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平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

一流は自らその名前のイメージを高める

2005年11月21日 21時25分32秒 | 人生のノウハウ
 商品も成熟期に入ると、ネーミングにこだわるものだ。最近のビール、発泡酒などのネーミングを見ると、本当に次から次へとよく考え出すものだと感心する。一番絞り、秋味、豊潤、端麗、生黒、極生、小麦、白麒麟、黒生、熟撰、富士山、スパードライ、新生スリー、本生ゴールド、本生オフタイム、本生アクアブルー、北海道生搾り、冬物語、ドラフトワン、スリムス、こんがり秋生、キレ味、炭濾過純生まで様々だ。容易にビールを連想させるものから、とてもビールの名前とは思えないものまである。言葉というものは不思議なもので、ネーミングひとつで商品が大ヒットすることはよくあることだ。言葉とは現実と概念,イメージの世界を結びつける人間の大発明だが、その中でもモノや人の名前は特別のものがある。名前やニックネームはその人をあらわし、象徴するものだが、人の成長とともに名前やニックネームのイメージも変わっていく。イチローなんて昔は古臭いありきたりの名前だったが、イチローとともに成長し、大きくそのイメージが変わっている。ゴジラも怪獣の名前だったが、松井選手のニックネームとなり、そのイメージが変化した。一流になるほど、その人の成長とともにその名前のイメージが高まっていくものだ。そういえば、女子マラソン界でも、Qちゃんの名前が復活を遂げた。
 お前達も、決して自分の名前を汚してはならないぞ。将来、自らの成長により、自分の名前のイメージを少しでも高めていって欲しいものだよ。


蘇れ、三丁目の夕日

2005年11月20日 17時44分29秒 | 人生のノウハウ
 昨日、楽しみにしていた『Always三丁目の夕日』を見てきた。昭和30年代の頃がよく描かれており、テレビ、冷蔵庫、扇風機をはじめ電気製品も当時のものを見事に再現しており、40数年前のことを思い出させてくれた。詳しいことは見てのお楽しみだが、その中で、売れない小説家が小雪さんの演じる女性に手渡した、ある眼に見えないものには、いろいろ考えさせられたよ。
 男という生き物は夢や目標がなければ生きていけないものだし、女という生き物は現実を生きているものなのだ。男はひたすら夢や目標を追いかけ、夢だけでは食べていけないことを承知している女は、夢を持った男だからこそついていくものであり、男にとっては常に矛盾した存在だ。男はいつもそんな女のために夢を実現しようともがき、矛盾に振り回されて生きるものなのかもしれない。今日より素晴らしい明日があることを信じ、頑張れば頑張っただけ報われた時代、お金と同じくらい人のやさしさや思いやりを大切にした時代、そんな時代にもう一度戻りたい。
 エンディングの夕日の下に見る東京タワーは、六本木ヒルの高層ビルよりも、はるかに美しく希望に満ちているように感じたのは、平凡な父だけではなかっただろう。


お金の価値、意味

2005年11月19日 15時22分14秒 | 人生のノウハウ
 お金とは、本来、人が人に対してなにか便益をもたらした結果、その対価として支払われるものだった。大昔は、物々交換で、片方の余ったものと、もう片方のあまったものを交換して、お互いが得をし、物に無駄が出ないように暮らしていた。それが発展し、人間はお金というものを発明し、物と物が交換できないときに、一時的にお金というもので支払うことを見つけ出した。本来は、お互いの利益とモノの無駄をなくし効率的に暮らしていくために発明されたものだろう。人が人に対してなにかの形で便益をもたらした時、その対価として、簡単に言うと、そのお礼としてお金が支払われ、そのお金により、またの機会に利益のお返しをすることがお金の流通としての価値であり意味であった。そして、人間の物事を測るモノサシとして、これほど共通のモノはない。国際的にも各国の通貨同士で換算できるし、お金を通して、国際協力も可能となっている。しかし、お金がお金を生むようになり、本来のお金の意味がおかしくなり、狂ってしまった。お金がすべてであり、そのためなら、法を犯さない限り、儲かるか儲からないかが物事の判断の尺度になっている場合が多い。特に、日本の金持ちは、儲かれば儲かるほど欲を出す。
 今日、新聞記事で、ゲイツ夫妻の寄付金の額が約3兆3300億と出ていたが、アメリカでは富豪が競って寄付金を出すという。日本の金持ちももう少し、お金の使い方を工夫すべきじゃないかと思うが、所詮、庶民のつぶやきに過ぎないことか。しかし、お金の本来の意味をもう少しは考えてもいいように思う。お前達もお金は大切だが、稼ぎ方、使い方が正しくなければならないことを知って欲しいものだよ。


心に残る名言より

2005年11月17日 22時00分21秒 | 人生のノウハウ
 自分の未来を決めることができるのは自分であり、すべての決定権は自分にあるにもかかわらず、人間は何もしないで終わることがなんと多いことか。
 環境について語ったデンマークの 教授ヨアン・ノルゴーの言葉に「未来は予測するものではない、選び取るものである。」というものがある。どんどん地球の気候がおかしくなってきていることを感じることが多いが、今年の10月は観測史上一番暑かったそうだ。今日は今年一番の冷え込みだったけれど、寒いときは寒いのが普通であり、朝のきりりとした寒さには心地よささえ感じた。お前達も、夢や目標はただ描くことではなく、自らが掴み取るものであると心に強く刻み込み、毎日毎日を過ごしていって欲しい。ようやく晩秋らしい寒さが身にしみる季節になったけれど、体には充分気をつけるように。


なくてはならないもの、なくしてはならないもの

2005年11月15日 21時51分51秒 | 人生のノウハウ
 今の世の中、なくてはならないもの、なくしてはならないものがわからなくなっている。なくてはならないもの、それは、貴重で高価なブランド品、高級車、貴金属などと思っている。そして、ありふれた身の回りの物はなくても構わないと思い違いをしている。しかし、ひねりとジャージャー出る水道の水、スイッチを入れるとつく電気、ひねるとつくガスコンロの火、冷蔵庫の中にいつもはいっている食べ物は、高価なものと比べたとき、どちらが本当にないと困るだろうか。そう考えて見ると、結論は明らかだ。実は、高価なものほど、あってもなくてもかまわない。暮らしていく上では一切困らないものばかりだ。ところが、人間は、いつのまにか、何がなくてはならないか、何がなくしてならないかがわからなくなっている。
 また、いつしかなくしてしまい、それがどんなに大切なものか忘れてしまったものがある。それは、人と人の触れあい、つながりであり、人へのやさしさ、いたわり、思いやりだ。今の世の中、なくても生きていくには困らないかもしれないが、決してなくしてはならないものだった。
 お前達も、モノの価値を考えるとき、それがなくなったら困らないかどうかよく考えてみることだ。きっと、なくてはならないもの、なくしてはならないものは、高価なものではなく、身の回りにある普通のものであることがわかるだろう。昭和30年代が、静かなブームになっているが、あの時代には、今や失われてしまったが、なくしてはならないものがたくさんあったからだろう。失ったこともわからなくなる前に、もう一度思い出し、取り戻したいと心から思うこの頃だ。


昭和30年代がマイブーム

2005年11月12日 19時19分45秒 | 人生のノウハウ
 今、昭和30年代が静かなブームを呼んでいる。映画でも『Always三丁目の夕日』がヒットの兆しを見せているし、この間、本屋で昭和三十年代のことを集めた本も見かけたよ。戦後10数年が経ち、ようやく、日本が元気を取り戻しつつあったが、まだまだみんなが貧しかった頃だ。楽しみといえば、白黒テレビで見る野球、プロレス、相撲で、長嶋、力道山、大鵬が大活躍をしていたものだ。
 年に一回の町内会の旅行や、折々の季節に催されるお祭りもみんなの楽しみだったよ。合成着色料や甘味料ばりばりの駄菓子、ジュース類も大好きだったし、ワタナベのジュースの素なんてものがあって、水に溶かさずそのままなめて舌が青や赤に染まったものだ。それを互いに見せ合ってげらげら笑い転げた。朝から晩まで一日中遊びまわり、いつもお腹が空いていたけれど、何を食べてもおいしかった。麺だけのソース焼きそば、味噌のおにぎり、採りたてのきゅうりやトマト、川原で焼いて食べたハヤやカジカの川魚。何を食べてもおいしかったし、何もかもが物珍しく愉快だった。みんながみんなに関心を持ち、お互いに助け合い、笑いあった頃、みんなが貧しく、苦労も楽しみも分け合っていた頃。そんな時代が懐かしい。
 平凡な父も、もう中年から高年にさしかかろうとしている。ちょっとしたことにふと体力の衰えを感じ、人の名前がすぐ出てこなくなった記憶力に不安を感じるが、まだまだ、やりたいことがあるし、もっともっと、いろいろなことを知りたいと思っている。お前達の活躍も楽しみにしているよ。


永遠の命

2005年11月09日 22時19分37秒 | 人生のノウハウ
 今日、本田美奈子さんのお通夜が開かれた。新聞記事によると、ファンを始め2700人の弔問客が訪れたとのことである。まだ、37歳の若さでこの世を去ることは、本人にも、周囲の人たちにも言葉で表されないほど無念でならなかったことだろう。もっともっとやりたいことがあっただろうし、まだまだ成長したいと思っていただろう。つい、夏目雅子さん、坂本九さん、尾崎豊さん、ジェームス・ディーンのことも思い出してしまう。才能豊かで、しかも人一倍努力を重ねていた若い人が亡くなることは、これから咲き誇る花を途中で折るようで口惜しさを感じる。しかし、きっと天国でもエンタテインメントに飢えていたに違いない。天国に行ったら、天使の皆さんにその素敵な歌声を聞かせてやって下さい。きっと大きな歓声と拍手喝さいで迎えられることでしょう。この世でも、あなたの姿、歌声は永遠の若さとともに多くのファンの中に生き続けます。
 この世の命は尽きても、あなたは永遠の新たな命を得たのです。命にもいろいろな形があるものです。


知性ある感性

2005年11月08日 21時55分52秒 | 人生のノウハウ
 芸術、芸能、技能を磨くためには、優れた感性が必要だ。才能ある若者はその感性を活かし早い時期から活躍することができる。しかし、若いときの感性にばかり頼り、知性を磨かないと人間性が伴わなくなってしまう。知性なき感性は、ただ本能や欲望のままに行動する獣と同じだ。感性に知性が伴ったとき、人間味や円熟味が増し、深みが加わるものだ。お笑いのタレントも若いときは感性だけでやっていけるが、最後に生き残る人たちは、みな知性を備えているものだ。タモリさん、ビートたけしさん、所ジョージさんも、若いときはその持ち前の感性でブームを湧き起こし、大人気を博したが、その後、年齢とともに知性を身につけている。感性だけでやっていてはやがて飽きられるものだ。若いときは、青い感性のせいで間違いも起こすが、年とともに知性を身につけることで、その感性をコントロールすることができるようになる。今のお笑いタレントを見ていると感性豊かなタレントがたくさんいるが、知性を身につけ最後に生き残るものは誰だろうと思ってしまう。
 お前達も感性だけに頼ることなく知性を磨くことを忘れるな。年を取るほど、知性には差が出るものだからね。

ローハイドとミリオンダラーベビー

2005年11月07日 22時10分25秒 | 人生のノウハウ
 今日テレビで、昔の西部劇ドラマのローハイドを見た。約40数年前のアメリカのテレビドラマだけれど、なんとその中の主人公の一人がクリント、イーストウッドであることがわかった。小さいときにみたもので、今まで全然知らなかった。たまたま、昨日、レンタルビデオでミリオンダラーベビーをみて、クリント、イーストウッドとモーガン、フリーマンの演技の渋さ、作品の見事さに魅了されたところだったが、なんだか不思議な縁を感じる。さすがに昔と今のクリントを比べると、爺さんになったと思ったが、いい年の取り方をしていると感心し、うらやましくなる。できたらあんな風にいい年の取り方をしていきたいものだが、平凡な父にはこればかりはなんとも難しい。
 お前達にも、ミリオンダラーベビーはお勧めの作品だよ。

紅葉をおすそわけ

2005年11月06日 18時34分51秒 | 人生のノウハウ
 昨日は久しぶりに紅葉を見に行ってきた。気分転換には自然に接することがいいものだ。町の喧騒から離れ、ただ、素直に自然の美しさや季節の移り変わりを感じること、それが気持ちのリフレッシュになる。帰りに新そばを食べたけれど、なかなかおいしかったよ。都会で楽しく面白く暮らすことだけが贅沢ではない。意外と贅沢とは身近にあるものだ。お前達にも秋の紅葉の美しさを少し分けてあげようと思う。