西村ヒロのハーモニカ・ダイアリー

ハーモニカ、音楽のことなどを綴ります
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11/20 The Chicago Blues Band at Blue Heat

2010-11-22 02:36:05 | Weblog

四谷三丁目に移転したBlue Heat。もはやブルースの店としてはベテラン。渋谷にくらべてずいぶん広くなったし段差のあるステージ、P.A.も充実してとてもいい雰囲気だ。
前回のTrio The Poohにドラムの小野秀夫氏をゲストに迎えたライブに続き二回目だが今回のThe Chicago Blues Bandはエレキギターにベース、ドラムというオーソドックスな編成。
さてリハーサル。フェンダーのブルースジュニアというオールチューブのギターアンプが店に置いてあり過去にも使ったことのある太いサウンドの好きなアンプだがハーモニカの場合、どうもハウリングしやすいポイントがあるようで店の広さに適切なバンド音量に照準を合わせるとピー・ピーと鳴ってしまいどうにもコントロールしづらい。最近使用しているダイナミック・マイクだと中音域が引っ込んで音程がハッキリしないようでベースの江口弘史が気を利かせて客席でのバランスも考えながらトーン・コントロールのミドルのノブをグッと回してくれたり音量も加減してくれるとイイかんじになるのだがそうするとりハウリングが過激になる。結局、音質のエッジを立たせるためにミドルとハイを上げてバスは削る代わりに床にじかに置いて物理的に低音を稼ぐということでハウリングを多少やわらげた。音量は外付けマイクでピックアップしてP.A.で出すことにした(店のキャパからしてアンプの音量だけで大丈夫だろうと思っていたのだが)。これにずいぶん時間を割いてしまったために途中で疲れてきたのでもうひとつというところで終了・・・・しかしお客さんが入れば音も締まってくるだろうから音量も稼げるだろうと予想していたらやはり本番はOK。
このバンドは西荻窪CLOP CLOPでのライブしかやったことがなかったのだが、近所に住む店の常連さんや熱心なハーモニカ・フリークも来てくれて嬉しいかぎり。
ということでシカゴブルースだけを、しかも曲のオリジナル・ハーモニカ・プレイヤーのフレーズをなるべく活かしてみようという個人的な趣味を前面に出してのいつものライブも意味を成しえたような。二部のあたまでは戦前ブルースの曲をソロでやったり、ラストではお客さんのハーモニカが飛び入りもありで終了後は延々とハーモニカ談議。かくして気が付けばメンバーはとうにおらず危うく終電まで逃しそうになりおおいに焦ってしまうという事態で結末までじつにブルースな一日。
今回も二十歳のギターリスト隼人くんが参戦して色を添えてくれたのはもちろんビルの二階のライブハウスSokeh's Rockに出演した岩手在住のタマチャールズに久しぶりに会えたのが嬉しかった(とうぜんボブ斉藤氏も一緒だったが)。前回もそうだがB1と2Fを行ったり来たりというのが面白い。自分も2Fでは演奏経験もあるし親しい連中が出演してるんだなー。
さて写真はずいぶん昔だが一時期の生徒さんでもあったManjin氏の撮影。近年はブルース・フォトグラファーと称して写真を撮りまくっているようだがこれはワンダフル!!使いまわしさせていただこう。彼の写真はここで観られる。http://www.flickr.com/photos/manjin/5192582556/lightbox/
コメント
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