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ハーモニカの上手な中国人の女の子

ハーモニカの上手な中国人の女の子は、どうやら引っ越したみたいだ。その中国人の女の子は上の階の部屋に住んでいて、とくに仲良くしていたとかそういうわけじゃないんだけど(顔を見たこともなければ話したこともない)、なんだろう、少し寂しい。

去年の10月に神戸に引っ越してきたとき、ぼくは気持ちが少しふさぎこんでいて、自分の部屋にいても(むしろ部屋にいたほうが)安心できるというか落ち着くというか、そういう気持ちになることがほとんどなかった。そんな感じで毎日がおもーく流れていたときに、ふっと、窓の外からハーモニカの音色が聞こえてきた。たしか「星に願いを(When You Wish upon a Star)」だったと思う。しばらくの間、そのハーモニカの音色に耳を澄ませていた。途中つっかえつっかえしながら、がんばってハーモニカを吹いている感じがすごく伝わってきた。息をしっかりと吹き込んで、ひとつひとつの音がまっすぐに響いてきた。そして、少なくともその音色を聴いているあいだはおもたい気持ちが消えていた。薄暗い部屋の中の空気もちょっと変わったような気がした。

結局、一度も顔を合わせることはなかった。でも、窓の外から聞こえてくる屈託のないハーモニカの音色やその女の子の明るくて元気な声を聞いていると、よし、ぼくもがんばらなくちゃな、という気持ちになった。

べつに中国人の女の子は、ぼくに聞かせるためにハーモニカを吹いていたわけじゃないだろうけど、まあ、何はともあれ、結果として元気づけてもらったわけだし、やっぱりありがとうって言いたい。ほんとうは、ドアをトントンってノックして、「あなたのハーモニカの音色にいつも元気づけられていました」って、言えると良かったのだけど。

どうもありがとう。元気でがんばってね。

http://bit.ly/g78ZBf
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まゆげのこと

ぼくの眉毛はとても濃いのだけど、一度、ものすごく細くなったことがあった。
床屋(どちらかといえば、美容室みたいなところだった)に行ったときに、ものすごく丁寧に眉毛を剃ってくれて、起き上がって目の前の鏡を見たときとてもビックリしてしまった。

なんていうんだろう、いつもの眉毛を海苔くらいの太さだとすると、そのときはきんぴらのごぼうとかにんじんくらいの太さ(細さ?)になっていた。

いや、べつに眉毛の形や太さに特別なこだわりがあるわけじゃないからべつに良いのだけど、すごくビックリしてしまったわけです。たぶん、その顔を剃ってくれた若いお兄ちゃんは、「なんだって、こんなに眉毛が太いんだ。よし、ここはオレがいっちょカッコよくしてやろう。」と思って、とても丁寧に気合を入れて剃ってくれたのかもしれない。「こんな感じでどうでしょう?」と聞かれたので、「はい、バッチリです。」とニッコリ笑って答えた。でも内心は、かなり動揺していたのだ。

その日はすごく寒い日で、床屋を出ると冷たい風がビュービュー吹いていた。眉毛のあたりがスースーして、とても心細くなったのを覚えている。
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Snow

うわ、雪が舞ってる。

Little snow and sunshine from a gaposis of clouds.
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くるくる回る、そしてハムエッグ

こんなことを言うと、なんだそんなこと当たり前じゃないか、と言われてしまうかもしれないけど、「ものって、うごく」んですね。たしかに、僕だってそんなこと当たり前だと思う。生まれてこのかた、「物が動く」ということを、一度として疑ったことなんてないもの(ダジャレ)。いや、疑うとか疑わないとか、そんなことを意識的に考えたことなんてさらさらない、もの。

お前は一体何が言いたいのだという声が、どこからか聞こえてきた。すみません。僕なりにいま自分が感じていることを、できるだけうまく表現しようと努力(しようと)しているのだけど、なかなか「そこ」に切り込んで行くことができないのです。

「ものって、動くんだね」と突然だれかに言っても、「それがどうしたっていうのよ。ものが動くのなんて当たり前でしょ」という返事が返ってくるのがたぶん関の山だ。「いや、だからさあ、この、ほら、(卵を手に持って)こうやってこうすると、こうやって回転するじゃないか!」と必死に説明すればするほど、「そんなこと言ってないで、早くハムエッグを作ってよ」と冷ややかな視線が僕の顔に注がれているのを(想像上だけど)感じる。

そうだな、「物が動く」って言うとき、僕は特に「回転(rotation)」のことを頭に思い浮かべているかな。もちろん「動く」といったら、「回転」に限らず、石ころを投げたときにその石ころがきれいなセンターフライみたいに「放物線を描いて移動する」だとか、豆腐を上から押しつぶしたら豆腐の形がぐにゃっと「変形」するだとか、いろんな種類の「動く」が考えられるのだけど(他にはどんな「動く」があるだろう)。

とりあへず「回転」のことに話を限ってみよう。たとえばあなたの目の前で、卵がテーブルの上をくるくると回転していたとする(もちろんハムエッグを作る前に)。そして、どういうわけか、あなたの胸のうちに、この「卵の回転」を理解したいという気持ちが芽生えてきてしまった。ハムエッグどころじゃないわ、どうやったらこの卵のくるくる回る「動き」を理解することができるのかしら?という疑問にあなたはとらわれてしまった。

さて、どうしよう。「もう一個、卵もあることだし、ハムエッグを食べてから考えたら?」と僕が提案してみても、「ううん、だめ。ハムエッグを食べている場合じゃないのよ」と彼女はとても真剣だ。そして、僕は早くハムエッグを食べたい。お腹がすいているのだ。

「一つの固定点を持っている場合」と、僕の持っている物理学の教科書には書いてある。「そのとき、剛体の最も一般的な無限小の変位は、その定点を通るある直線の周りの回転となる」

剛体は、英語でrigid body。硬い物体、という意味。なので、ここでは「卵=剛体」ということになる。

「ねえ、それって一体どういうことなの?」
「そうだね、たとえば僕が顔を少しだけ動かすときに、鼻のてっぺんの位置を動かさないで顔を動かすとしてみよう。そして、顔の正面から後頭部のほうに向けて、鼻のてっぺんを通るような直線を考えてみる。そうすると、顔の動きがどんな動きになっているかというと、その直線を回転軸にして、顔が回転していることになるんだ。」
「なんだかよく分からないわ。」
「画用紙を卵型に切り抜いて、その切抜きを平らな壁に適当にピンで止めたとしよう。そして、切り抜きの周辺に車のハンドルを回すときみたいに力を加えてやると、ピンの所を軸にして卵型の切り抜きが回転するよね。」
「ふーん。それで?」
「うん。もう一回、教科書に書いてあることをみてみると、『無限小の変位』って言葉が出てきている。これがポイントなんだ。」

僕は、ハムエッグを食べたい気持ちを抑えて、手に持っている卵をくるくる廻してみた。

「実際の卵の回転は、回転軸が時々刻々と変化している。でも、すごーく短い時間の間には、卵はある直線の周りをほんのちょっとだけ回転しているだけなんだ。つまり、卵の回転はいっけん複雑な動きに見えるんだけど、それは無限小の変位(回転)に分解することができて、そういう小さな小さな回転が積み重なると、いま目にしているような複雑な回転になるってわけなんだ。」
「ねえ、すごーく短い時間って、どのくらいの時間なの?」
「鋭い質問だ。無限に短い時間。」
「そんなこと教科書に書いてあるでしょ。まあ、いいわ。ハムエッグを食べましょ。」

僕はハムエッグを作って、トーストを焼いた。コーヒーも入れた。
「良い匂いね。」彼女はそう言ってハムエッグを一口食べる。「おいしい。」
「よかった。」

***

すみません、結局何が言いたいのかまとまらず、何故かハムエッグの話で終わってしまった。なんだか、ハムエッグが無性に食べたくなってきた。
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なんだか、せせこましい話で

「カバーをお掛けしてもよろしいでしょうか?」
と、店員さんに言われた。東京の、とある本屋さんにて。

こう言われると、ぼくは少し戸惑ってしまうのだけど、
どうして戸惑ってしまうんだろう?

「カバーをお掛けしますか?」
だったら、分かるのです。

カバーを掛けてほしいときは、
「はい、お願いします」
と返事すれば良いし、
カバーがいらないときは、
「いいえ、いらないです」
と返事すれば良いので。

でも、
「カバーをお掛けしてもよろしいでしょうか?」
と言われると、なんというか・・・。

このときは、どういう返答をすればよいのだろう。
この質問を文字通りに受けとめて返答すると、
カバーを掛けてほしいときは、
「はい、よろしいです」
カバーがいらないときは、
「いいえ、よろしくないです」
となると思うのだけど、
うーん、ちょっと変ですよね、こういう答え方は。

なので、少しぐずぐずしてしまって、
「あ、えっと、カバーはいらないです・・・」
みたいな感じになってしまう。

たぶんだけど、「カバーを掛けてもよろしいでしょうか?」のほうには、
「私たちは、book coverを付けることを厭いませんよ。
ご遠慮なさらないでくださいね」
というメッセージが含まれていて、
それが積極的にお客さんに伝わることが意図されているんだと思う。
うーん、でもこれはぼくの思い込みかもしれない。

とにかく、「カバーを掛けてもよろしいでしょうか?」と聞かれて、
「あ、えっと」という1秒くらいのあいだ、
「うん?お店の人がbook coverを掛けても良いかと聞いているぞ。
ぼくはbook coverはいらないのだけど・・・。えっと、えっと・・・。
なんで、そんなややこしい訊き方をするんだ!」
と、少し混乱してしまうのである。

そういうわけで、ぼくはシンプルに
「カバーをお掛けしますか?」と訊かれるほうが良いのだけど、
こういうのは人によって感じ方が違うのかな。
すべてはぼくの気のせいなのかもしれない。
なんだか、せせこましい話でごめんなさい。

ちなみに、英語だとこんな感じのやりとりになるのだろうか。

やりとり1。
「Dou you need a book cover ?」
「Yes, I need. (No, I need not.)」

やりとり2。
「Would you mind if we put a cover on this book ?」
「No, I wouldn't.(Yes, I would.)」
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November 12th

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October 6th (Wed.)

10月3日に神戸に引っ越してきた。
今日で4日目。
ひたすら掃除をしたり、生活に必要なものを買ったりして過ごす。

あ、折りたたみ式の机があったら便利かな?
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October 1st (Fri.)

久しぶりに晴れる。

A family of cats on river side.








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September 14th

Dog at the entrance.


(Picture taken at September 12th.)
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September 1st

今日から9月。

口の開け方を練習した。
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