himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

水星を見ることが出来ました

2021年01月26日 | 天体写真

2021年1月24日 水星が太陽から最も離れ、東方最大離角となり観察することが出来るかも。実は今まで水星は見たこのがないのでこのチャンスに是非と思っています。

あの、地動説のコペルニクスでさえも見たことがないと言われています。太陽に近くて小さな水星はそれだけ見ることの難しい惑星と言うことですね。

24日は雨でダメでしたが、25日は朝から快晴で西の鈴鹿山脈にも雲がかかっていません。

17時頃から機材を展開して赤道儀のアライメントは月と太陽でをとり、水星を導入しフリップミラーで眼視、カメラのモニターを交互に見ながら現れるのを待ちました。

DATE:2021-1-25
TIME:17:33
撮影場所:四日市市 楠海岸
カメラ:OM-D E-M5
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:none
焦点距離:740mm
F値:F7.4
露出時間:1/320s
撮影枚数:1コマ
フィルター:none
ISO:1600
赤道儀:Vixen SXD2

まだ明るい空の中に星が現れました。画像が小さいので分かりずらいのですが、確かに左上が欠けています。半月を少し過ぎたよう感じです。内惑星である水星は満ち欠けがあるのです。確かに水星を捉えることが出来ました。

ファインダー、双眼鏡ではハッキリと確認できるのですが眼視では見えません。

だいぶ空が暗くなってきた、17:55 なんとは眼視することが出来ましたが、その後は雲の中となりました。

最初で最後になるかもしれない水星を見て、画像に収めることが出来ました。


熊野でNGC2359 トールの兜

2021年01月25日 | 天体写真

12月19日、昨年最後に撮影に出かけた時の画像です。

冬場の北風を北側が山が防いでくれる撮影地です。この晩も風が無く長焦点でも上手くガイドしてくれました。

空の暗い熊野すが、少し月明かりの中での撮影となりました。

初めて撮影する対象です。

TITLE:NGC2359トールの兜
DATE:2020-12-20
TIME:01:38..02:59
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:300s
撮影枚数:16コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:2℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし 

トールの兜とは、北欧神話に出てくる雷神のようです。ローマ軍、バイキングの兜の様でもありますね。
面白い形の星雲ですが、中心にあるウォルフ・ライエ星(WR星、WR型星)と呼ばれる青色巨星が放つ特殊なスペクトルに照らされた星雲だそうです。
 

マイナス16℃ 極寒の開田高原

2021年01月21日 | 天体写真

1月19日 雪の開田高原へ出かけました。

天気図、GPVを見ると午前中は雪雲に覆われるもの、午後からは雲が無さそうです。

20時頃には現着、積雪は25cmくらいですが、道路は除雪されています。気温はマイナス10℃くらいです。まだ月がある中で機材を展開して月没を待ちました。

最初に屈折のFC100で2対象を撮影したのち、鏡筒をHDの長焦点に変えて撮影を始めると、今日はガイドの調子が悪い。ターゲット星が落ち着かないのです。

配線やPCの接続などチェックをしましたが、ダメでした。どうも赤道儀のグリスが寒さで硬くなり動きが悪いようです。

ポラリエも動きが悪く、固定撮影の1枚撮りです。

御嶽山に沈むオリオンと冬の大三角

DATE:2020-01-20
TIME:02:04
カメラ:E-M5Ⅱ改
鏡筒orレンズ:17mm
F値:F1.8
露出時間:25s
フィルター:Lee No.2
ISO:1600
気温:マイナス16℃  

中津川方面の町の明かりが残念ですが、透き通って引き締まった星空です。

近くの温度表示は、マイナス16℃です。USBケーブル、ガイドケーブル、電源ケーブルなど全て硬くなり、曲げると折れそうです。

 人間の方はしっかりと防寒対策をしていきましたが、足のつま先が冷えて痛くなってきました。

夜明けを迎えると、

TIME:06:24

快晴で全く雲のかからない御嶽山が現れました。

いやー、良い星空を一晩中見させてもらえました。

撮影した画像はボチボチと処理していきます。

いつもなら、冷えた体を温泉で温めてから帰るのですが、今の時期はダメですね。


2021年 撮影初めは志摩で

2021年01月05日 | 天体写真

遅くなりましたが、2021年 明けましておめでとうございます。

大変な年末年始で、先が見通せない年明けになってしまいましたが、1月4日 地元の志摩で撮影初めをしました。

向かったのは横山展望台。2016年 G7伊勢志摩サミットで全首脳が記念撮影した場所です。

2021-1-4 21:31 OLYMPUS E-M5MarkII改 12mm 20s

地上、海上を月光でもう少し分かるように撮影したかったのですが、月が登ったタイミングで雲が空を覆って来てしまいました。残念です。

でも、そのおかげで美しい月の出が見られました。

2021-1-4 22:14 OLYMPUS E-M1MarkII改 40mm 4s

太平洋から登った、赤い月が空も真っ赤に染めて幻想的ですね。

皆さん、今年もよろしく。