坂道をのぼりながら

感じたこと、考えたこと、などなど。

風の涼しい一日

2008-08-31 18:03:15 | Weblog
今日で8月も終わり。
関東や東北地方は大雨とのこと。

札幌は朝から快晴で、
部屋の中を涼しい風が時折吹きぬける。

今日は、お昼くらいに起きて、
散らかり始めた部屋の掃除や、
掃除の合間に本を読んだり。

さっき外に出かけて、
駅の近くの中華料理のお店で
野菜炒め定食を食べてきた。

玄関に犬の人形が置いてある家の前で

2008-08-18 00:09:43 | Weblog
いつもの道を自転車で走っていると、
玄関に犬の人形が置いてある家の前に、
白猫がちょこんと座っていた。

自転車を止めて、猫のほうへ近づくと、
猫も、ぼくの方へ近づいてきた。

あんまり人見知りをしない猫のようだ。
少しだけ僕の足元に体を寄せたあと、
少しふっくらしたお腹を青空に向けて、
ごろりと地面に寝転がった。

腰をおろし、しばらくその様子を眺めていたら、
玄関に犬の人形が置いてある家の2階の扉が開き、
おばさんが窓からひょっこりと顔を出した。

そうか、このおばさんが、
玄関に犬の人形が置いてある家の住人なのか。

「その猫、人なつっこいでしょう」
「あ、はい」

白猫は、地面に横たえた体を起こし、
再びぼくの足元に体を寄せてくる。

真っ白な猫というわけではなく、
淡い青色の毛も少しだけ混じっていた。

白猫の背中やお腹を少しなでてみる。

「その猫ね、このあたりで、よく見かけるのよ」

2階の窓から、おばさんの声がしたので、
おばさんの方を見上げると、
手に痛みが走った。

白猫くんが、ぼくの右手の甲に噛み付いたのである。
とっさに手を引っ込めて、眼を2階のおばさんから
地面の方へと移すと、大きく開けた口から
白猫くんのとがった白い歯が、一瞬のあいだ見えた。

「大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
「その猫ね、体に傷が多いでしょ。
どこかよそに行って、よく喧嘩をしているみたいよ」

たしかに、こめかみのあたりに、
小さな丸い傷があって、血が固まっていた。
喧嘩でできた傷なんだろうか。

「昔は、もっとやせてたのよ。
いまは、ずいぶんふっくらしてきてね。
喧嘩で負けないように、よく餌を与えてたの」

白猫くんとバイバイする。

「どうもありがとうね」と、
2階の窓からおばさん。

キャンパスのメインストリートは、
緑で覆われている。

紀伊国屋で、「若草物語」を購入し、
再びキャンパスを通って、来た道を戻る。

もう真っ暗になっていた。

夕食は、洋食屋さんの「ぱぴぷぺぽ」で、
メンチカツ定食を食べた。
久しぶりの「ぱぴぷぺぽ」。

犬のはなが迎えてくれたので、
うれしかった。




とんかつ

2008-08-13 21:17:28 | Weblog
祖母のお葬式が行なわれたのが
7月26日、土曜日。

港祭りの日だった。

お葬式から、
今日で18日目。

亡くなる何年か前くらいから、
祖母は、母のお友達の方に、
いろいろとお世話になっていた。

ぼくも一度、
母のお友達の方たちに、
祖母と一緒に、お昼ごはんを
食べに連れて行ってもらったことがある。

たしか、とんかつ、を食べた。
今年のお正月に、実家に帰省したときだったかな。

そのときは、祖母はまだ食べる元気があって、
椅子に座って、しっかりと食べていたと思う。

普段ぼくは、実家を離れて一人暮らしをしているので、
母のお友達の方と祖母と一緒に食事をしたのは、
そのときが初めてだったけれど、
そのようにして、よくお世話になっていたということを
母から聞いたりしていた。

お葬式の弔辞で、そんなことを
言おうと思っていたのだけど、
うまく言えなかったので、
ここで改めてお礼を。

いろいろとお世話をしていただいて
どうもありがとうございました。

***

札幌の夏は涼しい。
青空に高く高く響くような
セミの鳴き声は聞こえない。

夜になると、草むらから、
リーンリーンリーンと、
虫の鳴き声が聞こえてくる。