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なら斬り開く?!

アジもホッケも、物事さえをも、斬り開く。

天は点とテンを結ぶ

2013年02月13日 | 虚事
「天」は 「点」と「テン(動物)」を結ぶ旅にでた


「天」はまず 「点」に天体観測をすすめた

素直な「点」は 「天」を見上げることで 月が公転していることを知り

地球の自転と さらには 地球の公転さえをも発見!

天動説を否定した


いっぽうそのころ 「テン」は いいお天気のリヒテンシュタインで

天童よしみさんと 天下一品の『テンペスト』を見ていた


観賞後 「テン」はカラオケ店で SMAP の『 $10 』を歌い

天童さんは『ラブミーテンダー』を歌った

店長さんも 添乗員さんも 天使さまも いっしょになって歌い

その歌声は「天」まで伸びていた


「天さん!」 とチャオズが(どこかで)叫ぶ 気功砲の撃ち過ぎだ

と孫さんは言う 孫は損しなかった 損でなく得をした 特典がついていた

「テン」は 特典である「天翔揖保のつゆ」片手に

御殿場へと向かうのだった


「テン」のかぶっているそのテンガロンハットは 「テン」が 楽天 で購入! 

展示品かぎりとのことで 「テン」は嬉しかってん!

天才動物「テン」は 買うときじぶんでテンキーを押 ・ し ・ たっ

そ そっ そのときぃーーーっ!!!


「天」を見ていた「点」は立ち上がり「天上天下唯我独尊!」とつぶやいて

そのまま天竜浜名湖線に乗車 養老天命反転地で天ムスをほおばる

右手には 天日に干した テント虫


ゆびのさきより 「天」へ羽ばたくぅ


「天」はそんなテント虫をお供にし ふたりきり

水天宮さまより 安産祈願のお守りをいただき

だいすきなクラムボンのアルバム『てん、』収録の とある曲を聴く


♪マシンみたい 点と点がすっと線を描く


という展開のなか

「点」と「テン」はテントのなか ふたりで「───」をしていた

セントレアではセンスあるセントバーナード犬が潜伏をしていた


その後 「点」と「テン」のあいだに「 \ 」が産まれる

しかし「 \ 」は 「天」から見下ろせば「 、」である

このように「天」は めでたく「 、」と再会したのであった


「天」の横では てんびん座が 鮮明に輝いていた‥‥


おしまい。

ハローハローハロー!

ザ・無内容!

2012年03月19日 | 虚事
もし「大正デモクラシー」と「灯台下暗し」が
2人で「その日暮らし」を始めたら?

ということを、少し考えてみたい。

「大正デモクラシー」のほうは、いろいろ大変そうだし。
「灯台下暗し」は、近くのことには目を向けないから。

案外、うまくいくような気もする。

だが。その、うまくいっている矢先。2人のもとに、
「灯台下暗し」の元カレ「五十嵐」が登場する。

「五十嵐」は、なんと
「おだんごのみたらし」に「七味唐がらし」をかけちゃう強者だ。

そして「女ったらし」でもある。

そんな「五十嵐」が、「灯台下暗し」のまえに現われた。
異変を感じた「大正デモクラシー」は、「灯台下暗し」の後をつける。

「プライバシー」もあったもんじゃない。

季節は「木枯らし」のふく、初冬のことだった。

3人の共通点は、夜寝るまえに
「薬用歯ブラシ」で、歯を磨くことだけなのだ。

どうしたらいいか

2012年02月24日 | 虚事
どうしたらいいか わからない ひととはあわないほうがいい

どうしたらいいか わかる ひととだけあえばいい

どうしたらいいか わからない まんまあっても 

どうしたらいいか わからない があっているあいだも ずーっとつづく

どうしたらいいか わからない ひととあわなくてもいい

どうしたらいいか わかる ようになってからあえばいい

どうしたらいいか わからない ときにわかっているのは いまが

どうしたらいいか わからない ということだけ

どうしたらいいか わからない ひとと どうしてもあわないといけないとき

どうしたらいいか は わからない

どうしたらいいか を どうしてもわからないと いけないものか


っていうことを、恥ずかしいけど、考えちゃって、書いちゃった。
悩んだけど、結局、投稿する。

「ちゃん付け」では呼ばない

2012年02月13日 | 虚事
スポーツをしているときの「しずちゃん」を、「ちゃん付け」では呼ばない。
「山崎 静代選手」なのだと。

ってゆーようなことを考えて、思いだしたのは、
新入社員のときのオリンピックのこと。

上司に「おまえは誰に注目してるのか?」って聞かれたから、
こう答えたよ。

「福原 愛さんです」とね。

卓球少女 愛ちゃんではなく、アスリート 福原 愛なのだ。
もうそのころの僕には「ちゃん付け」で呼べなかった。

軽々しいもんねー!

犬の、「ワンちゃん」も「ワンさん」って呼んじゃうし。

初対面ならば、礼儀として、「赤ちゃん」を
「赤さん」って呼んだほうが良いんじゃないか、とさえ感じてる。

だが「富士山」だけは、マジ別格!

「富士ちゃん!」って呼んでも、「ん、なんだねー?」というように、
こんな僕にですら、優しく問い返してくれるような、おおらかさがある。

そう。「富士ちゃん」こと「富士山」には、途方もないおおらかさがあるのだ。

じぶん勝手の沼

2012年01月20日 | 虚事
じぶん勝手な じぶんが

じぶんの じぶん勝手さに気づき

じぶん勝手をやめようと

じぶん勝手じゃない ふるまいを しようとしても

じぶんの つぎのふるまいは

じぶん勝手なものに なっている

じぶん勝手の沼に じぶんから入り

じぶんのなかで

じぶんなりの こたえをさがす

じぶんでは どうにもできないことに

じぶんでは 気づけない

あいては そこには いなかった

ドアの陰謀

2007年12月11日 | 虚事

「入る?

 入らん?

 いや、どっちでもいいんやけどね。

 もう地球は、紫外線と有害物質と伝染病の嵐だそうじゃん。

 だからね、おめぇもね、どっか中に入るべきなんよね。

 まぁ今ならよ、中なんて、まだたくさんあるけどよ。

 そんなのはすぐ売れて、無くなっちまうだろうよ。

 今が一番ちょうどいい時期なんじゃねぇか。
 
 どうする?

 入る? 入らん?

 そりゃよ、中に入っちゃえば当面のあいだは死なねぇよ。

 だがな、中にもいろいろあるっつーことだよ。

 適応できるかどうかっつーことだよ。

 けどなそれでな「適応できねぇ、外でるわ」にはいかねぇーんだよ。

 そんときだと外の汚染もさらに進んでるしな。

 おめぇの免疫力じゃ全く太刀打ちできねぇーんだよ。

 これはな、おめぇの一生の問題なんだわ。

 よく考えてみてーや。

 ま、買うんなら言ってくれ、契約書すぐ持ってくるでな」

幻覚をみた

2007年11月21日 | 虚事
幻覚をみた。

その幻覚も、幻覚をみた。

その幻覚は、幻覚じゃなかった。

幻覚は、自分を、幻覚と思わない。

幻覚の感情は、幻覚がつくるわけでもないが、

幻覚としての人権も、幻覚がつくるわけじゃない。

幻覚は、本当に幻覚なのか。

もしかしたら幻覚じゃないと思い込んでるこの俺は、

幻覚の幻覚に見られてる幻覚に過ぎないかもしれん。

こうして幻覚が増える。

幻覚1人が、2人の幻覚を見たならば、

幻覚は、倍の倍。さらに倍!

数分後には、シャーレいっぱいに増殖して

あの研究も大成功かもしれん。

そうして幻覚は賞を取って、

幻覚のお金と、幻覚の名誉と、幻覚の地位を手にして

幻覚のなかで、幻覚として生きていく。

誰と誰が、どう幻覚?

魔法のランプ

2007年08月17日 | 虚事
アラジンは、魔法のランプをさすった。

すると浴室から、湯気まじりに、魔人がやってきた。

とゆーより、風呂からでてきたおっさんだ。

(ランプのなかから現れる!)

とか思ってたアラジンには、まさに驚愕の展開。

そして魔人が、アラジンに告げる。

「僕の願いを叶えてください」と。

魔人の言うことは「絶対」だ。

逆らえるわけがない。

話を聞いてみると、

魔人が飼ってる猫がここ1週間、家に戻らないそうだ。

「かわいそう…」とアラジンは思う。

なぜならアラジンも、猫好きだ。

「事故などにあってなければいいのじゃが…」

横にいる見知らぬじいさんが話しかけてきた。

「それはなかなか重大な問題ね…」

ガスの集金に来たおばさんも仲間に加わった。

これからこの4人で、猫を探しに行くのだ。

と、そのとき、魔法のランプに異変が起きた。

浮いた! 浮いた! 魔法のランプが浮いたのだー!

「あぁ、それね。たまに魔法で浮くんよ」

と、魔人は言う。

ここでは魔人の言うことは「絶対」なのだ。

独り言(熊の)

2007年06月29日 | 虚事

「ぼくは昨日、地球が滅亡する夢を見てる人が
 夢のなかで夢を見る、という夢を見ました。

 しかし、それは夢ではありませんでした。

 すでに地球は滅亡していたのです。
 だからもう生物はいませんでした。

 というより、
 夢を見る理念すらこの世に残っていなかったのです。

 それは孤独で憂鬱で不安の日々の連続でした。

 地球が滅亡してしまったので、住む場所はおろか、
 水も、空気も、ましてや消しゴムなんかは全然ありません。

 ぼくはそのときに夢をあきらめました。

 という、夢から覚めたとき、
 ぼくはレジで会計をされていました。

 ぼくは売れてしまったのです。
 だから今は、夢のようにしあわせです」

と熊は申しております。

独り言(ふくろうの)

2007年06月20日 | 虚事

「ま、俺はよ 
 こんな感じで、ふくろうやってんだけどよ。

 なんつーか、ふくろうは「不苦労」とか言われててよ。
 どーだかねぇー、ってことだよ。

 まぁどっかの人間の、会社の社長みたいに
 そんなに毎日忙しくねぇーしよ。

 ぶっちゃけ苦労なんて、ねぇっちゃねぇーんけどよ。

 でもよ。ま、その、苦労がない苦労ってのがな
 やっぱ俺にもあるわけよ。

 そー言うとよ、みんなはよぉ
 苦労がない苦労さえもないのが不苦労なんじゃね?

 とか言いやがってな。んなわけねぇーっつーの!

 生まれつき近いモノあんま見えねぇーっつーの!

 どこが耳なのか俺もよくわかんねぇーっつーの!

 だからな、えーとあーと。

 話は全然まとまってねぇけどよ。俺、行くわ。
 夜だし狩り行くわ!」

とふくろうが申しております。

タイトル未定 ネイキッド

2007年06月02日 | 虚事
勝てない勝負を挑んだ時点で、もう彼の勝ちだ。

それが世界のルール、それが俺たちのやりかたッ!

いっぽう負けた山は、もう山ではなかった。

川だ。

川のように流れる河合さんだ。

河合さんは修行のため、単身、アメリカへと飛ぶ。

そして広大な土地に酔いしれる。

と、そこで河合さんは思い出す。

「そーいえば世界は滅んでいたんだっけ…」

世界が滅ぶことは、世界が創られたときから決まっていた。

人間が争うことは、生命が進化したときから決まっていた。

すでに存在を決められていた河合さんは、

「河合さんは悲しいんだぞー!」と叫ぶ。

そして、全てをさらけだした河合さんは、再び山になれた。

音楽大好き心優しき山田さんだ。

こうして彼は、友だちがどんどん増えていく。

夏はみんなで海水浴に行きたいなぁ!

タイトル未定 ダークネス

2007年06月01日 | 虚事
彼と細胞との出合いから36億年後、

地球上に「人間」という生物が誕生する。

と、その瞬間、

「人間」に付随した「核戦争」という出来事が起き、

細胞はもちろんのこと、分子や中性子、遺伝子、そして

地球や月、太陽、銀河系まで、要素が粉々に破壊された。

彼は呆然と立ち尽くす。

でも立ち尽くせない。

もう立ち尽くす場所さえ残っていないのだ。

立ち尽くすことすらできない彼は、仕方がないので

山へ芝刈りに行く。

しかしそこでは、逆に、山が芝刈りをしている。

今さら彼の出る幕じゃなかった。

「べらぼうめ」と彼は言う。

まさにダークネス!

卓球のラバーで言うとタキネス

このままだと彼は、山と卓球対決することになってしまう。

それだけは絶対に避けなければならなかった。

勝てるわけがない…。

タイトル未定 リターンズ

2007年05月31日 | 虚事
新しく地球を生成した彼は、その後しばらく一人で過ごす。

10億年後、待望だった新しい仲間が誕生する。

細胞だ。

すぐさま彼は、白木屋で歓迎会を催す。

そこでは46人の細胞が集まった。

ビール、日本酒、ワイン、焼酎、ブランデー、カシスオレンジと、

次々と酒が運ばれ、胃へと流れ、話も弾む。

2次会はシダックスでカラオケ、3次会は彼の実家でと、

楽しい時間は進化のように過ぎていく。

そこで彼は、ある一人の細胞と恋に落ちる。

光合成による地球上での酸素の増加から

二人の関係は爆発的に広がっていく。

氷河期にも、隕石の衝突にも、化学反応による酸素減少にも、

どんな出来事にもびくともしない。

彼と細胞による穏やかな生活は、日々続いていく。

しかし、二人の出合いから36億年後、

地球上である悲しい出来事が起こる…。

タイトル未定 完結編

2007年05月26日 | 虚事
過去に飛んだ彼は、そこで2秒前の彼と会う。

2秒前の彼は、2秒後の彼に訊ねる。

2秒後の彼は、2秒前の彼を眺める。

その2秒後、地球は爆発を経験する。

タイムパラドックスが起きたらしい。

でも、それでも、

落ち着いてなんかいらんなーい。

今さらグズグズしていらんなーい。

夏の日射しは、袋に詰めらんなーい。

なぜだかわくわくしちゃうのよ。

白い Tシャツと、ときどき見せる白い歯と、
白い財布と、白いギターと、白い携帯電話は、

もう白くなかった。

宇宙の色だった。

ただひとり生き残った彼は、新しい地球を創る旅にでる。

今から約46億年のことだ。

タイトル未定 part.2

2007年05月25日 | 虚事
足がしびれてた。

というのは、彼の思い違いだった。

しびれてたのは、足ではなくて、ニュペヌンヌだ。

ニュペヌンヌがしびれてるのだ。

昔、ニュペヌンヌに噛み付いた。

しかし、もうそれは過去のことである。

消えない過去だ、人類のように。

人類はもう人間ではない。

情報なのだ。

事象に操作された彼は、服を脱ぎ捨て、過去へ飛ぶ。

その過去は、過去が過去でなく、過去のまた過去だと、

過去で過去について考えたのは、もう過去のこと。

と過去が、過去と過去に云う、という過去。

全ては過去の計算どおりだった。