明日は抜糸。やっとこの格好ともおさらば。
10日間、よくがんばりました。
明日は抜糸。やっとこの格好ともおさらば。
10日間、よくがんばりました。
エリマキトカゲのカラーがヒゲを邪魔して触覚の
役割を果たしていないからか、派手な行動が
できずにいる。
本人ももどかしいのか、やたらと甘えてくる。
寒さも相まってか、ひざの上やもものあたり等、
あったかい場所を求める。
早く不自由な状態から開放させてあげたいが、あと6日。我々もそうだが、
チャオ自身にも長い執行猶予に違いない。たまにパニックになる姿を見るのが
いちばんつらい。
食事もしにくいので手助けをしてあげているが、手術前に3.15kgあった体重も、
抜糸の時にはちょっと軽くなっているかも知れない。
あまえんぼだし、我々にくっついて行動してるし、また子供に戻ったみたいだ。
先生が『特別室にいますのでお迎えに行ってあげて
下さい。』とのことで、個室の様な鉄のケージへ案内
される。そこには気が狂ったように吼えて暴れている
チャオがいた。見たことも無いような表情で、我々に
すら威嚇する。手術は問題なく終わったようだが、
ハーネスを付けた時もそうだったように身体に何かを
付けられるのが嫌いなチャオはさんざん暴れたのだろう、
ケージの中は糞尿にまみれていた。ごはんも食べなかったらしい。何度もチャオを
なだめてしばらくして少々落ち着きを取り戻すも、家に帰ってもまだ唸っていた。
先生は『チャオちゃん抜糸までこのままで頑張って』。見るも無残なチャオに手術を
させたことを悔やんだ。
家に帰ってからしばらくしてからは、観念したのかずいぶん落ち着いて、首周りの
エリマキトカゲみたいなカラーにも慣れ、我々の後をゆっくりおっとりついて来るように
なった。カラーが邪魔なので3階建てのケージには危ないので入れず、同じ部屋で
行動を共にする。いっしょに寝ることができて嬉しかったのか、今朝からはいつも以上
にあまったれなCHAOに戻った。
歩いてもカラーが壁にぶつかるし、食事もしにくいこの格好のチャオがかわいそうで、
かわいくてたまらない。抜糸は30日。それまでその格好でなんとか頑張って欲しい。
でもしばらくするとこの格好が滑稽に見えてくるから、皮肉だ。あと8日もこのかっこ
だけど、チャオ、がんばろうね。人間の都合で手術してごめんね。かわいそうなのに
その変なかっこに笑っちゃって、ごめんね。