
お坊さん達が「寝かせる向きが違う」とおっしゃるので
その当時の新米であったわたしは、方位磁石を携帯してましたので
私:「だいじょうぶです。北枕になってます。」
お坊さん:「ご本尊を正面に見て、頭右にするんだよ」
私:「??? は、はい わかりましたすぐに直します」
その向きは、方位磁石では東を指します。
本尊に向かいなぜ右にするのかは、葬儀の時でとても忙しく
聞ける状態でなかったので、未だ疑問のままですのでご存知の方
いらっしゃいましたらお願いします。
又、明治天皇は、南枕で安置してます。日本にある古墳は、北方又は
東方に頭があると言われています。
仏壇や神棚を北方に向けるのは良くない等とも言います。
では、本当は?それは、「宗旨宗派、個々の考え方による」と
しか言いようがないと思います。北枕とは決して決まりごとでは
ないのだから・・・では葬儀従事者としては、模範解答の
「北又は西に頭を向け」とほとんどの方が言うでしょう。
時間が有り、ゆっくりとお話できるのであればこう言った事を
語り、一つ一つ決めていくことも出来ますが、そう言っている
時間がないのがお葬式ですので(泣;)
本来ならこういうお話を宗教者の方が語り、お檀家さんや
地域の人たちとのコミュニティーを築いてくださるのがお仕事
だと思うのですが、お忙しく難しいのが現実でしょうか?
しかし、迷信や宗教心のうすれつつある日本で、まだまだ
北枕に拘る方が多いのは、驚いてもいいのかな?
蛇足ですが、私の父は、天邪鬼(あまのじゃく)で、少しひねくれ者で
すので、「俺が死んだら葬儀はせずに、火葬だけして、近所の目黒川に
でも撒いてくれ」と言うので、天邪鬼の父の言うことですので、きちんと
北枕に寝かせ知り合いのお寺様にお願いして、親族と、父となかの良
かった本当の友人をお呼びし、きちんと行ってあげようと思います。きっと
天邪鬼な父は「この馬鹿息子め」と逆の事を言って喜んでくれると思い
ますので(笑)
話はそれましたが、きちんと北枕で安置し、翌日関西へ移動が決まりました。
当初、寝台車でご一緒にと言うことでしたが、10時間近く一緒に車に乗り
故人様と語りながら、と言うご希望でしたが、到着してすぐに通夜と言う
こともあり、飛行機での移動となりました。短い時間でしたが、
私自身故人様とのお別れを惜しむと言うか、いつも、火葬炉でお別れして
いるからなのか、今回は空を見上げ飛行機に「いってらっしゃい!」と
なんだか本当に空高く帰って行った様なお別れで、不思議な気持ちでした。
仕返しに?おっと、お返しにこちらにお邪魔させていただきます。私もつい先だっての葬儀で、桐ヶ谷の地下の式場は向かって左に棺を安置するのが通例ですが、この前のお寺さんは右にしてくださいと言われました。「左が西に当たりますが」と申しましたところ、「祭壇がある場合に向かって右にします」とおっしゃられたので理由を尋ねましたところ、しっかり理解できなかったのですがたぶんこんなことを言われていたのだと思います。「祭壇があるということはそれが西方浄土を意味します。従って、向かって右が北を表わすので右お頭で安置します」と。ということは方角に関係なく、祭壇を基準にいつもお頭は右ということになります。
なんだか、納得したのかしないのかのまま、言われるとおり開式20分前なのに直しました。
なんにつけお寺様の中にはこだわりをもった方もいらっしゃいますよね。喧嘩しても仕方ないので我々は言われるがままでよいと思います。ただし、宗教とは関係のない場面では有無を言わせませんが...
元日より仕事の依頼殺到(3件)で、一日中活動していました。何とか社長と二人で、全課題をこなし、疲れはしましたが良い幕明けでした。