妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護の回顧(8)要介護2の頃

2013-02-06 17:08:32 | 介護の回想

妻の異常行動は トイレットペーパーいじりの前に財布いじりがあったが1年くらいで終わった

時間があれば紙幣を数えて 並べて 財布に入れたり出したりの繰り返しで、

札が皺皺になって レジの紙幣入れに入らないことがあった・・・!


時々 新紙幣と入れ替えていた。

この頃は まだ買い物に一緒に行っていた。

平成17年には食材を選べなくなってきた。


店内でバッグを開けて 財布を取り出して中身の確認の繰り返し。

食材には見向きもしない。

私の後に付いてくるだけ。


この財布いじり グループホームでもやっていたと連絡帳にあります。


あるとき、紙幣は1枚も入れないで硬貨だけにしてみた。

500円 100円 10円を20~30枚入れたと思う。

当然 お札がないと言い出すと思っていたのが 今までお札などなかったかのように

硬貨を並べたり 数えたり 財布に入れたり 出したりを繰り返していた~~~!!


暫く 財布いじりに熱中したがトイレットペーパーいじりに戻ったのです。

あれほど毎日熱中していた財布いじり 記憶にはあるが思い出せない・・・と言うか、

昨日までの習慣だったことが浮かんでこない。


紙幣のことはその後一度も口に出さなかった。

何かヒントやきっかけがないと思い出せないことが分かった。

ここまで記憶障害が進んでも 文字は声を出して読めたのは意外な事実です。

意味は解かっていたのかどうか??


現在は要介護5で全介助です 声も発しません

2年前から要介護5で 更に重度に進行しました

私は3日に1度施設に夕食の介助に通ってます