春麗 V.S. キンタロウ

1991年にゲームセンターに登場し、その後の格闘ゲームブームのきっかけとなったカプコンのストリートファイターII。
自分は高校生で、学校帰りに近所のゲーセンに行って良く対戦したものです。

このゲームに登場した春麗の特技のスピニングバードキック。倒立して回転し開いた足で浮力を得て飛んでしまうという実際にはあり得ない技があった。
しかし、このゲームの登場よりも先に、この技とほぼ同じ技を使いこなす人物がいたのである。週刊少年ジャンプで昭和62年に連載を開始したＴＨＥ ＭＯＭＯＴＡＲＯＨ（ザ・モモタロウ/にわのまこと）に登場する主人公モモタロウのライバルである。彼の名はキンタロウ。第2話(43号？)でアシガラスピンキックという彼のヘアスタイルを生かした特技を披露してくれている。
春麗の場合は浮いて回っていますが、キンタロウは頭頂部のみツルツルのナイスなヘアスタイルを生かして高速回転を実現しています。恐らく回転力はキンタロウの方が勝っているに違いない。油かローションを塗ってさらに高回転で回っている時もあったような気がする。

1987年 ザ・モモタロウ
1991年 スト２

きっとスト２の開発でこの技を考えた人はモモタロウを読んでいるに違いないと思っているのだが、他にも似たような技があるのかもしれない。さらに元祖はブレイクダンスの可能性も高いと思うが、漫画やアニメ・ゲームなどで同じ様な技はあるのであろうか。

この「倒立回転技」の過去現在未来を追うのは人類の宿命でもあるのだ。えー？。
つうかどっちが強いのか誰か実証してください。モモタロウの格闘ゲーム出たら面白そうなんだけどな。モンガーとかワンツーハイとか変なギミックいっぱい仕込んで。

こちらのサイトでも同じ論評を見つけました。多分そう思ってる人は多いのだろうけど、Webにまで書いてる人はあまり居ないっぽい(笑)

日記【れいきゃび】2004年12月5日

あ。ローションじゃなくてがまの油だった(笑)

スピニングバードキック アシガラスピンキック