himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

M101 超新星 2023ixf が撮影できました

2023年05月26日 | 天体写真

5月19日に板垣さんが、おおぐま座のM101 回転花火銀河に超新星 2023ixf を発見されたそうです。

たまたま自分は5月17日にM101を撮影していましたので、このニュースを聞いたあとに画像を見てみましたが写ってないようでした。(ちょっと残念でした)

その後、もう一度M101を撮影して確認したいと思っていましたが天候が悪く指をくわえていました。

ところが、昨日5月25日 20時頃に空を見ると雲が切れかけていました。これはチャンスだ!。

月明かりの自宅からですが急いで機材を準備して撮影にかかりました。そして10数コマですが雲がまた広がってくるまでに撮影が出来ました。

その画像が

NGC5461の近くに結構明るい超新星を捉えることが出来ました。

上の画像 5月17日は、FS60-CB 355mm

下の画像 5月25日は、FC100-DF 770mm で撮影画像の大きさは約2倍違いますが

見かけ上、同じ大きさに調整しました。

いやー、よい記念になりました。

 


M51 子持ち銀河が冴えました

2023年05月21日 | 天体写真

私と相性が合わないのか、単なる技術が足りないのかわかりませんが、なかなか満足のいく画像が得られなかったM51 子持ち星雲です。

この夜の開田高原は空は暗く、透明度もよく、風もなく最高のコンデションでした。そこで長焦点のシュミカセを架台に載せて大きな画像で撮影しました。

TITLE:M51 子持ち銀河
DATE:2023-05-17
TIME:00:08..02:20
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:180s
撮影枚数:40コマ
フィルター:HUBE-Ⅱ
ISO感度:40000
気温:8℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、SN2,Lrで仕上げ 、トリミングなし

総露光時間は2時間ですが、ガイド状態もよく結構細部まで解るような画像が得られてました。

HUBE-Ⅱフィルターを使用したので色が緑に傾いています。これを何とかしたいですね。

 


みずがき湖で りゅう座トリオ銀河

2023年05月19日 | 天体写真

開田高原を夜明けを迎え、次の目的地である、みずがき湖へ向かいます。

途中の道の駅では温泉につかって体を整え、少しの仮眠をとり12時頃にビジターセンターに到着。

今回の目的の一つである愛好会の写真展に出品する写真を届けたあと、こうちゃんさん、Kさんと昨晩の撮れ高をなど星空の様子などお話しながら暗くなるのを待ちました。

私の今晩の目標は上手く使いこなせていないCMOSカメラ 533MC Proと長焦点の組み合わせでご指南を賜ろうとの魂胆です。

こうちゃんからお題を頂いた対象は、小さな三つの銀河が並んだりゅう座のトリオ銀河です。

ITLE:NGC5982りゅう座トリオ銀河
DATE:2023-05-18
TIME:00:37..02:12
撮影場所:みずがき湖
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:300s
撮影枚数:20コマ
フィルター:HUBE-Ⅱ
GAIN:360
センサー温度:-10℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ 

PIでのAnnotationすると、

タイプの異なる小さな三つの銀河が並んでいます。

星空案内人で勉強した、ハップルの音叉型分類で銀河の形態は

NGC5985 渦巻銀河 SAb

NGC5982 楕円銀河 E4 

NGC5981 棒状銀河 SBb..c に分類されるようです。

何とかそれなりの画像が撮影出来たのですが、実はこの前の撮影では星が大きくてダメダメの画像しか得られず悩んでいました。愛好会のメンバーからは”ピント合ってる?”のご指摘があり慌てて、”バーティノフ・マスク”を取り出して確認すると、やはりピントが少しずれています。さすが先輩諸兄ですね。

しかし、対象が暗いのでライブビューでは光条が見えません。鏡筒を明るい恒星に向けて移動させようと思いましたが、メンバーから”鏡筒は移動せずGAINを最高に上げ、数秒の露出時間で撮影しながらピントを合わせればいいよ”。 なるほど勉強になります。

他にも色々と教えて頂き自分の未熟さを痛感しました。

このようなことはリモートではなかなか解決しませんね。対面だからこその事です。

ありがとうございました。

そして私の魂胆も見事にあたりました。

 


素晴らしい天の川

2023年05月18日 | 天体写真

2月から色々なことでバタバタしていましたが、全ての事が上手く片付きほっとしています。

撮影、星見が出来ずフラストレーション溜まってきていますので、天候をみて平日ですが5月16日、17日と二晩続けて撮影に出会掛けました。

一日目、5月16日は開田高原です。天気図では高気圧の前面に覆われGPVでは真っ黒です。

19時には現着。空はだいぶ暗くなって来ていますので急いで機材を展開。

他には星屋さんは誰もいません。

風が無く星も落ち着ていますのでHD800の長焦点とFC100の中焦点でじっくりと撮影出来そうです。

撮影を開始してPCに上がってきた画像を見ると、今晩は成果があがりそうな感じがしました。

その画像はおいおいと処理をしていきます。

0時過ぎには天の川の位置が高くなり見ごろとなりましたので望遠鏡の撮影はPCにまかせて、少し離れた(100m位)見晴らしの良い場所に移動して天の川撮影です。

いや~、素晴らしい天の川です。暗い満天の星空にサソリのしっぽから天頂付近を通りカシオペアまで、天の川アーチが肉眼で全て見え感動です。

残念なのが天の川アーチを撮影する準備をしていなく画像に出来ませんでしたが、次にこのような機会ああったらぜひ画像に残したいです。この観望地で星空を見ているとプラネタリウムのドーム内の映像と錯覚してしまいそうなほどです。

私の他に誰も居ません。こんな素晴らしい星空を独り占めでき最高です。興奮で全く眠気を感じずに朝まで完走です。

なんか宇宙の晴れ上がりを体感したようです。

つづく。


走行11万km 13年目の継続検査

2023年05月12日 | 天体写真

相棒のハイエース キャンピングカーhimadawa号は車齢15年、私の所に来て13年、走行距離11万kmを超えました。特に調子の悪いこともなく、まだまだ快調に楽しませてくれます。

2年毎の継続検査(車検)の時期を迎えましたので、今回も自分で検査場へ持ち込んで検査を通してきました。

GWの休み中に自分なりに整備を行い準備をして行きましたので、特に指摘されることもなく無事終了です。

これで心置きなく、5月の新月期には天候次第で平日を問わず撮影に出掛けることにします。