目一杯の愛情を受けながら、人間とのかかわり方を
学び、その後訓練所に戻って本格的な訓練を受ける、
その非常に重要なプロセスである担い手、里親、
パピーウォーカーが少ない事が問題になっている。
パピーウォーカーになるには、☆室内飼育が可能
☆留守が少ない ☆月5千円以上の経済負担が可能
など、さまざまな条件がある。共働きや集合住宅暮らし
の家庭が増える中、こうした条件が障壁になっている
のか、担い手はなかなか増えないという。
国内で盲導犬を希望する視覚障害者は推計で約7,800人。これに対し、実際に持つこと
ができているのは約1,045人(昨年3月現在)にとどまっている。ある盲導犬訓練所で、
年間25頭前後の盲導犬を安定的に育成するには、育成過程でおおむね6~7割が
不向きと判断されるため、70頭前後の子犬をパピーウォーカーに預ける必要があるが、
昨年実際に預けることができたのは50頭余り。しかも、条件を緩和したり、一時的に
職員自身が預かったりした結果だった。(2月5日WEBニュースより抜粋)