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記絶滅危惧種 スイゼンジノリの保全に取り組む環境経営士

2017-06-01 09:56:45 | SDGs・CSR・環境経営

今回のテーマ: 絶滅危惧種 スイゼンジノリの保全に取り組む環境経営士

 

今回は福岡県在住の環境経営士の活動をご紹介します。

この方は定職につきながら、ボランタリーですが、福岡県朝倉市に自生しています今や世界でもここしか生存していないスイゼンジ海苔の保全活動を行っています。

スイゼンジノリのもう一つの自生地で熊本城からほど近い水前寺江津湖に自生していましたが熊本地震でほぼ壊滅状態になったといわれています。

 

●スイゼンジノリの現状

スイゼンジノリは福岡県朝倉市(かって黒田長政の3男長興氏が秋月藩を作り苦労されて江戸幕府に認めてもらったが朝倉市はこの秋月藩が原点)の小金川のみでしか生存してなく、世界でもここにしか生えてないとのこと。

小金川は筑後川の支流佐田川の更に支流で長さは2km位の川です。上流にはダムがあります。

 

1763年に遠藤幸左衛門が「川苔」(カワタケ)と名付けて商品化して現在の遠藤 淳氏は17代目です。

 

最近は水量が減って以前は年間でノリの収穫量は200トン採れていたのが26トンしか取れてなく水質も変化している。

このスイゼンジノリは絶滅危惧種に指定されています。

絶滅危惧種:IA類 藻類 (ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。)

環境省のホームページ レッドリストはこちらP119ご参照

http://www.env.go.jp/press/files/jp/105449.pdf

 

スゼンジノリを知るにはこのホームページを推薦

https://matome.naver.jp/odai/2138330395301031001

 

●絶滅危惧種スゼンジノリを保全するための活動として

 

この17代目の遠藤氏がこの川を守るため100万円の募金活動を行ったりして、半分程度集まった。

又環境省の補助金を3年間もらって維持に努めた。

福岡県もポンプアップしたりして水量の維持に努めているが、最近は現場を保持して

いる朝倉市が環境保全にあたっている。

具体的な活動は朝倉市環境アクション協議会などの保全団体が労力などを提供している。

 

●(一社)日本経営士会のコンパクトCSRマネジメントシステムの社会貢献活動に該当。

 

スイゼンジノリ保全活動はまさに(一社)日本経営士会 環境事業部が今年の4月からコンパクトCSRマネジメントシステムを立ち上げ普及活動に入っていますが、このガイドラインのC.CSR取り組み項目の5番目に「コミュニティ(社会貢献活動)」に該当します。

(このC.CSRガイドラインはコンパクトエコシステムの環境経営士専用のページ CES14から入り見れます)

 

●大企業は既にCSRに取り組みサプライヤに波及されつつあります。

 

日本の大企業が既にCSRの取り組みがなされていて、最近ではその関連企業、サプライヤーにも取引条件にCSRに取り組んでいることなどが条件になりつつあります。

各都道府県には絶滅危惧種が多くあります、絶滅危惧種の保全活動は立派な社会貢献活になります。都道府県のレッドリストは各自治体に問い合わせるかホームページをご参照下さい。いずれにしても環境省のレッドリストに準拠しています。

 

企業がCSRに取り組みをされる折、社会貢献活動には「絶滅危惧種の保全活動」もあると薦めていただければ幸いです。

 この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。
https://www.compact-eco.com

 


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