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himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

EQ5GOTO赤道儀 ベルトドライブ化

2024年03月21日 | 天体写真

サブで使っているEQ5GOTO赤道儀ですが、昨年末からオートガイドが上手くいかずキャリブレーションに時間がかかる。あるいはキャリブレーションが完了しないことが多くありました。

赤道儀の駆動部分を分解、グリスアップ、ウォームネジ、ギヤ―のバックラッシュ調整等を行いましたが思わしくありません。自動導入は問題がないのでコントローラー、モーター等のメカ的な事ではなく、PHD2の設定が悪いのかもよくわかりません。

春の銀河祭りも近づき、色々と試していても埒が明かないので思い切って駆動系をベルトドライブに更新しました。

コントローラー、モーター、ブラケット等一式がキットになったものを購入して組み替えました。

良く作られたキットなので取り付けは簡単でした。ベルトの張りの調整でブラケットの長孔を加工したする必要はありますが、これは個体差があるので現物で調整するしかありません。

組みあがった状態です。

モーター、ベルトの部分にはキットに付いていないカバーをアルミ板で製作して取り付けました。

コントロールはwifiで繋いだAndroid端末に、Onstep2 Controllerをインストールして行います。初めてのOnstep2の操作で少し手惑いましたが慣れればシンプルで使いやすいと思います。

さらにOnstep2はUSBケーブルでPC、Asiairにつなぎコントロールすることが出来ます。

まず、いつも使っている撮影ソフト、ステラショットで望遠鏡をコントロール。自動導入も動作もOK。

Asiairでも普通に使えます。

夜になるのを待ち、実際の星で自動導入、導入補正も問題ありません。

問題はオートガイドですね。PHD2を使用、ガイド鏡に星を入れてスタート。キャリブレーションが始まりました。ここでOnstep2でガイド速度X0.5,x1.0を設定してガイド状況を確認。うまく行っているようです。

まぁ、これならば春の銀河祭りに参加できそうです。

Onstep2の使い勝手は非常に良いと思います。

1.電源が入ると恒星時追尾がすぐに始まります。

2.スマホでOnstep2と接続するのは最初に導入速度とガイド速度の確認、設定だけです。

3.PCでステラショット、又はAsiairに接続すれば場所、時間などの設定は必要ありません。そしてアライメントなど必要なく直ぐに導入できます。もちろんこの後に撮影して導入補正を行います。

これで従来のSynScanコントローラの電源投入からの儀式から解放されます。