坂道をのぼりながら

感じたこと、考えたこと、などなど。

岡田真澄さんと米原真里さん

2006-05-31 01:18:33 | Weblog
岡田真澄さんと米原真里さんが亡くなった。

岡田さんは、この間まで、猿知恵みたいなテレビ番組に
出ていたような気がしていたので、びっくりした。
小さい頃からテレビでよく見たりしてたし、
訃報のニュースを知ったときは、とてもショックだった。

米原真里さんの訃報という文字を見たとき、
どこかで見た名前だなと思っていたら、
養老先生と遊ぶ、という本に、養老さんの印象を
書かれていた方だった。写真も一緒にのっていた。
その養老さんについて書かれた、米原さんの文章が
とても印象に残っていて、その文章でしか米原さんには
触れたことがないけれど、その印象がとても強かったので、
僕の中での米原さんのイメージははっきりと存在していた。

岡田さん70歳、米原さん56歳。
お二人のご冥福をお祈りいたします。

虹と地震

2006-05-29 02:43:55 | Weblog
昨日、TOEICの試験監督のアルバイトを終えたあと、
虹を発見しました!

すごーく薄くですが、真ん中のちょっと下あたりに、
虹が見えると思います。

ジャワ島で大きな地震でたくさんの方が亡くなったというという
ニュースを見ていたら、
そういえば神戸も大きな地震が起こった街なんだということに
気が付きました。

僕は地震直後の神戸の風景は直接的には知りません。
昨日、虹を見ているときも地震のことは全然頭に浮かばす、
ただ見とれているだけでした。

地震を実際に経験した人たちは、昨日の虹を特別な思いで
見ていたのかもしれません。

ジャワ島の地震で亡くなった方々のご冥福と、
一刻も早い復興を祈っています。

試験を受けないのに会場に行く

2006-05-27 06:16:08 | Weblog
今日は、大学で、TOEICの試験監督のアルバイト。
いつもの何倍も早起きをして、シャワーを浴びた。

気持ちのいい朝だなぁ。

窓から見えるは曇り空。
最近は、少しドンヨリとしているくらいがちょうどいい。

昨日、学校の帰りに、
ローソンで買ってきたオールドファッションで腹ごしらえ。

これまで、TOEICは何回か受けたことがあるけど、
試験を受けないのに会場に行くのは、すごくワクワクする。

昨日は、事務の方と学生三人で、机に番号札をつけたり、
解答用紙を置いたりして、とてもおもしろかった。
僕が試験を受けたときも、誰かがこうやって準備をしていたんだ、
ということに、初めて気が付いた。

ちょっと予習をしておこう。
まずは、建物の入り口付近で受付をする。
椅子に座って、学生を待ち受ける。
ちゃんとできるだろうか、緊張してきた。。
学生がきたら、顔と受験番号を確認。

受付が終わったら、試験会場に入る。
学生は基本的に一番後ろにいて、
試験監督らしく振舞っていればいいので、
特に何もしなくていいのだけど、
遅刻をしてきた人には、教室の外で対応。

あ、試験が終わったら、解答用紙を集めたりするんだろうか。。
今日の打ち合わせでは何も言っていなかったけど、
たぶんしないといけないはず。

予習はこれくらいでいいや。
In My Lifeを聞きながら、
もうひとつオールドファッション。

From WHAT to WHY

2006-05-25 21:43:58 | Weblog
これまでは、これは何? あれは何? みたいに思うことが
多かったような気がする。

たとえば、論文を読んでいて分からない専門用語が出てきたりしたら、
Googleで検索するような感じ。

What is this ?
What is that ?

それはそれで大事なことではあるけれど、
もっと大事なことを忘れてしまっていた。

WHY?

問うこと。不思議に思うこと。
何かの背後には、必ず物理的あるいは歴史的な意味が潜んでいるはずなので、
WHY?と問い続けないと、そういうことには気づくことができない。

「From WHAT to WHY」

部屋の壁にでも貼っておこう。

雨の日はたくさん水を浴びて

2006-05-24 02:07:24 | Weblog
朝、大雨。

びしょびしょになった。
傘はさしていたけど。

でも、最近は、雨の日がとても心地よい。
なんとなく落ち着くような気がする。

坂道を上っていると、逆向きに水が流れてくるから、
それを見ながら歩くのがとても楽しい。

葉っぱもいつもよりうれしそうに見えた。
雨の日はたくさん水を浴びて、晴れた日はたくさん太陽の光を浴びて、
たまには犬におしっこをかけられることもあるかもしれないけど、
そんなことにはおかまいなく、それから天気予報にもおかまいなく、
春から夏、夏から秋、秋から冬、冬から春へと、
時間が流れてゆくのをじっと見守っている。


本「ふたりのロッテ」

2006-05-21 23:32:30 | Weblog
「ふたりのロッテ」
エーリヒ・ケストナー作
高橋健二訳

http://www.aga-search.com/421-2-8erichkastner.html

ある夏、スイスの林間学校で、ロッテとルイーゼはめぐりあいました。

ロッテとルイーゼがとても小さい頃、
お父さんとお母さんは離婚してしまいました。

ですから、スイスの林間学校で、ロッテとルイーゼが初めて顔をあわせたときは、
二人ともとてもビックリしました。
なぜなら、自分と同じ顔を持った少女が目の前にいるのですから!

さてさて、いったいぜんたい、
どんな物語が二人を待ちうけているのでしょうか?!

***

児童のための本であれば、離婚なんて悲しいことを書かないで、
楽しいくておかしなことを書いたほうがいいのではないでしょうか?

実際に、そういった批判が、本が出版されたばかりの頃、
たくさんあったそうです。

ケストナーは、「飛ぶ教室」の”第二のまえがき”のところでこう書いています。

「つまり、人形をこわしたからといって泣くか、すこし大きくなってから友達をなくしたからといって泣くか、それはどっちでも同じことです。この人生では、なんで悲しむかということはけっして問題ではなく、どんなに悲しむかということだけが問題です。子供の涙はけっしておとなの涙より小さいものではなく、おとなの涙より重いことだって、めずらしくありません。誤解しないでください、みなさん!私たちは何も不必要に涙もろくなろうとは思いません。私はただ、つらい時でも、正直でなければならないということです。骨のずいまで正直で。」

ちなみに、ケストナーさんは、こんな顔をしています。
最初、ケストナーさんの顔を見たときは、びっくりしました。
こんなに厳しい顔をしているなんて!
でも、だからこそ、「ふたりのロッテ」のような離婚という悲しいテーマの
小説でも、ユーモラスに書くことができたのだと思います。

暗号?

2006-05-14 16:19:16 | Weblog
英語の論文を検索しようと思って、タイトルを入力していたら、
全角入力のままになっていた。

phy氏cs案d間てぇ町cs尾fてぇ背紺dぁw尾fてぇrもdyなみcs

正しい英語のタイトルは秘密です(笑)

小さなゆずのかけら

2006-05-14 15:29:25 | Weblog
新たな店をひとつ開拓した。
六甲道駅の近くにあるラーメン屋さん。

「あっさりらーめん」というものを注文。
チャーシュー大盛りで。

スープが独特の味をしていた。
しょうゆっぽいけど、関東で食べたようなしょうゆのスープとは
違っていて、ちょっと甘い感じがした。
小さなゆずのかけらが入っていて幸せだった。
お風呂にゆずを入れたことはあるけれど、
ラーメンにゆずが入っているのは初体験。
とんこつスープやみそのスープに、
ゆずを入れたらどうなるんだろう?

麺は細麺。味たまご付き。
僕の嫌いなメンマは入っていなかった!
野菜も豊富。白菜、昆布、小さなえびが2つ。
えびは嫌いなので、スープの下のほうに沈めて、
浮かんでこないように祈りながら、細麺をすすった。

お昼時たったので、白ご飯がただで付いてきた。
昔は、ラーメンとご飯の組み合わせは好きじゃなかったけど、
最近、白ご飯で口直しができることに気がついたので、
ラーメンとご飯の組み合わせも大丈夫になった。

今度行ったときは、
「もやしたっぷりらーめん」を注文しようと思う。
ご飯付きで。

本:「夕凪の街 桜の国」

2006-05-12 00:24:50 | Weblog


夕凪の街桜の国
こうの 史代 (著)

こうやってブログを書いているときに、
原爆が落ちてきたような感じだったのだと思う。
去年の夏くらいに、戦争のことを考えてみようと思って、
この本を購入した。原爆投下によって、たくさんの人たちが
亡くなったし、放射能による後遺症で多くの人たちが苦しんでいる。
この漫画は、3つの部分、「夕凪の街」、「桜の国(一)」、
「桜の国(二)」からなっている。
最初の話は、被爆者である若い女性が主人公。
もう同じような気持ちで桜の木を見ることはできない。
命は受け継がれ、桜の木は、再び花を咲かせる。

桜の季節が終わり、木々は緑の葉っぱをたくさんつけて、
小鳥たちも元気に鳴いている。梅雨入りして夏が来る前に、
もう一度この本を読んで、それから今年の夏は広島に行きたい。

今日も風はふいて、葉っぱはゆれている。

へびのように雨の流れる

2006-05-08 02:52:36 | Weblog
僕は、ただただその模様の変化の様子を見て楽しんでいた。

***

大阪の伊丹空港に向かって飛行機が下降しはじめ、
雲の中に突入。

宮崎空港を出発するときは、うっすらと晴れ間が
出ていたのだけど、近畿地方では、
だいぶん雨が降っているようだった。

前の席に座っていた、3、4才くらいの女の子が、
窓のほうを見ながら、
「へびみたいー」
「雨が流れてるー」
とはしゃいでいた。

女の子がそうやってしゃべっているのを聞いて、
とてもびっくりした。
へびに喩えるのもすごいし、「雨が流れる」という表現も、
「雨」と「流れる」という単語がちゃんとつながって、
なんだか詩的だなぁと思った。

***

女の子の表現を拝借すると、僕がただただ見ていたのは、
飛行機の窓を、へびのように雨の流れる様子でした。