himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

CP+2024へ行ってきました

2024年02月23日 | 天体写真

今朝は早く家を出て、パシフィコ横浜で行われているカメラ、光学機器の祭典 CP+2024を見学してきました。

その中で気になったこと、自分なりこれはいいね、などを簡単にレポートしておきます。

第一の目的は本日発売のOM-1 MarkⅡ、新しく搭載されたライブGNDが星景写真で使えるものかと、実機での確認とメーカーの方に説明を受けたい思いました。もちろん天体関係の機材についても何か面白いものがないかと徘徊して来ました。

1. OM-1 MarkⅡ ライブGND

  HDR撮影のように露出を変えて数枚を撮影して合成するようです。ですから"B"(バルブ)でライブGNDは使えません。でも”M"モードで10秒、20秒等を設定すれば、その時間で数枚撮影してGNDを掛けてくれるようです。でも星の流れが気になりますね。

そのほかにもライブバルブの最高感度が6400になったようです。そのほかも色々と進化しているのでしょうね。

2.サイトロンジャパン 

国産鏡筒と赤道儀を開発中とのことで展示されていました。

3.Sky-Watcher

太陽望遠鏡が展示されていました。発売、価格は未定とのことでした。

これも中々面白そうですね。

4.ケンコーソフトフィルター

Leeのソフトフィルターがなくなり困っている方が多いと思いますが朗報です。Leeと同じようにシートタイプで3種類ありました。6月発売予定で価格は未定。

5.BORG 125FLカーボン鏡筒

カーボン鏡筒は軽いですね。鏡筒バンドの位置が重心ですのでピラーが必須?

でも温度変化に強いのでピントのずれが少ないこのです。

6.ZWO

CP+初出店でしょうか?。Seestar、CMOSカメラ等が展示されていますが。新しいもの、開発中の物などはありませんでした。Seestar MarkⅡ等を期待して来られた方も多いと思いますが・・・

なんだか協栄さんのブースのようでした。

7.ケンコー・トキナー

製品のカテゴリー別にいくつものブースに出展されていました。

総合光学商社のようで扱っている商品が多岐にわたってますね。

8.リコーイメージング PENTAX

  残念ですが今回は出展されてないようです。

 

19時頃には自宅に戻り今日の成果をまとめています。

それと最後に、会場で三重の天文ショップの店長さんと偶然にバッタリ。奇遇ですね~。

予感が当たりました。

CP+2024は2月25日(日)まで開催されています。ご都合の良い方はお出かけ下さい。

 

 


NGC5139 ω星団

2024年02月21日 | 天体写真

なんか2月なのに気温は20度越え、日本の南には前線が停滞し梅雨のような天気です。この先1週間は晴れるようすがありません。

今日は2月10日に撮影したω星団です。

TITLE:NGC5139 ωオメガ星団
DATE:2024-02-10
TIME:02:54..03:15
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:120s 
撮影枚数:11コマ 
総露出時間:22分
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ 、トリミングなし

デカいですね。

始めはケンタウルス座の星座を形作る恒星と考えられおりω星と呼ばれていたため、この名称で呼ばれるそうです。星座を形作る星団は他にあるのでしょうか?

距離は17000光年、1000万個の恒星が集まった球状星団です。

本州の最南端に近い熊野でも撮影時の高度は約7度、太平洋の水平線の上で撮影の条件が整うチャンスは中々巡ってこないのですがラッキーな夜でした。

でも処理をしても色が出ず変な感じになってしまったかと思います。

Seestarで撮影した画像でも構造が良くわかります。

Seestarは焦点距離250mm、センサーサイズは3.2x5.6mm、撮影画角は横0.73度x縦1.28度

HD800+Eoa Raで撮影した上の画像は、焦点距離2000mm、センサーサイズは24x36mm、撮影画角は短辺068度x長辺1.03度で、ほぼ同じ大きさにω星団が写っています。

これは撮影範囲の短辺が同じで、言い方は変ですが倍率が同じです。

この前に紹介した太陽、月の大きさは約0.5度の大きさですのでSeestarの撮影画角に少しの余裕でピッタリ収まります。あらためてSeestarの焦点距離とセンサーサイズはよく考えられていると思います。

こうして画像で比較してみるとこの星団の大きさが良くわかります。

Seestarで色々な銀河、星団を撮影すると太陽、月を基準として大きさの違いが目でわかりますね。

又、HD800は2000mmの長焦点ですが、フルサイズのカメラでは太陽、月が画角にピッタリ収まりますの以外と使いやすいことが再確認できました。

23日は横浜のCP+2024へ遠征の予定です。現地ではどなたかと偶然に、奇遇ですね~。なんてことを期待して行ってきます。でも久しぶりの新幹線に乗れるか不安です。

 


新月のM51

2024年02月11日 | 天体写真

熊野からもどり忘れない間に画像の整理を行っています。

その中で昨日はSeestarの画像でM51を紹介しましたが、今日は鏡筒で撮影したM51子持ち星雲です。

TITLE:M51
DATE:2024-02-09
TIME:23:41..25:33
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:180s 
撮影枚数:24コマ 
総露出時間:72分
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:6℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ 

撮影途中に薄い雲が流れたようで、36コマ中24コマのコンポジットでした。

画像処理はもう一つですが、取りあえず良しとしておきます。

でも、M51は何度撮影しても難しく、納得のいく画像に仕上がりません。

 

昨日のSeestarの画像をM51の方向をそろえて、比較のために再度掲載します。

10分の撮影時間で良く取れていますね。これを見ると鏡筒で撮影した画像はもっと頑張らねはと思います。

Seestarは撮影時間の設定が基本10秒ですが、ファームウェアのバージョンアップで20秒と30秒が追加されました。今回は暗い空の銀河で20秒の撮影です。30秒も試してみましたが、やはり長時間はつらいようでスタック時に「星が流れていてスタックで使えません」と言われ、歩留まりは50%位に下がります。経緯台のSeestarでは撮影時間20秒までかなと思います。

さあ、次は何はなににしようかな?

 


2024年 初撮りは熊野で

2024年02月10日 | 天体写真

2024年、もう2月になりますがやっと初撮りに出かけられました。

新月期を迎えた2月9日、GPVでは21時以降には雲が取れそうな熊野へ向かいました。

19時頃に現着。すでに機材を展開して撮影準備の整った愛好家さんが一人見えましたので軽く挨拶して自分も準備に入りました。今晩はさみしくないようでようですね。

極軸を合わせていると北から雲がわいてきましたが、今晩の熊野は風も無く気温もあまり下がらないと思います。予報通り21時過ぎには雲が切れ出しましたので撮影に取りかかりましたが、撮影の合間の暇つぶしにと持っていたSeestarの性能に驚かされました。

鏡筒で撮影した画像はこれからボチボチ処理を進めますが、取りあえず簡単に処理を行ったSeesearの画像をご紹介します。

M51 子持ち星雲です。

まずはライブスタック 20秒露出で10分間の撮影、端末に保存されたjpeg画像

10分間撮影で何も処理をしない画像です。とても5cm f250mm わずか10分撮影の画像とは思えません。今までは自宅、観望会場など空の明るい場所での撮影でしたが、月のない暗い空の熊野で撮影したものとは全く違いますね。やはり暗い空が一番の条件ですね。

軽くPIで処理を行った画像もご紹介します。

いや~ 参りました。

興奮のあまりお隣で撮影されていた愛好家さんにも見て頂きましたがやはり驚かれていました。

こんな感じでアドレナリンが大量に噴出、朝まで貫徹でした。

もう眠いので今晩はここまでとしますが、鏡筒で撮影した画像、Seestarの画像をおり混ぜてこれからご紹介して行きたい思います。

おやすみなさい