himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

M31 アンドロメダ

2021年07月26日 | 天体写真

連日オリンピックの暑い戦いをTV観戦しています。個人的な意見ですが無観客でも開催されたのは選手だけでなく、コロナ禍で沈んだ世界中の人々にも良かったのではと思います。

7月17日みずがき湖での画像です。

月が沈みかけた頃に高度が上がってきたM31

TITLE:M31アンドロメダ
DATE:2021-7-17
TIME:23:43..23:49
撮影場所:みずがき湖
カメラ:Olympus  E-M5MarkⅡ(改)
鏡筒orレンズ:FS-60CB
コンバーションレンズ:FC/FSフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
露出時間:40s
撮影枚数:9枚
フィルター:none
ISO:6400
気温:22℃
赤道儀:AZ-GTi
オートガイド:noガイド
画像処理:St9で+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし

フォーサーズカメラとFS-60の短焦点で、画角の収まりが良さそうなM31をAZ-GTiノーガイドで撮影しました。

星雲の細部が出ていません。ヒストグラムを見ても露出が足りないようです。次回に再挑戦したいですね。

 


夏は三裂星雲 

2021年07月21日 | 天体写真

開会式前ですが、ついにオリンピックの公式試合始まりました。

いつもながら当然TVでの観戦ですが、日本の選手が頑張っているところを見られるのは興奮しますね。

今回のオリンピックでは在職中に職場の同僚であった、Iさんの娘さんが水球の代表選手として出場の予定です。

親御さんとしては何としても応援に行きたいと思いますが、無観客の中でどうなのでしょうか。

 

さて、7月17日みずがき湖で撮影した画像です。

AZ-GTiを色々と試している間に、ほったらかしでとりあえず撮影しておいたものです。

夏の星雲で代表的、そして特徴のあるM20三裂星雲です。

TITLE:M20 三裂星雲
DATE:2021-07-17
TIME:21:30..22:04
撮影場所:みずがき湖
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:30s
撮影枚数:51コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:22℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、Lrで仕上げ 、80%トリミング 

長焦点で大きな星雲の画像は迫力が出たかと思います。でも、なんで四裂でなくて三裂と呼ばれるのでしょうか?。

画像を眺めていると、夏のもう一つのお楽しみ、いちごシロップの上にブルーハワイ載せ。かき氷に見えてきました。

 


梅雨明けの、みずがき湖で撮影三昧

2021年07月19日 | 天体写真

天気図、ひまわり画像、GPV、Windy等を数日前から睨めっこ。そして梅雨明けをむかえた17日、月齢は7.1日、深夜0時前には月が沈みます。これは撮影に出掛けるしかありません。

各種気象予報から目的地を、みずがき湖に決定し機材を整え午前中に自宅を出発。どこにも立ち寄らず15:30頃に現着。

梅雨が明けた、みずがき湖の空は青が濃く澄んでいます。こんな青空は久しぶりで、素晴らし夜空を期待させてくれます。

今夜は愛好会のviewruさんも撮影に来られ、ほかにも関東方面からお二人が来られました。いつもは一人で撮影していることが多いので心強いですね。

月が沈むころには少し雲が出てきましたが、その間隙をついて狙った対象は白鳥座、デネブ近くのNGC7000北アメリカ星雲をペリカン星雲と共にです。

TITLE:NGC7000北アメリカ、ペリカン星雲
DATE:2021-07-17
TIME:21:31..21:52
撮影場所:みずがき湖
カメラ:E-M5Ⅱ(HKIR)
鏡筒orレンズ:Zuiko ED150mm F2.0
コンバーションレンズ:none
焦点距離:150mm
F値:F2.5
露出時間:10s
撮影枚数:96枚
フィルター:none
ISO:6400
気温:22℃
赤道儀:Sky-Watcher AZ-GTi 赤道儀モード
オートガイド:ノータッチ
画像処理:St9コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミング85% 

月明かりの中ですがフィルターなしで、そして短時間多枚数で撮影しましたが結果はどうでしょうか?。

月が沈むころには雲が無くなり全天、快晴の星空が広がっています。

これは凄いぞ!!

   


梅雨明け間近、準備よし!

2021年07月13日 | 天体写真

あちらこちらで大雨が降っているようですが、なるだけ被害の少ないことを祈っています。

そして気象情報では梅雨前線も途切れ途切れとなり、やっと梅雨明けの気配が見えてきました。

梅雨明けの満天の星空を期待して着々と機材の準備を進めてきましたが、FS-60CBによるサードライトです。

夏の星雲・星団で一番好きなM17オメガ星雲を、M16わし星雲と共に撮影しました。

M17オメガ星雲は、伊勢えびの様でhimadawaの一番のお気に入りです。

TITLE:M6,M17
DATE:2021-6-29
TIME:21:57..22:14
撮影場所:四日市
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FS-60CB
コンバーションレンズ:FC/FSフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
露出時間:10s
撮影枚数:43枚
フィルター:none
ISO:5000
気温:26℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:noガイド
画像処理:St9で+コンポジット、
     Lrで仕上げ 、トリミング75%

QBPフィルター等を使えば街中でももう少し良くなるかとは思いましたが、まずは素の状態で撮影しました。

そしてもう一つ、うまくガイド出来なかったAZ-GTiのオートガイドを対策しました。

AZ-GTiのHAND CONTROL端子に取り付ける”AutoGuidePort”です。写真では切れていますが右側にST4オートガイドケーブルを差し込むだけ、対応のガイドソフトはPHD2です。

早速にテストです。

AZ-GTiとPCはWi-Fiで接続。ガイドカメラとPCは有線でUSB接続、ガイドカメラとAZ-GTiは”AutoGuidePort”でST4有線です。結果はPHD2標準設定で簡単にガイドが出来てしまいました。

気をよくして、ステラショット2のオートガイドも試してみました。

これも何とかガイドいてくれているようです。でもFS-60CBとの組み合わせで、高感度、短時間露光の条件ではオートガイドは使わなくても良いかもしれませんね。

5月にキャンピングカーは車検済み(もちろん自分で済ませました)、6月にワクチン接種済み、そして7月末頃には梅雨明け。

梅雨明けは満月に近い時期で撮影には適さないかと思われますが、そんなことは言ってられません。天候さえ良ければ出かけますよ!

 

 

 

 


いつもの M8,M20

2021年07月07日 | 天体写真

6月29日のセカンドライトです。

夏の代表的な星雲、M8干潟星雲とM20三裂星雲に鏡筒を向けました。

毎年撮影してしまう対象ですが今年は自宅からです。

DATE:2021-6-29
TIME:21:26..21:55
撮影場所:河原田
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FS-60CB
コンバーションレンズ:FC/FSフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
露出時間:7s
撮影枚数:134枚
フィルター:none
ISO:5000
気温:26℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:noガイド
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9で+コンポジット、
     Lrで仕上げ 、トリミング80%

空の明るい街中ですので短時間、多枚数で撮影してみました。画像処理ではもっと星雲を出したかったのですが手探りの状態です。

今日は7月7日 七夕ですが、梅雨真っただ中で朝から一日中雨が降っています。そしてニュースでは東京にコロナの緊急事態宣言が検討されているようです。

自分も妻も2回目のワクチン接種が済み、これで少しは以前のように過ごせるかと思っていましたが気持ちが少し萎えます。

スッキリとした梅雨明が待ち遠しいですね。


    


やっとのFS-60CB ファーストライト

2021年07月05日 | 天体写真

6月29日、今晩は予報より天気が良く雲が少ない。月齢19.1日 月の出は23時頃ですので、2時間くらいは撮影のチャンスがありそうです。

しかし、またもや明日は2回目のワクチン接種の予定です。なぜかワクチン接種の予定があると天気が良くなります。これは良い傾向だと勝手に考え、天候もコロナも良い方向に向かえばと思います。

そんなことで急遽、自宅庭に機材を展開しました。

撮影時間が少ないので今晩のメニューは新しい鏡筒であるFS-60CBの事実上のファーストライトとしました。

架台はSXD2を使用して撮影することに集中しました。月は出ていませんが町中ですので、肉眼では4等星が確認できる程度の夜空です。

ファーストライト

TITLE:M10,M12
DATE:2021-6-29
TIME:20:55..21:07
撮影場所:四日市
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FS-60CB
コンバーションレンズ:FC/FSフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
露出時間:10s
撮影枚数:40枚
フィルター:none
ISO:5000
気温:26℃
赤道儀:Vixen SXD2
ガイド:ノータッチ
画像処理:St9で+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミング90%

ファーストライトは派手目な夏の星雲としたかったのですが、高度が低く空の状態も良くなかったので、少し高度の高いM10,M12をペアで撮影してみました。左端の星はへびつかい座の300ph 4.8等級の恒星で、その隣がM10、右下がM12の球状星団です。

空が明るいので短時間露光、焦点距離も短いのでオートガイド無しです。これ位の短時間露光であればAZ-GTiとFS-60CBの組み合わせでもオートーガイド無しで行けそうですね。

   


keenan's systemとAZ-GTi

2021年07月04日 | 天体写真

少し前のことですが、前回の新月である6月10日前後は天候が良く、撮影に出掛けたかったのですが遠出は自粛しました。

それは一回目のワクチン接種が6月9日、こんな時に夜遊びに出掛けたら家族から見放されてしまいます。

そして接種に伴う体調の変化も特になく、うでが少し痛いくらいで済みましたので体調OKと理解して6月10日に鈴鹿山脈の石榑へ向かいました。

目的はAZ-GTiのシステムの動作確認とオートガイドがどのように行えるかをテストです。

その前に折角の天候と星空ですので何かを撮影しようと、SXD2と長焦点のHD800の筒先を向けた対象は、Arp 104 Keenan’s System (NGC 5216 & NGC 5218)、この銀河を研究したキーナンスさんの名前を使いキーナンスシステムと呼ばれるそうで、NGC5216とNGC5218の二つの銀河で構成され、細いガスの流れで接続されているようです。

TITLE:NGC5216 & 5218 Arp104 keenan's system
DATE:2021-06-10
TIME:22:08..22:47
撮影場所:石榑
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:120s
撮影枚数:18枚
フィルター:none
ISO:25600
気温:18℃    

NGC5216は見かけのサイズ 2.4x1.8' 明るさ14等、NGC5218は見かけのサイズ 2.9x1.6' 明るさ12.3等と小さくて暗い銀河ですが何とか形は捉えることが出来ました。残念ながら二つの銀河を結ぶガスは写りませんでしたが次回はじっくりと撮影したい対象です。

場所は、おおぐま座のミザールから北極星の方向ですので季節にとらわれず撮影できるかと思います。

さて撮影は機材にまかせて、AZ-GTiの動作確認です。

赤道儀モードでじっくりと撮影することを想定して、Win10とステラショット2で使えるかをやってみました。

1.Win10ノートPCにWindows 版SynScan Pro、Sky Watcherの望遠鏡を制御するのに必要なASCOMドライバをインストールします。

2.AZ-GTiとPCをWi-Fiで接続してSynScan Proを起動。

3.接続が確立出来たら、SynScanアプリでアライメントを行う。アライメント後に恒星時追尾にモードになっているかを確認する。

4.ステラショット2を起動して、望遠鏡(架台)をASCOMで接続します。この時ステラショットの無線制御デバイス「GearBox」は使用しません。有線接続のような状態ですがAZ-GTiとはSynScanアプリを介してWi-Fiで行います。

これでステラショット2から自動導入が行えるようになりました。これで第一関門突破ですね。

5.カメラの接続

カメラの制御は残念ながら無線では行えませんので、USBケーブルを直接PCに接続します。ですからステラショット2との接続は簡単です。

6.ガイドカメラの接続

これもUSBケーブルでPCと有線接続です。AZ-GTiにはガイド端子がありませんので望遠鏡コントロールの微動でガイドを行うようです。

実際にやってみると、これが中々上手くいきません。なんか動きが悪くてキャリブレーションが終らないのです。

バックラッシュが大きいのか、どこかの設定が合っていないのか解りませんが、0時を過ぎたので今晩はこれでとします。

第二関門撃沈です。