himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

遅くなりましたが網状星雲です

2023年11月08日 | 天体写真

この夏に撮影して試してみたかったことがやっと叶いました。

それはCMOSカメラ ASI533MC Proとカメラレンズを組み合わせた撮影です。

撮影対象は網状星雲 NGC6960、NGC6992で全体を構図に収めました。

ITLE:NGC6992,6960網状星雲
DATE:2023-11-02
撮影場所:三重県民の森
カメラ:ZWO ASI533MC-Pro
鏡筒orレンズ:OLYMPUS DIGITAL 150mm F2
コンバーションレンズ:none
焦点距離:150mm
F値:F2
露出時間:180sec
コマ数 : 40コマ
フィルター:DBP
Gain:0
冷却温度 : -10℃
赤道儀:SW EQ5Pro
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、Ps、Lrで仕上げ 、トリミングなし   

撮影に使ったレンズは、OLYMPUS DIGITAL 150mm F2で古いフォーサーズですが、F2の大口径で非常にシャープな像を結ぶレンズです。

533MC Proはセンサーサイズが11.3mmx11.3mmの真四角で、フォーサーズのレンズとの組み合わせは理想的だと思います。

ただ難点はマニュアルフォーカスが出来ないことです。カメラに取り付けてピントリングを回せばマニュアルでフォーカスするのですが電気が無いとレンズ単体では動きません。

レンズの接点とカメラの接点をバイパスの配線で繋いで試したこともありますが複雑で面倒なのであきらめました。

このレンズはミラーレスでは無く、一眼レフ用でバックフォーカスが長いので18mm位の厚さの短いヘリコイドを作りレンズとカメラの間に組み込むこととしました。

原始的ですがこの方法が一番シンプルで確実ですね。そしてマウントの中には31.7mmのフィルターが組み込めます。

 

画像処理はPIのWBPPから行いました。

アノテーション画像

CMOSカメラのGainは”0”で撮影しましたが、100位の方が良かったのかな?、などと思っていますが、お試し的にはまずまずかと思います。

 

 

 

 


もうすぐ到着

2023年11月04日 | 天体写真

9月29日 中秋の名月を撮影していたときです。

月の出の時刻からFC100で名月の撮影をしていました。18時58分、満月の瞬間をすぎて高度も約15度に達して大気に影響も少なくなってきたので鏡筒を長焦点のHD800に載せ替えました。

目視でピントを合わせていると月に何か陰が見えました。慌ててカメラのシャッターを切ると。

中秋の名月へ向かう宇宙船が、”もうすぐ到着”するような画像でした。

まるで、かぐや姫に会いに行くツアーのようにも思えますね。

我なりに”いいじゃない”と早速応募してみました。

11月4日発売の星ナビ12月号

初星ナビです。

月の高度は約15度、航空機の飛行高度を8000mとすると、航空機までの直線距離は約30kmになります。

いや~、偶然ですが嬉しいですね。

 


11月3日 木星が衝

2023年11月03日 | 天体写真

今日 11月3日は木星が衝(しょう)になります。

地球との距離が近く、明るさは-2.9等級です。

薄雲で透明度は良くないのですが、風が無くシンチレーションは少ない晩です。

TITLE:衝の木星
DATE:2023-11-03
TIME:22:40
撮影場所:四日市
カメラ:ZWO ASI 462MC
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:takahashi Q1.6エクステンダー
焦点距離:2000mm x 1.6= 3200mm
F値:F16
撮影:ASICap
赤道儀:Vixen SXD2
フィルター:IR/UV Cut
画像処理:ASI Studio,SI9,トリミング,2000フレームを50%コンポジット

高度は天頂に近く、大気の影響も少なく結構シャープで大赤斑もよくわかりますね。

左下がガニメデ、右側の衛星がイオです。

 

今日から3連休、快晴で天候のよい、暖かい(暑いくらい)紅葉のシーズン。高速道路も混んでいるようですが、近くで紅葉を見てきました。

葉が多く落ちていますが、桜紅葉(さくらモミジ)です。

桜の木は春は花、秋は紅葉で楽しませてくれますね。

 


美笹から臼田へ-2

2023年11月01日 | 天体写真

美笹から臼田までは、やはり山道ですが白樺湖→美笹までと比べると整備され道路です。佐久側からがアクセス道ですね。

距離は約20kmで約40分の道のりです。

森の中から突然に大きなパラボラが現れます。

臼田宇宙空間観測所

ここは見学施設もありアンテナの近くまで行くことが出来ます。

口径64m、総重量2,000ton、1985年製ですが、はやぶさ2などの多くの探査機との通信をになっています。

近くからアンテナの構造を見上げていると、距離感と平衡感覚がおかしくなり頭がクラクラして倒れそうになってしまいました。

美笹と違いこちらのアンテナには雪囲いがありません。衛星写真では、距離は1km位しか離れていないのに雪の量が違うようですね。

美笹のアンテナ側面、裏面のカバーは鏡面の温度管理の為にも取り付けられているようです。

初アンテナカードを頂きました。

次は小海へ向かいます。