himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

ぐーたらの極み ソファーで圧迫骨折

2024年08月16日 | 天体写真

無事お盆も終わってやっと平常が戻りつつあります。

昨日まで長男家族(孫3,4,5,6付)が来ていて大変でしたが成長を見ていると頼もしいかぎりです。

8月に入って2件の天文関係イベントのお手伝いをしました。

8月10日(土)は毎年お手伝いしている医療関係のCAMPで、30名位の子供さんと同じ位の人数の医療関係の方が対象です。天候も良く伝統的七夕でもあり、月のスピカ食と話題が多い観望会でした。

お手伝いの皆さんが準備している機材

空が少し暗くなる18時頃よりスピカ食を追いかけて食の瞬間も見てもらいました。

 

8月12日(月)はペルセウス座流星群の日、鈴鹿峠自然の家で【みんなで流れ星を見よう!!】のお手伝い。

廃校の小学校グランドには100組以上の親子がシートを引いて星空を眺めています。流れ星が出現するたびに大きな歓声が上がりました。

さて自宅の観測台は7月末から晴れていれば533MMProでフィルターを替え、ASIAIRとタブレットをWi-fiでリビングから操作して3~4時間ぐらいの撮影を幾晩もしていました。

何日かするとお尻が少し痛い気がします。何だろう、ひょっとして”痔”か?などと考えてましたがチョット違うようです。どうも尾骨あたりが痛むようで座ると痛みが強くなります。

悪い病気だと嫌だなと思いながら盆休みを過ごし、今日から病院が診察しているのでさっそく整形で診察を受けてきました。

レントゲン、診察の結果は”仙骨の圧迫骨折”正確に言うと仙骨にヒビが入り少しずれているので痛むとのことです。

なぜこんなところが圧迫骨折するのか先生も不思議がっていました。

実は思い当たる事があります。望遠鏡の撮影でASIAIRの画面をタブレットで監視する時間中、ソファーに座っているのですが、段々と姿勢が崩れてお尻が滑り、座りが浅くなり背もたれに上半身が倒れ足を伸ばしていたのが悪く、一番荷重のかかるお尻の先端部の骨が圧迫骨折したようです。

これは撮影中の事故で、「ぐーたらの極み ソファーで圧迫骨折」です。

先生からは治療方法はなく、この部分に荷重を掛けずに自然に骨がつくのを待つしかないとのこと。

必要なら痛み止めを出しましょうか・・・

しばらくどうやって過ごすか? 思案中です。


満月の夜は晴れる

2024年07月22日 | 天体写真

梅雨明けはしたもののスッキリとした宙になりません。

7月21日、満月の夜にほぼ快晴となり、日が暮れる頃から自宅観測台で撮影の準備を進めました。

固定式のピラーに据え付けた赤道儀の極軸は合っています。鏡筒にはasiair、ガイド鏡、カメラなどは取り付けてありますので、赤道儀のカバーを外してアリ溝に鏡筒を取り付ければ10分位で準備は完了します。

まだ星の見えない時間ですがアルクトゥールスの方向に鏡筒を向けて暗くなるのを待ちます。

後の操作は涼しい自宅リビングからWi-Fiで操作しようとのたくらみです。

満月の宙ですのでQBPフィルターを使用して撮影を行います。

まずは、月から離れたM101を23時過ぎまで撮影、その後鏡筒を南に戻してM17を0:30頃まで撮影。

TITLE:M17
DATE:2024-07-21
TIME:23:17..24:32
撮影場所:河原田
カメラ:ZWO 533MC-Pro
鏡筒orレンズ:Takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:300s 
撮影枚数:16コマ 
総露出時間:80分
フィルター:QBP
GAIN:100
冷却温度:0℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、Lrで仕上げ

撮影中はATOMCAMのWi-Fi監視カメラで架台と鏡筒、空の状況を確認できます。

翌日は仕事なので今晩はここで終了としました。まだ朝まで自動で撮影する勇気はありません。

撤収はアリ溝から上の鏡筒部分を一括で外し駐車場のハイエース内へ、赤道儀にはカバーを掛け全てを10分位で終了出来ました。

撤収時の深夜でも30℃の気温でしたしたが、短時間で撤収が出来るのでそんなに汗をかくこともなく眠りにつけました。


自宅観測台の撮影システム

2024年07月12日 | 天体写真

梅雨末期に入ったようで来週末には明けるような気配もあります。
それに併せて自宅観測台の設置も最終段階で撮影システムを構築しました。

主要機材
    ・赤道儀        : Vixen SXD2(ジャンク扱いの中古品)
    ・コントローラー    : Vixen ワイヤレスユニット
    ・統合撮影機材・ソフト    : ASIAIR (ASIAIR Plus)
    ・フォーカス      : ZWO EAF

赤道儀は既存で使用していたSXD2とSTARBOOK TENを使用する予定でしたが、ヤフオクで本体のみのSXD2が出品されていました。付属品無しで動作確認が取れていないのでジャンク扱いです。

出品者はリサイクルショップの様でしたが消費税は掛からず、他に入札者がいなかったので出品時の価格で落札が決まりました。

到着後に手持ちのSTARBOOK TENで動作確認を行い、全く正常に使用できることを確認しました。(ラッキー)

到着時にはピラー取り付け用の座が付いていました。本体横の黒いSXD2の飾り銘板が少し退色していましたのでピラーで屋外に設置されていたようです。

コントローラーについてはWebで調べていると、Vixen ワイヤレスユニットがファームウェアのバージョンアップで安定性が向上したようです。さらにASIAIR、ステラショット3がVixen ワイヤレスユニットに対応したとの情報もあり、早速にワイヤレスユニットを手配しました。

ワイヤレスユニット入手後、単独スマホで操作、ST3、ASIAIRと接続して動作確認を行いました。

併せて撮影中は家のリビング(距離13m位)から監視と操作を行いたいのでWi-Fiの接続状況のチェックを行いました。

結果は安定のASIAIRを採用することに決定。でも少し電波が弱く転送速度が遅くなったり途切れたりすることがあります。

対策として手持ちのWi-Fi中継器経由でASIAIRと繋いだのですがステーションモードで接続しているVixen ワイヤレスユニットが切断されて上手くいきません。

ASIAIRとWi-Fiが途切れても撮影は行われているようなの取り敢えず良しとします。

その後、netを徘徊して対策を考えていると、高利得のWi-Fiアンテナを見つけました。

私は携帯電話が復旧するまではアマチュア無線の経験がありもう少し調べてみると、ASIAIR付属のアンテナ(10cm位の長さ)の利得は3db位のようです。netで見つけた30cmのアンテナは12dbと書いてあります。差は9db、約2.8倍の信号強度です。控えめに見ても2倍の強度はあり価格も約1200円で手頃でしたのでSMA端子の同軸ケーブル付きの基台と共に手配しました。

暗くなるのを待って極軸調整を行いました。

もう少し追い込めると思いますが、梅雨の合間の星空で雲が通過するので今晩はここまでとして追尾の状態を確認です。

赤道上の恒星を180sの露出で赤道儀の追尾だけでオートガイド無しです。(ピクセル等倍)

まあまあ かなと思います。

 

もしカメラを落下させると3m以上したの水路に落ちる可能性があるので、CANPで頂いた名札のストラップで落下防止をします。

Wi-fiの到達距離アップでリビングから安定して撮影・監視・操作が行えます。

左からディスプレー、サブの拡張ディスプレー、ASIAIR用のタブレットです。

これで完成です。早く梅雨が明けて欲しいですね。

ついでにカラーLEDでライトアップしてみました。

バカですね!


CANP'24と御座候

2024年07月02日 | 天体写真

6月29~30日の二日間にわたり、兵庫県 アクリエひめじで開催されたCANP'24で勉強させてもらいました。

コロナ前の19'川崎、一昨年の22'倉敷に続いての3度目のCANP参加です。レベルが高く講演の内容について行けない自分ですがアマチュア天文界の動向、状況が感じられるのを楽しみにしての参加です。

プログラムでは愛好会メンバーiwaさんから「光害地で銀河を撮る~IR/B撮影の試み」講演が行われました。愛好会では素晴らしい画像の作品を見せていただいていますが、その撮影方法、処理方法について通しでお話が聞けて大変参考になりました。

他にもこれららの天文ライフに生かせる内容のお話ばかりで大変為になりました。

 

会場から新幹線の高架を挟んで反対側に見覚えのある大きな看板が目に入りました。

netで調べてみると「御座候」の本社・工場は姫路で目の前にあります。そこには工場ショップ、あずきミュージアム、工場見学(要予約)あるようです。
CANP二日目は13時頃に終了しましたので、土産でもと帰りに立ち寄る事としました。

工場ショップは森の中に佇んでいるような演出で、ショップ中では「御座候」が職人さんにより焼かれています。
他にも軽食がとれる場所があり、ショップ限定、御座候オリジナルの卵入り担々麺を昼食として頂きました。

辛さはそんなに強くなくゴマのきいた美味しい担々麺です。さすが御座候、なんと570円でした。

デザートにはあずきソフト、甘さを抑えたあっさりとしています。

肝心のお土産は・・・・。日持ちする商品がないので、何時もの「御座候」を購入。
そして自宅までは3時間弱の道のりでした。

自宅庭の観測台では赤道儀の載ったピラーがレインシートを覆い、早く星が見たと佇んでいます。

 


観測台設置完了

2024年06月21日 | 天体写真

6月21日 今朝から強い雨が降っています。この後も雨模様でついにと言うか、やっとと言うか梅雨に突入するようです。

2週間ほど前から自宅に観測台を作っていましたが昨晩に一応完成しました。

 

ピラー上部に架台取付用のベースを溶接で取り付けました。

実はこの作業を行うために、北極星の見える晩を待っていたのです。

赤道儀を仮置きして極望で、後から修正可能な範囲に北を合わせて動かないように仮付け溶接し、翌日の明るい時間にしっかりと本溶接を行いました。

 

そのベースの上に赤道儀取り付けアダプターを載せてレベル調整し、ベース下の押しボルトはロックナットで固定。これでアダプターを取り外してもレベルの再現は出来ます。

 

図面にするとこんな感じです。

 

ピラーには各種電源に対応したPower Stationを設けました。DC5V, DC12V-8A, AC100Vが近くで取り出せます。

足元を照らす調光式LEDライトも付けました。

 

完成状態

 

天頂に鏡筒を向けてもカメラは干渉しません。

 

取り敢えずのファーストライト

雲と月の明るい晩ですが、ASIAIRを使って試写。オートガイドの状態も確認しました。

 

後は実際の導入・撮影ソフトに何を使うかです。

ASIAIR、ステラショット、その他・・・使い勝手と、自宅内から監視できるようにする方法などを検討していきます。

 


型枠解体、足場製作

2024年06月10日 | 天体写真

タイトルでは土木か建設工事の様ですが、自宅観測台のことです。

ピラー設置の後、コンクリートの養生期間として一日あけ基礎の根巻き型枠を外しました。

ちゃんと立ってますね。未塗装部分のさび止め塗装も施工。

 

ポリバケツの型枠を外したら、容量の目盛り線がくっきりとコンクリートに残されています。

良い記念になりました。

 

運用時に使用する足場も製作しました。

塗装もする予定です。

 


観測台 ピラー設置完了

2024年06月08日 | 天体写真

今朝は朝8時から作業開始。目標は午前中にピラー設置、コンクリート工事を終わることです。

1.ベースプレート固定

振動ドリルでM12オールアンカーの穴開け。アンカーは4本で固定します。

 

2.ピラーとベースプレートの溶接

上部の水平度を確認後にベースとピラーを溶接します。

ステンレス鋼と軟鋼の異材溶接ですので309溶接棒を使用します。

 

3.根巻きコンクリート

ピラーパイプの内部に振動防止の為にコンクリートを上まで充填しました。

コンクリートの使用量は丁度1袋、25kgです。

ピラーとベースプレート部を一体にするために、鉄筋を入れてコンクリートで覆います。

ひびの入ったポリバケツの底を抜き、逆さにしてコンクリートの型枠としました。

なんだか、ゴミ焼きの煙突に見えてしまいます。

コンクリートの使用量は1袋、25kgです。ピラーと合わせて50kgのコンクリートを使いましたので重量が増えて振動対策になると思います。

道工具の片付けが終わったのは12時10分頃、予定通りに据え付け工事が終わりコンクリートが固まるのを待ちます。

 

残りの工事は赤道儀アダプター用のフランジの溶接ですが、これは赤道儀を載せて極望で方向を合わせる必要があります。

コンクリートが固まった後、北極星が見える時に行います。

もう少しで完成です。

 

 


自宅観測台 ベースプレート、フランジ入荷

2024年06月07日 | 天体写真

自宅観測台のピラーで下と上に使うベースプレート、フランジが入荷しました。

作図した図面を鋼材屋さんへmailで送り、ステンレス板(厚さ6mm)をレーザー切断してもらいました。もちろんボルト穴も加工されています。

 

赤道儀アダプターを取り付ける上フランジはM6のメネジをタップで加工します。

このステンレス製フランジをピラーの最上部に溶接で取り付けます。水平の調整は赤道儀アダプターとの間にシムを挟みこみ調整の予定ですが、経緯台と異なり赤道儀は最終的には極軸で合わすので厳密に水平調整する必要は無いかと思います。

このアダプターの取り付けねじは、EQ6R,タカハシ用の赤道儀アダプターと同じ位置ですので、Vixen以外の赤道儀も上架可能です。

明日、6月8日土曜日に据え付けの予定です。日柄は先勝ですので午前中にピラーの据え付けを終了させたいと思います。

 


観測台ピラー製作

2024年06月04日 | 天体写真

自宅観測台設置で一番重要なピラーを製作しました。

材料はSTPG370、炭素鋼の鋼管です。サイズは4インチ(外形114.3mmx厚さ6.0mm)のパイプを使用して全高は1400mmとしました。

これを溶接で組み立てます。なので溶接機が必要となります。

IGBTインバーター制御の被覆アーク溶接機を入手しました。AC100Vでφ2.0mmの溶接棒、Max.130Aの溶接電流が家庭の電源で使えます。(ポチリ)

ピラー上部の赤道儀を取りるけるには4インチでは直径が小さいので、4x5インチ(139.8mm)コンセントレジュサーを溶接して繋ぎます。

図面にするとこんな感じです。

下にはステンレス製のベースプレート。上のフランジにはジッツオ5型用の赤道儀アダプターがねじ止め出来ます。

取り敢えずVixen SXD2のアダプターを取り付けますが、アダプターをタカハシ、EQ6R用に交換すれば対応出来るようにしてあります。

ベースプレート、上フランジは6月6日に入荷するです。

つづく


自宅に観測台

2024年06月02日 | 天体写真

老後のためにキャンピングカーを作り14年が過ぎ、楽しく上手く活用しています。今年は年齢的にも節目を迎え、もうすぐ医療費の自己負担は2割となる予定です。

そんな老後の、老後のために遠征ばかりではなく自宅でも天文ライフが楽しめるようにと、定置式のピラーを庭の一角に設置して観測台とする計画です。

四日市市南部の住宅地に位置する我が家、夜空の明るさは2022年の測定で、18.19mag/arcsec2でした。まぁ~日本の中では一般的の明るさかと思います。

自宅で星雲、銀河などの撮影は無理と思い、暗い夜空を求めて遠征しているのですが、現在開催中の【北杜市みずがき天文愛好会・星空写真展】でメンバーのiwaさんが光害地でIRで撮影されて画像を処理された銀河の作品を見せていただき驚きました。

その画像に刺激を受け、自分も少しは近づけるのではとの甘い考えです。

IRだけではなく、ナローバンドフィルターも使える現在ですので、自宅からも撮影時間を多く取り天文ライフを楽しみたいと考えています。

と言うことで、自宅の南東の角に擁壁の厚いコンクリートがありますので、その上にピラーをオールアンカーで固定して赤道儀を載せる予定です。

平屋の自宅ですが屋根が障害になり、北西方向の視界が良くないので出来るだけピラーは高くしたいですね。高さと設置場所から眼視はむりで撮影のみとなります。

設置場所の計画、ピラーの図面、使用する機材、新たに手配する機材の準備はほぼ完了しましたので明日から製作、据え付けに取りかかりたいと思います。

工期は1~2週間を予定します。