himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

2020年 〆のクリスマスツリー星団

2020年12月31日 | 天体写真

2020年、今までに経験したことのない事ばかりの1年が終ろうとしています。

新しい年を迎えても、劇的にこの状況が変わると思いません。人生相談ではないですが「変えられる ことは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう」。早い話、長いものにはまかれろですかね?。

今年にやるべきことは片付けた大晦日の午後、ゆったりとPCに向かっています。

天体の趣味につては、2020年自分なりに収穫のある年でした。

1.コロナ禍でも三蜜にならないこの趣味は継続することが出来ました。

2.思いつき、ダメもとで試した長焦点撮影が意外とツボにはまりました。

今年の〆の画像は、いっかくじゅう座のクリスマスツリー星団です。撮影日はクリスマス前でしたが処理が遅くなり、時期遅れですみません。

TITLE:NGC2264 クリスマスツリー星団
DATE:2020-12-20
TIME:00:25..01:01
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:120s
撮影数:16コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:5℃  
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし 

愛好会の皆さん、いつもブログを見ていただき応援してくださる皆様ありがとうございました。

新しい年にはコロナが収束し、マスクをせずに生活できる日が早く迎えられることを願いつつ、良いお年をお迎えください。

新しい年を迎えた新月期には、雪の星景写真を撮影に行きたいですね!


55FLにも光条 SUBARU

2020年12月29日 | 天体写真

Borg 55FLでの撮影です。

FC-100でM45を撮影したのと同じ釣り糸で光条を入れてみました。

まずは、前回と同じのM45すばるです。

TITLE:SUBARU
DATE:2020-12-19
TIME:18:56..20:11
撮影場所:熊野
カメラ:OM-D E-M5Ⅱ(改)
鏡筒orレンズ:BORG 55FL
コンバーションレンズ:0.8xRe
焦点距離:200mm
F値:F3.6
露出時間:120s
撮影枚数:22コマ
フィルター:none
ISO:1600
気温:4℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、80%トリミング

光条が綺麗に入ったかと思います。これでhimadawaのアウトバックと同じのSUBARUになりました。

 


NGC281パックマン星雲

2020年12月28日 | 天体写真

カシオペヤ座にある散光星雲 NGC281パックマン星雲をドアップで撮影しました。

パックマンて、初代ファミコンのゲームですよね。ゲームができる以前は何と呼ばれていたのでしょうか?。yahoo USA でNGC281を検索したWikipediaでも、ビデオゲームのキャラクターになぞられて Pacman Nebula だそうです。

TITLE:NGC281パックマン
DATE:2020-11-21
TIME:21:08..22:16
撮影場所:石榑
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:240s
撮影枚数:16コマ
フィルター:HEUIB-II
ISO:25600
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし 

パックマンの“口”と”目”は塵とガスによって暗くなっているようです。でも、なんか取り止めのない形ですね。

Pacman Nebula前は何と呼ばれていたのでしょうか?。

 


NGC7635 バブル星雲は本当にバブルだ

2020年12月26日 | 天体写真

今日は朝から大掃除。Water JET洗浄機で家の外壁、窓ガラス、車庫等々を綺麗にしていました。汚れが落ちると限がなく、なんやかんやで6時間くらい屋外で作業していました。これで風邪をひいて熱でも出たら、今は不味いことになりますよね。

夕食後、暖かい部屋でPCに向かっています。

今回も長焦点シリーズです。

カシオペヤ座のNGC7635 バブル星雲です。撮影したのは少し前ですが自宅から約一時間の鈴鹿山脈です。

TITLE:NGC7635バブル星雲
DATE:2020-10-21
TIME:00:48..01:49
撮影場所:石榑
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:240s
撮影枚数:16コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:16℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし

8000光年の距離に位置していて、星雲中に存在するまばゆい星の光によって、周囲に広がるガスや塵の雲が明るく照らし出されているのだそうです。

球体に見える部分は、ガスや塵の雲が均一に広がっているからでしょうか?。

宇宙は不思議ですね。

明日は台所、換気扇、風呂、洗濯機、排水管などの掃除予定。宇宙と現実の差が激しいです。

 


憧れの光条 M45 プレアデス星団

2020年12月25日 | 天体写真

いつも撮影してしまうM45 プレアデス星団なのですが今回はニュートン風に光条が入るように撮影してみました。

屈折のFC-100DFのフード先端にナイロンの釣り糸をクロスに張って撮影しました。

いやー、綺麗に憧れの光条が入りました。でも、ちょっと五月蠅いですね。

釣り糸をマジックで黒く塗ったら感じが変わるでしょうか?。カーボン製の黒い糸を使うか?。等々考えています。邪道かなとも思いますが、所詮お遊びですから良しとしますか。

明るい対象だからと、月明かりでの撮影です。

TITLE:M45
DATE:2020-12-19
TIME:18:34..20:05
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:90s
撮影枚数:24枚
フィルター:none
ISO:6400
画像処理:St9でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、90%トリミング  

ちょっとお遊びをしてみました。

 


りゅう座のNGC4236棒状銀河を熊野で

2020年12月24日 | 天体写真

blogの更新に間が空きましたが、時間を作って撮影しています。でも、画像処理が追いついていきません。

新しいステライメージがアナウンスされ、処理速度が早くなったとのことですので早速にダウンロードして試してみました。

12月19日 熊野で撮影したNGC4236 りゅう座の棒状銀河です。

TITLE:NGC4236
DATE:2020-12-20
TIME:03:18..05:06
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:360s
撮影枚数:16コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:2℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし 

ポラリスと北斗七星の柄杓の中間あたりの場所ですので撮影できるチャンスは多いと思います。

でも淡い銀河で露出を加えてもなかなかレベルが上がりません。撮影開始時刻から最後の撮影対象となるので360sの露出時間でできるだけのコマ数を撮影しました。

風もなく、暗く安定した宙の状態で星があまり大きくならずに撮影出来たかと思います。

淡い青色が美しい銀河ですね。所々のガスの塊が、気象衛星の台風画像の積乱雲のようにも見えます。

今年を締めくくるためにも、撮りためた画像を年末に向けて処理していきたいと思います。

 


NGC40 蝶ネクタイ星雲

2020年12月01日 | 天体写真

11月の新月期には2回の撮影に出かけることが出来ました。

やはりこの趣味は天候が一番ですね。

11月21日 近くの石榑での撮影です。ここは天の川が肉眼で薄く見える程度の宙ですが、暗い方向へ鏡筒を向ければ何とかなると思っています。

その鏡筒を向けたのは、ケフェウス座にある惑星状星雲 NGC40 蝶ネクタイ星雲です。

視直径は約35”、明るさは12等級位です。視直径は遠くの木星、接近時の火星位ですかね。

TITLE:NGC40蝶ネクタイ星雲
DATE:2020-11-21
TIME:23:06..23:39
撮影場所:石榑
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:60s
撮影枚数:30コマ
フィルター:HEUIB-II
ISO:25600
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、約40%トリミング 

初めて撮影した対象ですがも少し露出をおさえたほうが詳細が出せるのかな?、もう少しシャープ撮影したいですね。このような対象はCMOSカメラでも撮影したいと思っています。

中心の恒星は終末期の姿で大きく膨れ上がって赤色巨星だと思いますが、この後に超新星爆発を起こすのでしょうか。見てみたいものです。

真っ赤な蝶ネクタイは、なじみが無いのでわかりませんが、腹話術の人形さんが付けているものの様にも見えます。