himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

ついに C/2023 P1 西村彗星を・・・でも残念。

2023年08月29日 | 天体写真

今朝、西村彗星撮影のチャンスが訪れました。

深夜2時頃に目が覚め、空の様子を見てみると雲が流れていて晴れている部分も半分くらいあります。

上手く行けば撮影できるかもと、家を飛び出し車で10分位の楠海岸へ向かいました。

ここは東側が伊勢湾で、雲が無ければ高度2°位から空が見える視界の良い場所です。

急いで機材の準備を行い雲が流れる中チャンスを待っていると、薄明開始と同じ時刻ですが雲が切れて撮影できました。

TITLE:C/2023 P1 西村彗星
DATE:2023-8-29
TIME:04:00..04:03
撮影場所:四日市市楠海岸
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:タカハシ FC100-DF
コンバーションレンズ:タカハシ 76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:15s
撮影枚数:8コマ
フィルター:CBP
ISO:12800

何とか撮影は出来ましたが、空が明るいためか残念ですが尾があまり出ていません。

出来ればもう一度撮影したいですね。

8月26日に行われた北杜市みずがき天文愛好会の天文合宿では、新たに入会されたkさんとSkypeで楽しく有意義なお話をさせて頂き嬉しかったです。

当日は夕方から夜半まで雷と嵐でしたが、日付が変わった頃から天候が回復して来ました。朝までの会員さんは長い尾の綺麗な西村彗星を撮影されて羨ましい限りです。

自分は日曜日に小学生ロボットコンテストに参加する孫の応援の為に早めに撤収しましたので、西村さんの顔を拝めずに残念です。

ロボットコンテストの方は、”優秀賞”を頂き喜んでいました。


ペルセウス座流星とM13球状星団

2023年08月14日 | 天体写真

観望会のお手伝いの翌日、8月12日も天気が良さそうです。

台風7号が近づいていますので、この後は暫く天候が良くないようです。

ペルセウス座流群の観測を見たい。でも台風とお盆休みで遠い観測地には行けないので近くの鈴鹿の山の中に出かけました。

距離は40kmで1時間の行程ですので、夕食後18時に出発しました。昼間は36℃を超える暑さでしたが、標高400mの山の中は25℃くらい、でも湿度が高く結露が心配です。

連続撮影の固定カメラはペルセウス座方向から天の川と平行に飛翔して夏の大三角へ向かう流星を捉えていました。

その頃、鏡筒はM13 ヘルクレス球状星団に向いています。

TITLE:M13球状星団
DATE:2023-08-12
TIME:20:52..21:59
撮影場所:鈴鹿の山の中
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:60s
撮影枚数:56コマ
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:24℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ 

我々から25000光年離れて位置する、北天で最大の球状星団です。

直径は100光年で50万個の恒星が集まっていると言われています。一番大きな球状星団はケンタウルス座のオメガ星団です。

台風7号の進路が大夫と定まってきました。いつもの観測地である熊野から和歌山県太地の紀伊半島に明日の朝に上陸する予報です。太平洋に面しているので直撃のようですが被害の無いように祈っています。今から我が家も台風対策を行います。

 


星空観察会

2023年08月13日 | 天体写真

8月11日は4泊5日で行われる小児医療関係キャンプの中で、行事の一つとして行われる星空観察会のお手伝いでした。

コロナ前にもお手伝いをさせて頂き、昨年も開催の予定があったのですが天候が悪く中止になっていました。

幸いにも今年は天候がよく快晴の星空を楽しんでもらえました。

オープン前の準備です。今晩は月も惑星も現れていませんが、ペルセウス座流星群が期待できます。

お客さんは小・中学生の子供さんが約30名、医療関係の大人が70名くらいで大所帯です。

そこで、こんなメニューを作ってみました。

観察中には、流星が出現すると大きな歓声が上がり盛り上がっていました。でも私は望遠鏡の操作と説明で見ることが出来ずに残念でした。

予定の時間を大幅にオーバーしましたが皆さんには楽しんで頂けたようです。

 


M27 亜鈴星雲

2023年08月05日 | 天体写真

改めまして6月16日に開田高原で撮影したM27 亜鈴星雲です。

非常に天候が安定し、空の状態も良く無風で暗い新月期の開田高原でしたので、やりすぎかなと思いつつも長焦点で撮影を試みました。

ガイドも安定し、PCに1枚目の画像が表示されたのを見て驚きました。何も処理していない画像なのに美しい!。あまりの美しさに嬉しくなってきました。

TITLE:M27 アレイ星雲
DATE:2023-06-16
TIME:21:39..22:44
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x
焦点距離:3250mm
F値:F16
露出時間:180s
撮影枚数:20コマ
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:12℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、SN2、Lrで仕上げ 

自宅で画像処理を行いましたが、強調の処理は行わなくてもそれなりに仕上がりました。

やはり暗い空が一番ですね!。

メジャーな撮影対象でどうかと思いましたが、時期のものですので天文ガイド・読者の天体写真に応募したしだいです。

そして編集部から頂いた”みごとな写りです”との講評は最高の喜びです。

そして偶然なのか、この9月号の星雲・星団案内でM27亜鈴状星雲であったのも何か導くものがあったのでしょうか?

 

ではいつものように、

M27 NGC6853は、 亜鈴星雲と呼ばれています。

赤い部分が筋トレで使う鉄アレイ、ダンベルに似ています。 

はくちょう座のとなりのこぎつね座に位置する惑星状星雲で約1200光年離れています。

1764年にあのメシエさんが発見した最初の惑星状星雲だそうです。

恒星が進化して赤色巨星となり離脱したガスを照らしています。

我々の太陽の将来はどんな姿か見たいような、見たくないような・・・ですね。

 


祝 50年ぶりの入選

2023年08月04日 | 天体写真

今日発売の天文ガイド9月号に開田高原で撮影したM27亜鈴星雲が掲載されました。

嬉しいですね! 高校生の時以来ですので、なんと50年ぶりです。
50年前はモノクロ写真を自分で現像・引き伸ばしでプリントし応募していましたが、
現在のデジタルの時代とは全く異なります。

途中40年ほど空きましたが続けていて良かったと思います。

今晩はお祝いだ!