最近、自分は内核電子と水素が結合するのではないかとしきりに言っている。自分でもよく意味は分かっているとは言えない。そのため、自分に向けて一度、文章化して説明する。
通常、化学結合にはs軌道とp軌道にある外殻の電子のみしか関与しない。外殻の電子は最高で8個までである。第四周期の元素からは4s軌道を満たしたのちに3d軌道に対して電子が充填されるようになる。この内殻のd軌道やf軌道、g軌道に電子の空きがある元素を遷移元素と呼ぶ。この内殻電子の電子の空きに対しては、電子遮蔽があるため通常では結合に関与できないが、十分に大きな原子では内殻電子のエネルギー準位が低いために結合に関与することが出来る。タングステンやタンタルでは通常の金属結合に5d軌道も加わって強固な結合を形成している。
分子軌道の計算では原子核は電子と異なり、位置がある程度は確定しているとみなされて計算が行われるのが普通である。陽子は電子の重さより約1840倍も重いために、波動性を考慮する必要性が低いからである。しかし、300Kでの陽子の波長を概算すると2.47536986×10^-10m(およそ24.8pm)であり、炭素と水素の結合の長さが106 - 112pmであるので、水素に関してはその波動性を考慮する必要があるほど大きいことがわかる。私はこの波動性により、通常の軌道計算では水素の場合に誤差が大きくなっていると考えている。
私は、その波動性によって内殻の電子と水素が結合し、比較的安定となる可能性についてなんとなく考えている。d軌道の電子と結合する触媒の原理よりも内側にある電子に空きがあるランタノイドの4f軌道やアクチノイドの5f軌道との結合に興味を持っている。そして、それによって、時々、ニュースになっている凝集系での核変換のような核反応が発生する可能性もあるかもしれないと思っている。これを観測するのはハイゼルベルグの不確定性原理や水素原子核が小さいことによってX線回折の解析もかなり難しい。しかし、水素をX線回折で観測できる手法も実際にあるので、何か良い方法がすでにあるような気がしている。
通常、化学結合にはs軌道とp軌道にある外殻の電子のみしか関与しない。外殻の電子は最高で8個までである。第四周期の元素からは4s軌道を満たしたのちに3d軌道に対して電子が充填されるようになる。この内殻のd軌道やf軌道、g軌道に電子の空きがある元素を遷移元素と呼ぶ。この内殻電子の電子の空きに対しては、電子遮蔽があるため通常では結合に関与できないが、十分に大きな原子では内殻電子のエネルギー準位が低いために結合に関与することが出来る。タングステンやタンタルでは通常の金属結合に5d軌道も加わって強固な結合を形成している。
分子軌道の計算では原子核は電子と異なり、位置がある程度は確定しているとみなされて計算が行われるのが普通である。陽子は電子の重さより約1840倍も重いために、波動性を考慮する必要性が低いからである。しかし、300Kでの陽子の波長を概算すると2.47536986×10^-10m(およそ24.8pm)であり、炭素と水素の結合の長さが106 - 112pmであるので、水素に関してはその波動性を考慮する必要があるほど大きいことがわかる。私はこの波動性により、通常の軌道計算では水素の場合に誤差が大きくなっていると考えている。
私は、その波動性によって内殻の電子と水素が結合し、比較的安定となる可能性についてなんとなく考えている。d軌道の電子と結合する触媒の原理よりも内側にある電子に空きがあるランタノイドの4f軌道やアクチノイドの5f軌道との結合に興味を持っている。そして、それによって、時々、ニュースになっている凝集系での核変換のような核反応が発生する可能性もあるかもしれないと思っている。これを観測するのはハイゼルベルグの不確定性原理や水素原子核が小さいことによってX線回折の解析もかなり難しい。しかし、水素をX線回折で観測できる手法も実際にあるので、何か良い方法がすでにあるような気がしている。