谷渓谷

かんちゃそ谷のさらに奥底。「ハードコアで子供達に笑顔を」FOXYUN RECORDSの提供でお送りします。

痛快Winny斬り

2006-04-18 17:46:44 | Weblog
ようやく真っ当な識者からの一撃が出ました。

Winnyネットワーク崩壊への最終シナリオ(高木浩光@自宅の日記)

技術的な話や今後の展望については高木氏が書かれていることそっくりそのままなので割愛。

個人的に今まで最も気持ち悪かったのは

Winnyを巡る現在の世論はどうなっているだろうか。不思議なことに現時点ではマスメディアも「Winnyが悪い」と決め付ける様子がない。人気ブロガーたちもこぞって「Winnyは悪くない」の大合唱だ。「悪いのはトロイを踏んだ人だ」と言ってみたり、「悪いのは情報を自宅に持ち出した人だ」とか、「悪いのはウイルスだ」とか、「包丁は人も殺せるが……」とか延々繰り返している。

とか

「Winnyそのものに原因があると思う」との回答の前に、どういうわけか、「ソフトウェアは常に人間が動かすものだが」などという著者の主観による注釈(多かった回答に対する反論めいたもの)を付け加えてしまっている。

とか

この種の「識者」達にとっては、Winny礼賛に導く新しい「理論」をどれだけ唱えられるかが思想エリートとしてのテーゼなのだろう。

この辺のこと。

確かに開発者が「逮捕」に至ってしまったという点だけは行き過ぎたかな?とも思いますが「Winnyはほとんど悪用しかされておらず開発者の行動もよろしくない」と思ってます。散見するWebや伝聞の限りなんですけど。

良くWinnyを「包丁」や「自動車」に例えるアンポンタンな論理のすり替えを目にしますが、Winnyは「真剣」や「装甲車」に例えたほうが良い。上司が言っていたが「サリン作って誰かが使ったとして作った奴は悪くないのか?」という事ですよ。

「技術は悪くない」と言うのは理解しますけど、Winnyは限りなく兵器に近いものでクローズドな環境で検証すべきであったし、開発者は警告を受けた時点で適切な対応をしていれば逮捕までには至らなかったでしょう。
P2P技術は悪くないけど不特定多数でのファイル交換ソフトはいかがなものか?、というのが現時点での自分のイメージです。
IMのファイル交換も悪いって事になるだろ?、とか言われるけどアレは基本的には1:1でお互いが意識してやりとりしてるから。それこそ「使う側が意識して」使われる機能だから抑止力も働くでしょ。

改悪したから逮捕されたのであって改良すれば誰も文句つけないよ。早く誰かなんとかしてください(笑)
いつまでもダラダラやってていい事案じゃないと思うんだが。開発者がむつけて何もしないならインフラから締め出すしか無いのであろうかもはや。

自分の友人知人そのまた知人がWinnyを使っていない事を祈るしかないのですか神様?

※ 自分の個人情報なんてどうでもいい派ですけど、自分の持ってる他人の個人情報は守りたい派ですよ。