坂道をのぼりながら

感じたこと、考えたこと、などなど。

「脳をめぐる冒険」

2006-04-30 03:59:34 | 
「脳をめぐる冒険」
【文】竹内薫+藤井かおり
【絵】モリナガ・ヨウ

http://kaoru.to/brainadv.htm

http://www.kaoru.to/brainadv/brainadv_02.htm

今日、三宮のジュンク堂で、買ってきた。
どこの本棚に置いてあるのか分からなかったので、
店員さんに聞いてみた。

「あのー、”脳をめぐる冒険”という本を探してるんですけど、
 どこにあるか分かりますか?」
「何系の本なんですか?」
「えっとー・・・」
ファンタジー系の本なのか、脳関係の本なのか分からなかったので、
とりあへず、
「ファンタジー系だと思うんですけど・・・」
「どこの出版社ですか」
「たしか、飛鳥社だったと思います」(注)
「少々、お待ちください。今、調べてきます」

2、3分して店員さんが戻ってきて、
「お待たせしました。ご案内いたします」

店員さんの後ろをのこのことついてゆき、
案内された本棚のコーナー名は、
”脳と神経系”だった。

めでたし、めでたし。

(注)正確には、「飛鳥社」ではなくて、「飛鳥新社」です。

***

脳の話しもとてもわかりやすかったけど、
それ以上に、ファンタジーとして、とても感動的でした!

藤井かおりさんによる「脳めぐ」のサイドストーリーが、
飛鳥新社のホームページに掲載されているそうです。

http://www.asukashinsha.co.jp/webrensai/sakura/sakura.htm

小学校の遠足以来かもなあ

2006-04-30 01:21:10 | Weblog
明日は、研究室のイベントで、
南公園というところでピクニック。
南公園には、川とか池もあって、
ザリガニ(Shrimp)も取れるとか。
グッピーもいるそうな。

なんだか、わくわくして、
全然眠たくならない。

ピクニック用のお菓子やジュースを、
近くのローソンで買ってきた。
それにしても、深夜だというのに、
コンビニには人がたくさんいて、
ちょっと驚いた。

明日は、ポートライナーというものに
乗らないといけないみたいなんだけど、
ちゃんと乗れるんだろうか?

それにしても、
こんなにわくわくするのは、
小学校の遠足以来かもなあ。

紅茶をちびちび

2006-04-26 02:12:33 | Weblog
ようやく春らしくなってきたような気がする。
空気がやわらかくなった。

青空が見えると、坂道を登る足どりも自然と軽くなり、
小鳥の鳴き声も、とても楽しそうだった。

***

最近、研究をしているときに、よく紅茶を飲んでいる。

これまで、紅茶は、苦いというか酸っぱいというか、
うまく表現できないけど、あまり好きじゃなかったので、
この嗜好の変化には、自分でもちょっと驚いている。

でも、普通のジュースの好きという感覚とはちょっと違って、
紅茶は、紅茶のある空間と時間も含めて、いいなぁという感じ。

例えば、カルピスと紅茶の味だけを純粋に比較すると、
カルピスのほうが好きなんだけど、
研究をしながらだと、紅茶をちびちびと飲むほうがいい。
紅茶を少し口に含むと、拒絶されているような微妙な味が
口の中に広がって、なんとなく頭がうまく働き出すような気がする。

それと、パソコンから視線をはずして、
紅茶の入ったカップを手にとって、それを口元まで運んで、
ちょっと口に含んで、味わって、カップを元の位置に戻して、
といった、ほんの数秒間の運動とはいえないような運動だけど、
それによって、なんとなく心地よいリズムが生まれてくる気がする。

苦いコーヒーなんかもいいかもしれない、
今、ふと思った。

変人

2006-04-23 17:07:28 | Weblog
Lecture Records
竹内薫×茂木健一郎 「科学の自由」
2006年4月22日(土)
科学技術週間 サイエンスカフェ
(東京、丸の内 丸ビル 1F)
主催 文部科学省

音声ファイルを、茂木さんのホームページから、
ダウンロードできます。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/04/post_5007.html

***

音声ファイルで、2人の対談を聞いたら、
なんだか、元気が出てきました。

関東にいたら、会場まで行って、直接対談を聞いてみたかったです。

竹内薫さんの一般向けの講義は、一度聴きに行ったことがあります。
アインシュタインの特殊相対性理論の解説で、2日間に渡って講義を聴き、
講義が終了後、もっと相対性理論を勉強したいときに、
良い本はありませんかと質問したら、
「時空と重力」(藤井保憲)と、
英語が苦にならないなら、
「flat and curved space-times」(George F. R. Ellis, Ruth M. Williams)
の2冊を紹介してもらった。

竹内薫さんの
「ゼロから学ぶ相対性理論」
もとてもわかりやすいです。

***

最近は、Claude Shannon(クラウド・シャノン)
情報理論(Information theory)の勉強中。
シャノンの情報理論の原論文も、
インターネットから入手することができる。
http://cm.bell-labs.com/cm/ms/what/shannonday/shannon1948.pdf

実際には、こちらのイントロダクション的なテキストを読み進めている。
http://hornacek.coa.edu/dave/Tutorial/notes.pdf

今、情報化社会だけど、
「情報とは何か」という問いに、答えることは難しい。
数学を使って、情報を定量的に扱えるようにしたのがシャノンで、
物理学の「エントロピー」とも関係してくるし、日常生活での驚きとかも
情報理論の概念でちゃんと考えることができて、
その適用範囲はとても広そうなので、ちゃんと勉強せねば。

竹内薫さんの「『ネイチャー』を英語で読みこなす」
(講談社ブルーバックス)より引用。

マサチューセッツ州ウィンチェスターにあった彼の書斎は、そのような装置であふれていた。その中には、迷路を説く機械仕掛けのねずみや奇跡のジャグリング機会などがあった。天井を縦横無尽に横切るのは、ドライクリーニング屋でみかけるような回転式の鎖で、名誉博士号のガウンが何着も吊り下げられていた。ガウンが部屋中を飛び交うさまは、まさに壮観だった。(P.216)

シャノンも「変人」だったのだなあ。
(音声ファイルで、竹内さんと茂木さんの変人論が飛び交っています(笑))

星の鼓動も聞こえるような

2006-04-22 01:47:03 | Weblog
ちょうど12時ごろに、家をでる。
少し肌寒かった。

すぐ近くのローソンで、赤飯と昆布のおにぎりと牛乳を買い、
坂道を登りながら、むしゃむしゃと食べた。

近くの中学校の下校時間と重なり、たくさんの中学生と
すれ違い、立ち食いをしてごめんなさいと、心の中であやまる。

気が付くと、だいぶ上まで登っていて、雲がずいぶんと
近くにあったので、その迫力に圧倒された。

・・・

夜、10時半ごろに、研究室を出る。
桜の木がたくさんある道を通り抜けて、
空を見上げたら、久しぶりに星が見えた。

昼間の分厚い雲は、細長くたなびき、
まるで白き川の天空を流れるかのよう。

キャンパス内は、星の鼓動も聞こえるような静けさで、
森がざわざわ、下水がちょろちょろ。

オレンジ色の光をみながら、坂道を下り、
ローソンで、野菜ジュースと、カントリーマアム。

緑の葉っぱがふえてきた

2006-04-21 00:55:09 | Weblog
以下のような要望を、ホームページを通して、関西テレビに送った。

***

たけしのコマネチ大学数学科」というフジ系列の番組を、
ぜひ放送してほしいです!
たけしさんが数学の問題を解くところが見てみたいですし、
選定されている問題も、一筋縄では解けないような
おもしろい問題だということなので、この番組を見て数学に興味を
持つようになる人達が、たくさんふえて、科学離れの問題にも、
良い影響を与えるのではないかと思います。
ぜひ、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

***

この番組が放送されている地区の人たちを、
うらやましく思う。


桜の花もだいぶ散って、緑の葉っぱがふえてきた。
それなのに、まだ、春らしい陽気を
あまり感じていないような気がするのは、気のせいだろうか。
イノシシの親子とはあれからも何度か会ったけれど、
イノシシは春の訪れをどうやって感じているのだろう。

横にスライドさせるドアだった

2006-04-19 01:29:24 | Weblog
今日、大学の生協の物理学のコーナーにいったら、
こんな本があった。

ファインマンの手紙

これで、3千円くらいって、安くないかい、
買おうかとも思ったけど、他に買いたい本があったので、
今回は買うのをやめて、立ち読みをした。

ジーン。

とても感動した。
普通の人としてのファインマンさんに、
じかに触れているような気がした。

ファインマンさんの手紙がいっぱい収めてあって、
物理学者同士のやりとりだけじゃなく、
一般の人たちとのやりとりも収めてあった。

ファインマン物理学を読んで感動した人、
将来のことに悩む学生達、テレビを見てファンになった女性、
子育てに悩む親など、たくさんの人たちと手紙の
やりとりをしていたみたいだ。

もしファインマンさんが、このインターネット全盛の時代に
生きていたら、大量のメールが来て、とても大変だろうな。

手紙には、ファインマン流のユーモアと優しさが溢れていて、
よりいっそう、ファインマンさんを好きになった。

うろ覚えだけど、たしか、

「知らないふり」をするのと、「知らないのを喜ぶ」のは、違う、

みたいなことが書いてあって、前後の文脈を忘れたので分かりずらいと思うけど、
ああ、僕もそうなれたらいいなぁと思って、
生協の外に出ようと思って、入り口のドアを押したら、
横にスライドさせるドアだった。

when I go back home

2006-04-18 00:32:22 | Weblog
I wonder if I might ask you one question.

There is a foreinger in my laboratory.
He is from Hong Kong and
got the academic degree of Ph.D at a university in USA.

He is a good English speaker and respectable scientist.
It is a exciting experience for me to communicate with him in English.

But, when I go back home from the laboratory,
I don't know what to say to him.

For a while, I always say to him, "See you".
Is "See you" bad manner greeting for the elder person ?

センチネル?

2006-04-17 00:56:11 | Weblog
内田樹さんが、京大で講義を行ったときの動画を、
購入できるそうです。

http://eau.jp/uchida2005/

ほしい!

サンプル動画がみれます。
内田樹さんの声は始めて聞いたけれど、こんなに繊細な声の持ち主だったとは!
流暢できれいな日本語を話す人だなあ。

ところで、サンプル動画に出てくる、「センチネル」って、
一体どういう意味なんだろう・・・。