反芻

総司の服の赤とお揃いのバンプー色のネイル。
さすがにこの色はマズイよねぇと思って落としたんだけど、寂しくてどうしても全部落とせなくて、小指１本だけ残して今日仕事に行っちゃった。
月初だから当たり前なんだけどこういう時に限って忙しくて、なかなか総司に浸れなくて「もーっ！浸らせろー！」ってココロの中でキレつつ、この爪が目に入るたびに幸せな気持ちになった。

昨日のヨレヨレな智くんを反芻しながら、今日思ってた。
確かに激しい動きだけど、動きよりも気持ちが、
あれほどまでの怒りと哀しみを味わう毎日。ヘタをすると１日に２回もあって。
そりゃあ、やつれるよね。
相当消耗したと思う。
そんなことを考えていたらＴＶぴあにも書いてあって。やっぱりそうなんだなって思って。
昨日のカーテンコールはほんとに、早く帰してあげたかった。もういいから休みなよ、って言いたかった。
今日は休めているのかな。

昨日は距離的には今までで一番遠い所で観たわけだけど、
そこでさえ、総司の怒りに抑えつけられて体がシートにめりこむかと思っちゃった。
鬼神になった総司は、ほんとにほんとに好き。
あの柔らかな顔がどうしてこんなふうになるんだろう、人間の体ってスゴイ、人間の感情ってスゴイなぁ・・・なんて、ちょっとズレたことを思ってみたり。
それは勿論最中ではなくその後に反芻しながら思うわけですけどね。観てる最中はそんな余裕、こっちにもないわけなんで。ずっと震えてるからね。
そして私は双眼鏡フル活用だったけど、遠くて顔の表情があまりよくわからなかったとしても、声でも震えてたと思う。
表情も声も、目にも耳にも焼き付いているんだけど、それでも今でもなかなか信じ難い。智くんがあんなふうになるなんて。
つくづく凄い経験だった。私にとっても。たぶん智くん本人にとっても、そうだろうね。